奥様は商社ウーマン

商社ウーマンの奥様の都合でハンガリーに移住したあと、グローバルITエンジニアの旦那の仕事でドイツに移住した夫婦の日記。現在は年子の男の子二人を育児しつつ、日本で働いています。

隣の国なのにまだ行ったことのなかったスロバキアに
ハンガリーから車で向かう。

クロアチアに行った時は関門はあったけど、
スロバキアとの国境はもはやスルーになっていて、
スロバキアに入ったことに気づいたのはしばらく走って
道の広告がスロバキア語になっていることにふとびっくりしたから。Σ(゚Д゚)

 そういえば、今年の7月からクロアチアもEUになったので
関門は撤廃になっているかも。
EUは文字通り国境撤廃なんだなと今更ながら感心

途中まで景色はあまりハンガリーと変わるような
変わらないような。

例えば、牛。
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丘の間のまちはなかなかかわいい。
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酸素を売っている会社(?)を通り過ぎ、
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道ばたの新郎新婦も通り過ぎ
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やっと本格的な山が見えてきた。
 このへんは完全にハンガリーにはない風景。
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最初に目指すのは、ずばり、温泉!

はい、これ。
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森の中の池ってかんじ。(水温33度ぐらい)

藻がちょっと浮いているにもめげずに入る!

暫く入っていると寒くなるけど、
上がった後はお肌すべすべ

…な気がしている。(・_・)

泊まった山間のまちのインフォメーションセンターで郷土料理をきいてみる。
(今回は大好きな地球の歩き方を忘れてきてしまったので)

「ヤギのチーズで作ったパスタだけど、
外国人はたいてい嫌いだよ。」

と言われた。

いきなり前向きな気持ちをスロバキア観光局(?)職員に打ち砕かれる。Σ(゚Д゚)

というわけで、スロバキア料理の写真はなし。

結局そのパスタを食べて悪くなかったし(私の味覚では)
スロバキアのデザートは何を頼んでも必ず生クリームがついてくる。
(メニューに書いてなくても)だけど、
そしてめちゃくちゃ美味しかった!牛をそこら中に飼ってるだけある!
スロバキアにお越しの際はぜひ…

全体的に山小屋なイメージのスロバキア。
とても居心地がいい。(またジブリが頭をよぎる)
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第二の目的地は氷の洞窟。
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中には1万年前の洞窟ベアーの骨とか300年前の発見者のサインが
残っていてなかなか面白かったけど、
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なんせ中の気温は1.3度からマイナス5.7度。
出てきた時にはいいかんじにしっかり冷えた状態に。

第三の目的地は山の頂上(Chopok山 2,024m)

頂上は石がごろごろしていて
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雲がじかに通り過ぎていく。
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下は見えてるか見えないか微妙なライン。
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唯一の指標は東京までは8600kmらしいこと。
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山の天気は変わりやすいというが、
頂上で写真を撮った1分後には霧に覆われ、
3m先も見えない状態。

豪雨に降られつつおりる。


平野におりて走っていると見事な快晴。
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でもやっぱり山はいい

スロバキアの素朴かつ針葉樹林なかんじもすごくいい。

今回は行く前が怒濤の出張スケジュールだったので
スロバキアの夜はデマノフカというハーブの蒸留酒を飲んで(美味しい!
ひたすら睡眠補給をしていた。きっとまた来るでしょー

デマノフカというのはデモン(=悪魔)から来ているスラブ語。
今回行った洞窟もデモンの谷にあったし、
デモンの山もあったし
ひたすらに悪魔に囲い込まれてた国なのかな。

デモンの国、良い。


P.S.
スロバキアに行って実ははや2週間。

ハンガリーに帰ってからは今度は怒濤のビジネス来客。

 仕事の来客 = ホテル&空港の送迎+もれなく会食

少しは怒濤が大河の流れぐらいになることを願っている。


旦那さんが夜中にゴキブリと戦っている間(→深夜のトイレ参照)
奥様はひたすらに寝ていたわけは…

とてもとても疲れているためです!(; ̄Д ̄)

寝付きはだいたい30秒です。
その後、一度も起きることなく夢をみることなく朝を迎えます。
夜中の旦那さんへの返事はだいたい自動です。


疲れている原因の一つは最近の密度の高い出張。


ということで、初めてカザフスタンに出張で行ってきました。
モスクワ大学時代にたくさんのカザフスタン人の友達がいたので
前から訪れてみたかった国。

ハンガリーから(日本からも)直行便がないのでロシア経由。
8月末というのに気温11度ぐらいのモスクワ。

一日ロシアで働いた後、カザフスタンに移動。
カザフスタンは33度。

そもそもカザフスタンがどこかっていうと、ここ↓
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モスクワから約4時間半のフライト。
 ぐんぐん日本に近づく。(アジアが近いという謎のワクワク感


カザフの右下の方にあるアルマタはずっと首都だったが、
1997年にアスタナに首都が遷都されてからは首都ではなくなったけど、
カザフのビジネスと文化の中心地であり続けている。
(アスタナは純粋に官僚のまちらしい。
政治とその他を分離するのはなかなか思い切った政策だと思う。)

山に囲まれたアルマタの雰囲気は
中東30% + 中国30% + ソ連60% というかんじ。(私の独断)

トルコと中国の資本が流れてきているのだが、
モスクワほどの資本主義の波はまだ来ていなくて
脈々とソ連時代の雰囲気を残している(サービス面含め)

そのせいか分からないが、ホテルのトイレで足の置き場が、ない…

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そんなカザフスタンで買ったスリッパは質が高い
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因みに、なぜか全然分からないけど、ハンガリーでは
どこのスーパーでもデパートでもスリッパがみつからない…
裸足で過ごす文化もないはずなのに。


 カザフスタンに話を戻す。

カザフ語というのがしっかり存在しているんだけど、
ソ連の一部になっていた間にとってもしっかりしたロシア語教育が行われ
カザフスタン人自身もロシア語しかできなかったり
でも農村地帯の人にはソ連の支配がそこまで及んでなかったりして
言語面がぐちゃぐちゃ状態なので

全てカザフ語とロシア語併記という解決策をとることに

↓この旅行代理店は上が英語、右がカザフ語、左がロシア語、
ドアにはアラビア語(?)で書いている。
英語で書いてる内容が一番薄い。

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カザフでも精力的に仕事をしたけど、
幸いちょっと時間もあり、アルマタ近くの山に連れて行ってもらった。

町から見えている山がちょっとかすんでいたので
山では雨が降ってるのかなーと言うと

「ううん、スモッグだよ。」

との答え。
発展している証ということで…(・.・)

さすがに山にたどり着くと、空気がちょっと浄化されている。

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ロープウェーがちっちゃい。

黄昏時で奇麗。

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その後、ディナーに向かう。カザフ料理といえば、

ケバブ!

アジアの法則に則り、きたなめ~な店がおいしい。

ということで、現地の人が連れてってくれた店は天井なし、
壁もあったりなかったり、
飲み物は横のショップからじかに調達してくるという
そんなケバブやさんだったけど、やっぱり美味しかった

カザフで女子に出されるビールはストローが必須

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風味よりも口紅が落ちないことを大切にしている。

お支払いは勿論、カザフの通貨、テンゲで。

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テンゲはなんと2012年に発行された世界中のお札の中で
最も美しいお札に認定されたらしい

帰りはまたロシア経由(仕事)でハンガリーに帰ったのだが、
カザフ-ロシア間の時差は2時間
ロシア-ハンガリー間の時差も2時間

仕事しつつちょっとづつ西に移動する私の一日はものすごーく長く
しかもその前日にとてもしっかり現地の人たちと交流したので
2時間しか睡眠が取れておらず、
終わらせないといけない仕事で飛行機も寝れず…

でも仕事はいっぱいできました


商社は体力だな、やっぱり。


P.S.
 これを書いている今日、旦那さんとチャリを購入しました。
 これで体力をつけよ

ハンガリーではサイクリングがとてもポピュラーなので
(けっこう平らな地形だし)
便乗をしてみた。





出張から無事に帰れたので前回予告の通り
ハンガリー人のお宅にお邪魔した話。

突如誘っていただいたお宅は
ケチュケミート市(ヤギの野原という意味)にあって
ブダペストから約95km。

何かあるといつもハンガリーの歩き方を参照する私たちは
探してみたのだが、見当たらず。
ということで、日本からの初来訪者の気持ちで訪問。
 因みに、ハンガリーで8番目ぐらいの大きさのまちらしい。
因みに日本の8番目の都市は川崎市らしいー

そして青森県まで8670km!うぅーん~彼方。
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この間の緯度の話がよみがえる。(→ギリシャの話参照)

まちの中心の役所は120年前ぐらいに立てられまぁまぁ立派なかんじ。
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まちにはカトリック、プロテスタント、ユダヤ教、バプティスト…と
キリスト教のいろんな宗派の教会が建てられ、
夕方5時半にまちの広場にたってると町中のいたるところから
鐘の音がきこえてくる。

一緒にいたF氏が奥さん(チェコ人)にプロポーズした時も
たまたまいっせいに鐘が鳴ったとか。(いいなーいいなーー

で、この役所の前たくさんのパンを並べて
その前で演説をしている人を発見。
何をしているのかとF氏にきいてみると、
自分の村の宣伝をしているとのこと。

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そして目の前のパンは村の宣材品=フリーフード!
フリーフード大好きな私はパンをせしめようと向かっていったものの…

地元のおばあちゃんにあっけなく負けてせしめれず…
 ※おばちゃんに負けたわけではなく、れっきとしたおばあちゃんに負けた

しょーがないので同じ広場でやっているパンの試食に流れる。
(パンまみれのこの日の広場)


これは黒パンに豚の油をバターがわりに塗って
生のタマネギをのせたもの。国民食の一つらしい。
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気に入ったF氏が実家用に購入するが、デカイ。
(その後、ご家族の方と会って、この分量が一日でなくなることが分かった)
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F氏の実家にようやくたどり着いてみると、
おうちの前の通りはこんなかんじ。とてものどかでよい。
※あくまでケチュケミート市内

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各お宅に最低一匹の犬が住んでいること確認。

ところでケチュケミート市には最近ベンツの工場が建設されたとのことで
ベンツで働く人たちのために丸ごとたてられた村が近くにあるということで
ちょっと行ってみた。
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けっこう大きめの一家族一軒家だし、こんなところ住めてなかなかいいな~
と思って眺めていると

「こんな同じような家ばっかりでいやね~」

と横のハンガリー人の感想がきこえてくる。

そこまで気にならない日本から来た私たち。

いきなり飛んで
その次の日、さらにケチュケミート市から60km先の
F氏のおばあちゃんが住む村に向かう。

この村で何をするかというと、なんと

葡萄の収穫!( ・∇・)

8月末はもう秋の気配なのでね。
なんせ青森県の上の北海道の上ですから。

村までF氏パパと向かっていく。
パパはソ連時代に軍役についている間、
ウクライナに滞在していたのでロシア語とウクライナ語のまじったので
話しかけてくれる。たまに分からないがハンガリー語よりは分かる。

神戸の話になった時にパパがいきなりハイテンションで
「知ってるよ!KOBE!あれはいい工具だ!KOBE!」
と叫びだした。

神戸は知っててもKOBEは知らない私たち。(・_・)
いちおこんなかんじで存在はしているみたい。

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なんだかんだで村につき

なんだかんだで葡萄畑にたどり着き、

収穫を開始する。
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永遠と続く(ように見える)葡萄棚。

重ねて言いますが、葡萄狩りではない。葡萄収穫である。

勿論、ちょいちょい食べてもいいが、ひたすらに狩る。
チョキチョキ狩る。肉体労働をバイトを生涯でしたことのない私が狩る。

この葡萄はゆくゆくはワインになっていくのだ。
収穫よりワインを飲む方が好き。


狩りまくっている最中にF氏のおばあちゃんが現れる。
すっかりコックの様相。

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一品目はブイヨンベースのスープ。
ブイヨンのもとではなく、肉をコトコト煮て作ったブイヨンスープ。
(横に積み上げられた骨がこの事実を裏付けていた)

スープの中のジャガイモや人参やハンガリー風のパスタ(原料は小麦と卵)は
全ておばあちゃんの畑から&家畜からとれたものとのこと!
いわゆる、ナチュラル製品。

二品目はキャベツで肉を巻いて、パプリカソースで煮て
サワークリームで味つけしたもの。
いわゆるロールキャベツ。

肉体労働の後の食事はうまい!

その後も葡萄の収穫は続く…
わいんわいんわいん…ワインを思い浮かべながら狩る。

収穫に収穫をしてこれだけ集めたのでした。(20人ぐらいで)
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後日談だが、次の月曜日に同僚に血色が良いねー
と言われた。
意外な効果。

帰りに隣村のケーキ屋さんに寄って帰った。

ハンガリー人がとても甘党というのは以前にも書いた通りだが、
この村のケーキ屋さんも大盛況。
まさに老若男女、村の人口の半分はいるんじゃないかという
盛況っぷり。

ケーキはこんなかんじ。この高さと層の数で200-300円の値段。
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お持ち帰りのケーキはこんなかんじ。ずっしりと重い。
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しばらくは肉体労働はいいやと思いつつ
次の日は会社に出社したのでした。

P.S.

これをアップしている本日は学校がスタートする日。
車を運転しつつ仕事に向かっていると、いるいるいろんな年齢の
小学生や中学生や高校生。

白のブラウスに黒のスカートに白いタイツが女の子の正装。
男の子は特に正装は気にしていない模様で判明せず。

ぞくぞくと向かう義務教育を受けている人たちの中で
セーラー服の女の子たちも発見!
上はセーラー服だけど下は私服なので

上:セーラー服
下:ホットパンツ
靴:10cmはありそうなヒール
小物:サングラス

という方向性の定まっていないティーンエイジャーも発見。

キラキラ光線(別名、私イケてるでしょ光線)を放ちながら
学校に向かう彼女を見送りながら

ハンガリーのこの町では時間は1990年代でストップしているのかも
と思うのでした。


旦那です。


ハンガリーは最近もう完全に秋という感じです。

昼間は30度行ったりする日もありますが、朝夕は16度とかです。ブルブルですよ。


で、そんなブルブルな中、今日用事があって会社に行きました。


さくっと用事は終わって帰ろうとすると、エンジニアのGさんが「コーヒー飲もや!」というので、

近くの別のオフィスビルにあるコーヒー自販機にコーヒーを飲みに行きました。




こいつです。

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大体60フォリントから90フォリントぐらいのお値段でいろんな種類のコーヒーが飲めて、

チョコドリンクとか、ホットミルクもあります。


しかしまーこいつがポンコツで、

カップから溢れるほどの量入れたりするときもあれば、

半分ぐらいの量の超濃厚なやつが出てくるときもあります。


半分て。


砂糖は全然溶けきれへんぐらい入れてくるし、

なんかほんまに共産主義時代の機械って感じの自販機なんです。



僕はいつもチョコレートカプチーノっていうやつを飲んでるんで、

この日もチョコレートカプチーノを買おうとして100フォリントを投入しました。


「チョコカプチーノ 砂糖多め」ボタンを押すと、

チョコレートカプチーノは90フォリントなので、10フォリントのおつりが吐き出されて、

いっちょまえに「ガガガガ」的なそれっぽい音を立てながら作り始めました。


このポンコツが!


このポンコツマシンは100mlぐらいのチョコレートカプチーノ作るのにじっくり1分半ぐらいかけちゃう職人気質な野郎で、

しかも一旦途中で謎の5秒休憩を挟みます。

これにいっつも騙されて、自販機の取り出し口を途中で開けそうになります。



で、Gさんと話をしながらできあがりを待ってました。


自販機「 ・・・・・ ガガガガ」

おれ「犬飼いたいねんけど、ペットショップ行っても犬おらんねん。どこ行けばいいの?」

Gさん「犬はな、なんかボランティアの人たちが郊外に大きい庭付きの家借りて捨てられた犬とかのめんどう見とるとこあるから、そこ行けばえぇねん。どれでもタダやで!だからペットショップに犬おらんねん」

おれ「マジで?!Gさんの犬もそこのやつなん?」

Gさん「せやで。ただ、血統書つきの犬がえぇんやったら、それはブリーダーの人見つけなあかんわ」

おれ「あーそういう感じなんや。奥様は猫がえぇっていうとるねんけど、猫もおるん?」

自販機「ガガ ・・・・・ 」

おれ「あ、できたできた」 パカッ

Gさん「まだやで」 

おれ「あ、ほんまや!途中でカップとってもたけど戻せば大丈夫かな?」 カチッ

Gさん「大丈夫ちゃう?」

自販機「 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ガガガガ」

おれ「大丈夫そやな」

Gさん「で、猫もおるで。というか猫どころちゃうで!動物園みたいにいろんなやつおるで!前行ったときはラマがおったわ!」

おれ「え、マジで?!もしかして馬とかもおんの?」

Gさん「おるおる!なんでもおるで!一回試しに行ってみたらえぇねん!」

自販機「チャリンチャリン」

おれ「へー!どこなん?」

Gさん「郊外やな、ググったらでてくるで」






おれGさんん?





おれ「今なんか落ちてこんかった?」


Gさん「おつりのとこ見てみて」









おれ「なにこれ!130フォリントあるやん!!」



なんとこのポンコツマシンは、90フォリントのカプチーノに10フォリントのおつりを返した後、追加で130フォリントくれたんです!



まさかこんな身近にこんな錬金術があるとは!










Gさん「バグや!」







バグ。


システムエンジニアにとってはあんまり良い響きではないですが、僕はけっこうバグ好きです。


バグの原因を探すのってパズルを解くのに似てるんですよね。

暗号解読ゲームみたいな、謎解き脱出ゲームみたいな。


で、バグにも解くのが簡単なバグとえげつないバグとあります。


簡単なものは、再現性があるものです。

つまり、何回やっても、特定の動作をすれば必ず起こってくれるやつです。

こういうやつは手がかりが得たい放題なんで、割と簡単に原因を特定することができます。


逆に、特定の動作をしても、必ず起こってくれないバグもたくさんあります。

中には、「2年前にもおんなじの起きたけど、結局原因わからんかったし再現せんかったから、お客さんにも原因追求ごめんなさいさせてもらった」みたいなものも、たまーにあります。

こういうのはとてもマニアックなものが原因であることも多く、原因を特定するのがもうほぼ不可能なみたいなやつもあります。


とにもかくにも、バグを見つけたら再現するか確かめるのはシステムエンジニアの習性みたいなもんです。


特にGさんなんかはガチガチのエンジニアなので、早速二人で再現させるための条件を探し始めました。




チョコレートカプチーノが原因か?

いや、おれは毎回チョコレートカプチーノや。


砂糖多めにしたから?

いや、それも毎回や。


もしかして100フォリント通貨を入れるとなる?

いや、それやったら毎日これ飲んどるGさんは今頃お金持ちや。


いつもと違ったことなんかないかな・・・・ん?そういえばおれ今日途中で取り出し口開けてカップとったぞ!

あれか!!


ということで、Gさんもおんなじの頼んで途中のポンコツの休憩タイムにカップをとって戻してみました。



めっちゃワクワクしながらおつりのとこ見るおっさん二人。


えぇんです。エンジニアの心っていつまでも子供のままなんです。







まぁ結局快音は聞こえず、半分ぐらいの量のチョコレートカプチーノが出てきただけでした。



いやしかし半分て。







とはいえ、バグがありそうなことは確かなので、連日再現性求めてテストしたいと思います!



お金持ちになったら報告しますね。









/pp/p

8月20日
ハンガリー建国&初代王様のイシュトワーンの日なのです。

この日は普段人口密度がうすーいブダペストも混むときいて
急いでギリシャから帰ってきて参加。

確かに混んでいる。
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が、そこまででもない。

有名な鎖橋には国旗がかがけられ、
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誇らしげに国旗を持つ人たちもちらほら。
後ろにうつっているカメラマンのカメラにさえ
ちっちゃいハンガリー国旗がさしてある。
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家の近くの王宮では伝統工芸品のお店が並ぶ。

初めて一堂に介した伝統工芸品の数々をみたのだが、
世界観がなんてゆーか…
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なんかこう…
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ほら…
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魔女の宅急便+耳をすませば by ジブリ?

ということになり、お祭りの後は急いで家に帰って魔女の宅急便を
鑑賞。
名作

ちょっとずれた。(・_・)

私たちも見物を散々楽しんだ後、伝統工芸品の
木のとっくりと魚の形をした木のお皿を購入。

「これ、日本酒入れて、このお皿に刺身並べたら完璧やん」
とか言いながら。

発想が完全にハンガリーを出ている。
シベリアの凍土とヒマラヤ山脈と海を渡って、日出づる国に落ち着いている。



んで、お祭りといえば、屋台!ハンガリーだからか、デカイ!
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ワイルド度、高い
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毒々しい
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↑旦那さんに毒味をさせたところ、爆発はしなかったものの
一週間生きれそうなカロリーと言うてました。


そして祭典ではもちろん踊り狂う人たちも。
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よくみると、男性はとても動きやすそうな長靴、
 女性はとても動きにくそうなスリッパ調の靴。

因みにハンガリーの伝統衣装は刺繍やレースがいっぱい使っていて華やか。
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そしてメイン行事の収穫祭。
今年の収穫に感謝をし、来年の収穫をお願いするというもの。

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おじさんがパンに向かってちょうどお祈りをささげている最中だったので
我が家のハンガリー語マスターの旦那さんに何を言っているかきいてみる。

「…パン…パン?…新しいパン…パン………」

要するに二単語しかききとれていない。(・.・)

でもまぁ、主旨は分かったということで。
パン、ということで

その後あたりにいた人々はマストで覚えとくべきであろう
収穫の歌を合唱しだした。

うちらは先述の通り、急いで魔女の宅急便を観に
帰らなくちゃいけなかったので途中退場したけど。
やっぱり良い映画ゃ…

収穫祭の王様の日も近代国家の建立も全部一日に詰め込んだ
超欲張りなこの日は花火で締めくくられる。

ハンガリー基準では激混みの夜9時。
東京基準はただの休日のちょっとした人出。

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20世紀初めに建てられた美しい国会議事堂をバックに
打ち上げられる花火。
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ドナウ川からの風に秋の気配を感じつつ。

実際、この日を境にたいてい季節はなんとなく秋に向かい出すとのこと。


さて、伝統工芸品の数々をみて、
すっかりハンガリー人の生活が気になっている矢先、
 なんと旦那さんを通じて仲良くなったF氏から
実家に一緒に帰省&お泊まりのお誘いが!
きゃほいーー
ハンガリーに来て4ヶ月ちょい、こんなに早くに実現するとは。

その模様は次号で~


 ひとまずロシア&カザフスタン出張にいってきますー 



旦那です。


ブダペストには、日本に進出したいハンガリー企業を支援しているコンサルタント企業があります。

実は、僕が内定をいただいた企業は日本に進出し始めたばかりということで、

先週、 そのコンサルタントとうちとの間で会議があるということで、参加してきました。


会議の趣旨は、「日本の仕事文化を知ろう」と言うもので、うち側が質問してコンサルタントがそれに答えるという形式のものです。


会議は、コンサルタントが1人、うちのお姉さんが2人、おれの4人。


いろいろな内容の会話が繰り広げられたんですが、僕には驚きの連続でした。


例えば、意思決定とその後の仕事の取り掛かりに関してはこんな話がありました。

「日本は、意思決定までの時間は長いけど、その後の取り掛かりや仕事の内容に関しては、非常に速い」

ハンガリーは、意思決定までは速いけど、その後に問題が噴出したりして、仕事が進むのが遅い」


とか


「日本は、グループで意思を決定することが多く、責任者がリーダーシップと責任を持って決定を下すことは少ない。その代わり、既に合意がとれているので、意思決定後の仕事は速い」

「日本では、紙に合意すべき内容を書いて、それを何人もの上司のところに行って印鑑をもらってきたりする必要がある」

とかいう話も出て、


そっか、やっぱそういうとこって日本的なんやなーとか思ってました。



で、他にもいろいろ話が出たんですが、一番驚いたのはこのくだりです。



コンサル「一番大事なのは、一度言った期限は絶対に守ってください。2日かかるといって3日かかると、これは絶対に許されません」





おれ「いやいや、そらそうやろ」





お姉さんえ、マジで?!






おれえ、マジで?!





そこが驚きどころなんやということに驚きました。


日本育ちのうちの奥様がハンガリーの職場でこの文化に散々困っているという話を何回も聞いていたんですが、

やっぱりそうなんや。







そういえば、先日うちの会社のエンジニアの人と話をしていたときに、労働時間の話になったときも、

おれ「そういえば、いつも何時に来て何時に帰るの?」

エンジニア「おれは9時~18時かな。でも、早く帰りたい日は早く帰るしね。厳格な締め切りがあるときは残ったりもするけど」

おれ「ふーん、そうなんや。早く帰るときは、上司になんか言うたりすんの?今日は早く帰りますとか」

エンジニア「いや、特にないかな。普段から締め切りとか仕事の進め具合について合意をとっておくことが大切やね」

おれ「そうなんや。でも、例えば締め切りを遅めにしてもらったのに、早く帰るのって気まずくない?」




エンジニア「ううん」




おれ「じゃあ、例えば、合意した締め切りに間に合わない可能性が出てきたけど、でもどうしても用事があって帰らないとあかん場合はさすがに上司に相談する?」




エンジニアううん帰る


エンジニア「別に遅れとったとしても、用事なくても定時で帰るよ?」


エンジニア「上司が残ってって言ったら、相談の上、残るときもある」



へーこういう文化なんやなーと思いました。

日本やとあり得ないですよね。

もちろん、個人差、企業差はあると思いますが、基本的にはこういうことのようです。


他にも会議中に出てきた話題はこんな感じでした。


■プレゼンについて

日本:

詳細に詳細に細かい点についても漏らさず書くことが大事。特に、会社についての自己紹介のときは、正直に企業規模などについて具体的な売り上げとか、実績とか、従業員数とか、しっかり書くべき。


ハンガリー:

スタイリッシュな、スティーブジョブスのようなプレゼンが良い。

大学では、6行ルールという、1ページに6行以上書かないというルールを教わる。



■ ビジネスと信頼関係について

日本:

まず、お互いの信頼関係を結ぶことから始める。その後、ビジネスの契約に至る。そのため、取り返せないかもしれないお金がとてもかかる。



ハンガリー:

まず、ビジネスを始める。その後、信頼がおけないなと思ったら、契約を切られる。




■公私の切り替えについて

日本:

職場と家庭で違うことを言っているのが普通。会社では、会社の役職としても自分を貫くし、忠誠心が高い。

プライベートでは全然違うことを言っていても、それは多重人格ではない。


ハンガリー:

ハンガリーサイドの特徴について言及はなかったんですけど、公私ともに一貫した意見を言う場合が多いんでしょう。



■お客様とのやりとりについて

日本:

基本的には、社長としゃべる場合は社長が、部長としゃべる場合は部長が、といった具合に、階級の同じ人が話すのが普通。


ハンガリー:

ハンガリーサイドの特徴について言及はなかったんですけど、てんで違うこともあるんでしょう。 


■会議中について

日本:

基本的に、あまり活発に喋らない。たまにシーンとなったりする。


ハンガリー:

めちゃくちゃ喋る。誰も喋らない時間は、とても気まずい。




とかとか。



このどれも、ハンガリーの人は、へーっていう感じで聞いていたので、やっぱり不思議なことなんやろうなと思いました。

でも、僕にとっては、やっぱり普通のことばっかりなんです。

なんで驚くのかわからんというか。


自分はけっこうヨーロッパナイズドされてる方やと思ってましたけど、

全然まだまだでした。




あと最後に、おもしろかったのはこの会話。




お姉さん「この前、日本の企業の人にプレゼンしたんです」

お姉さん「で、プレゼンが終わった後も、しばらくの間、3分ぐらい誰もしゃべらないんです」

お姉さん「あれは何の間だったんでしょうか。彼らは私たちのプレゼンが気に入らなかったんでしょうか。考え事をしているんでしょうか。でも、質問してくる様子もありません」

お姉さん「こちらから、質問ありますか?って聞いた方がよいのでしょうか。あの場をどうすればよいのか、何が正解なのか教えてください」





コンサル「いくつか可能性がありますが、単に彼らは、おそらくあなたのプレゼンの内容が理解できなかったんだと思います」



お姉さん「じゃあ彼らはなぜ質問しないんですか?」



コンサル「それは、面目が潰れるので彼らにはできないことなんですよ」














/p


旦那です。


昨日の夜、めっちゃお腹が痛くて深夜に起きました。


僕のお腹が弱いことに関しては国内外から定評があって、これ自体はよくあることなんですね。


昼間お腹壊すこともだいたい週3から週4です。


夏、アイスを食べたいしジュースをかぶ飲みしたいんですけど、

そんなことするとお腹壊すのでできません。


日本ならそこら中にトイレがあるのわかっとるんで、たまにやって、まぁお腹壊すんですけど、

トイレの乏しいハンガリーではそんな冒険をするわけにもいきません。



まぁそんな話はどうでもよくて、

僕はとにかくトイレに行こうと起き上がりました。


で、暗い部屋の中を歩いてトイレに行くんですが、このとき僕はどんだけお腹が痛くても走りません。

絶対に携帯で地面を照らしながらゆっくり歩きます。






幽霊が怖いとかじゃなくて、ゴキが怖いんです。






僕のゴキ嫌いはかなりのもんで、毎日ゴキが出てくるかもという想像だけでビビッてます。


靴を履くときも、靴の中にゴキがいないことを確認しますし、

(昔バイトしとった居酒屋のバイト仲間の靴の中におったので) 


夜中にのどが渇いて起きたときも、枕もとの水を飲む前にゴキがコップの中泳いでないか確認してから飲みますし、

(昔バイトしとった居酒屋のバイト仲間の飲んでたコップの中におったので) 


なんかここ怪しいなって感じの店で出されたオムライス的な中の見えないメシを食うときは、ちょっとずつ端っこから食べてゴキがいないことを確認しています。

(昔バイトしとった居酒屋でバイト仲間の食べとったシューマイの中におったので)



毎日毎日、こんな感じでゴキにビビり倒してるんです。


プロのゴキビビラーなんです。


プロのゴキビビラーとしての僕のプレーは国内外で高い評価を得ています。




ハンガリーに来た当初、僕の気持ちは晴れ渡るようでした。

なぜなら、ゴキは寒さに弱いため現れないという北海道よりもさらにちょっと北にブダペストはあるからです!



ゴキの進入経路ランキング第一位である窓もあけっぱにして寝てましたし、

(ハンガリーは網戸ないので、開けると虫でも何でも入りたい放題)

夜中も部屋の中すたすた歩いてましたし、

ホウ酸団子も設置してませんでしたし、

ご飯だって気にせず食べてました!



でも、3週間前、夜中道を歩いていると、前方にしゃかしゃか動き回る黒い物体をみかけたんです。


僕は恐ろしくなって今までの行いを悔いました。




何が北海道より北やから大丈夫やねん!!


何をいい気になって窓を開けてとんねん


何を夜中すたすたいとるねん


もう、家の中におるかもしれんな・・・




その日からまた、携帯で足元を照らす日々が始まったわけです。




で、昨日。


幸いトイレまでの経路にゴキはいませんでした。





トイレに腰を落ち着けて、

「やばい、痛すぎる」とか、「助けて!」的なことを叫びながら腹痛と格闘してました。



僕は、トイレでは必ずスマホでネットサーフィンをします。


スマホでboketeというサイトを見るのがマイブームです。


で、10分ぐらい見とると、


ドアと床の隙間から突如としてちょうど気持ち悪いぐらいのスピードで

等速直線運動する黒い物体が入ってくるじゃないですか!


しかも一直線におれの方にかって来ます





おれ「うわっ!ゴキや!!!!」


おれ「くぁwせdrftgyふじこlp!!!!!」






トイレから跳ね飛んでゴキをかわすおれ









なぜこのタイミングなのか


なぜ数ある部屋からおれのいるトイレを選んで進入してきたのか


なぜおれの方に一直線に向かって来るのか


人間から出向いて殺すようなことはしないのに

なぜいつも平和協定は一方的にゴキサイドから破られるのか


おれはおしりをどうやって拭けばいいのか





数々の疑問が湧き上がります。







ゴキはどうも便器の裏に隠れた様子。


この隙に遠くからペーパーに手を伸ばしておしりを拭くと、メガネと武器を取りにトイレを出ました。


リビングにはなぜか料理雑誌No.1で知られるオレンジページがありました。


なぜここハンガリーにこんなものがあるんでしょうか。


とにかく、これを丸めて武器にします。


隠れたゴキをおびきだすために、ワキ用の良い匂いの消臭スプレーを手に持ちます。

殺傷力ないけど、仕方ないです。


で、寝室に行ってメガネを取ります。


ついでに奥様に事態を報告します。




おれ「出た!ゴキブリが出た!めっちゃでかい!めっちゃ速い!やばい!やっつけるの手伝って!」



奥様「...うーん?(寝ながら)」



おれ「ゴキブリ!でかいの!速い!」



奥様「...うんうん (寝ながら) 」



おれ「ゴキry」



奥様「はーい、お願いしまーす(寝ながら)」












何をのんきに寝とんねんこいつは。


ゴキブリにやられてしまえ。





あかん、やっぱりここは一人で決着つけるしかないなということで、トイレに戻ります。





意を決して便器裏にスプレーするんですが、ただただ良い香りが広がるばかりでゴキが現れません。


バンバン叩いたりしても一向に出てきません。







おれ「そんな...そんなまさか、もしかしてこっち?!」







うちのトイレはちょっと広くて、トイレ兼洗濯機置き場兼ちょっとした物置ぐらいの規模があります。


入ってすぐのトイレゾーンからやつは逃げ出し、既に奥の物置ゾーンに逃げ込んだとしか考えられません。










物置ゾーンにあるトイレットペーパーとか、洗剤とか、掃除機とか、

そういうのを細心の注意でちょっとずつ動かしていくおれ。















30分ぐらい探索したときでしょうか、



なんとやつは突然天井からは目の前に降ってきました!







おれ「うわぁぁぁぁl!」


おれ「くぁwせdrftgyふじこlp!!!!!」







またもやおれの方に向かってくるゴキ。


突如訪れた最終決戦です。




やるのか、やるのかおれ。


一瞬この画像が頭をよぎります。


netanabe-01519










































パーン







やりました。一撃です。


オレンジページをどけて見てみると、見事に潰れてます。


ハンガリーのゴキはどんなんなんかなーと思って観察してみるとなんかゲジゲジみたいに長い足してますね。


足の数も6本より多い気がします。


というか確実に多い。


というか、こいつゲジゲジやん。





というか、こいつゲジゲジやん。










というかゲジゲジでした。


どうもこのサイトに書いてあるヨーロッパゲジってやつっぽいですね。(閲覧注意)







このゲジゲジっていかにも害虫ヅラしてますが、

おうちに入ると、人様に迷惑をかけることなく、害虫を食べて、頃合を見て去っていくという益虫...だと...?


ゴキの対抗勢力をぶっ殺してしまったことにちょっと罪悪感を覚えたけど、

ゲジゲジ君、君はその見た目に罪悪感を感じてくれ。





とりあえず、事態が収束したので奥様に報告や。



おれ「ゴキブリやっつけた」



奥様「...はーい(寝ながら)」



奥様「...捨てたー?(寝ながら)」 



おれ「トイレに流した」 



奥様「...はーい(寝ながら)」



おれ「・・・・・・・・・」



おれ「・・・・寝るか」 




ちなみに、次の日に起きた奥様に

「何ゴキブリぐらいでギャーギャー言うとんかなと思っとった」

って言われました。





 

ゴキブリにやられてしまえ。






最近、奥様の執筆が少なめですが、

それはひとえに 奥様がひたすらに仕事をしているためです…


海外で働くと、海外の人みたいに定時で帰れる

そんなナイスな 生活を想像する人もいますが(私もそう思っていました)

それは、現地雇用(←旦那さんみたいな)場合。


日本から派遣された海外勤めの場合は

日本と同じスピードの仕事を要求され

(同僚は日本人と同感覚で仕事をしているわけではないので限りなく 難しい)、

仕事は現場からも日本からもあっちゃこっちゃから飛んでくる、

そんな片足現場、片足日本、ないけど三本目の足でそれ以外のプロジェクト


で、本題からそれましたが、

そんな中で私がとても楽しみにしていたのが

このギリシャ旅行!


海!ビーチ!魚!

で、おりたったのは

テッサロニキ!(・∀・)

テッサロニキってどこ?ってなりますが、
アテネとクレタ島しか知らなかった私も地図で探しました。
ギリシャの北西の方。

で、出ていったテッサロニキのまち、午後9時。

ヨーロッパ文明とかギリシャ神話とかそんな雰囲気ではなく、
なんだか限りなくアンマン(ヨルダンの首都)に近いかんじΣ(゚Д゚)
DSC06114.jpg

 つまり、ほのかに中東っぽく、発展途上国な雰囲気…
ゴミ落ちまくりの、野犬と変なおじさんがウロウロしてるのが
私の中のそんな国の特徴なんだけど。

実際にトルコが近く、よく侵略されたり、一部になったりしてた。
そして、そういえば最近、ギリシャはピンチ状態になっていた…。

それにしても、あまりにも安定感のあるこの発展途上な雰囲気。

断りますが、私たちは別に上述したような国がけっしてイヤとかではなく、
おなかの弱い旦那さんがかけこめるトイレ(あるいはそれに準ずるもの)が
ある限りは全力で楽しめるタイプ。

ということで、EUの一員である、という認識よりは
野犬の住まうフリーダムめな国という認識に切り替え、
エンジョイをスタート。

ついでに言っておくと、いろいろ旅している私たちですが、
現地の人たちと同じ目線で生活をしてみるのが好きなので
移動手段とゴハンは未知の言語と戦いつつ
可能な限り現地の人たちと同じものを試す。
そしてホテルも極力お金をかけない。
どうせ半分以上の時間は意識ないしね。

そうすると、今回みたいにスゴい風呂場に出会ったりする。
これ(シャワーは通常サイズ)
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浸かれない、以前の問題。


次の日にテッサロニキ観光スタート。

市場を抜けて海辺に朝ごはんをしにいく。
DSC06116.jpg

市場を通り抜けるまでに買ったもの:
•旦那さんの海パン(海にいくとゆーのに忘れてきたから)
•奥様の海用ワンピ(海にいくとゆーのに忘れてきたから)
•しゃもじ(ちょーどいいのがあったから)

謎の機械(用途はついに分からず)をみて
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鳩マスターをみて
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すごい車をみて(現役)
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上からテッサロニキのまちを眺めてみる。
とっても遠目に見たら神戸に見えなくも…ない…かも?
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ところで、私は海外でグラフィティの写真を撮るのが好きなのだが、
テッサロニキのまちにも名作がいろいろ。
DSC06173.jpg

少女との対色で映える宇宙人。
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因みに自分の中で今までのベストはアンマンのバイキンマン!
(またアンマンを出してしまった)
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確かにバイキンマンはアラビア語が似合う顔をしている、と思う。


名所についてはどうせ伝え切れないので省略。
ギリシャ正教とビザンティン文化が残る土地とだけ。

気になったのは全身黒い服を着たおばあちゃんたち。
こんなかんじ。
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服自体は意外にもワンピースやキャミソールなのだが、
なんせ、全身真っ黒。
真っ黒の服着て楽しそうにアイスを食べていたり
ワインを飲んでいたりなんかします。
帰ってから調べたところでは、主人が亡くなると
自身が死ぬまでずっと喪に服さないといけないとか。

上の写真のおばあちゃんはおじいちゃんと一緒だったが
それは旦那ではないということか…


明くる日はバスで約125km移動。
テッサロニキから南に半島が三つ出ていてリゾート地となっている。
そのうちの真ん中に向かうのだ。

そしておろされたのは半島の真ん中のマルマラスという村。
村人の中で英語を話せそうな人をサーチするところからスタート。

丘を三つぐらいのぼりおりしてたどり着いた私たちのホテル。
屋上の洗濯物の勢いがいいかんじ。
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実はこのホテルGreek Houseは旦那さんが語学学校で友達になったギリシャ人
(テッサロニキ出身)にオススメしてもらったもの。

中の部屋の一部。
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ギリシャのリゾート地をお考えの方はぜひご参考下さい。
値段はリーズナブルで風呂場は前述したもののように厳しくない。

そして肝心の海!!うみ!うみ!うみ!
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岸近くに魚がいろいろいるのが裸眼で見えるぐらいの透明度!
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エーゲ海を眺めながらの朝の散歩もまたゆったりと
時が流れていて良い。
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やっと3000年以上前の偉大な歴史の息吹が少しきこえてくる気がする。
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まだ登場していないギリシャ料理ですが、
魚•タコ•イカ+オリーブオイル+レモンってかんじ
レモンはとても激しく使います。

そして分量!なんせチーズを頼んで出てきたのがコレ!
image.jpeg
そしてやっぱり必須アイテムのレモン。
パンがチーズへの付け足しに見える。

でもなんといってもびっくりしたのはサービス精神。
これが丸々サービスで最後に出てきた。
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店によってサービス精神の大きさが異なるので
どれくらいおなかの余裕を残しておくべきか
いつも若干ドキドキしながら過ごしておりました。

ところで!

ギリシャは南の海のある暑い国っていうイメージやけど、
実は、緯度からすると日本の東北(岩手•青森ぐらい)なのだ。
portugal.jpg

これで見てみるとハンガリーは北海道よりもちょい北。

ロシアからするとハンガリーも「南っぽい自然だよね~」
と言われちゃうので、いかに私の出身地が北極に近いことか。(・_・)




地球は面白い




旦那です。

結論から言うと、就活シリーズでずっと引っ張ってきたE社は落ちました!
でも別のG社ってとこに受かりました!

かなりE社には時間を割いていたし、人もすごく良さそうで働きたいなと思い始めていただけに、先週E社からお祈りメールが来た時は、
「あ、ハンガリーでも今後のご活躍をお祈りしています的なこと言うんや」とちょっと思いつつ盛大に心が折れましたが、

まぁ、なんにせよ無事に就活終了です。
どうにかなりました。

まぁあとは試用期間で切られないようにせんと。




このG社ですが、アメリカ発のベンチャー企業で、
サイトを使う一人一人の嗜好を分析し、
その人にあった広告を出したり、
その人が好きそうなお店を紹介したり、
まぁなんかそんなことをするソフトウェアを作っている会社です。

アメリカで成功した後、イギリス、ハンガリー、ロシアに支社を作り、
なんと最近日本に進出し始めたばかりということで、ちょうどITのできる日本人を探していたところにまんまと僕が応募して来たみたいです。

グループ全体で初の日本人だそうで、特にハンガリー支社には本当にハンガリー人しかいないそうで、
「これからは英語をしゃべらないとなー。お互い練習しようね」的なことを言うてました。

で、内定をとったら、「はいじゃあ来週から頑張ってね!!」というわけにはいかず、
実はこれからも、労働許可をとったり労働ビザをとったりと、しばらくは仕事をすることができません。
そこらへんもそのうち書いていこうと思います。







さて、無事に就活が終わったということで、
今回の就活を通して、海外で就職する上で、必要だなと感じたこととか、気付いたこととか、思ったことをまとめてみようと思います。
もし、海外で働きたいなと思っている方は、参考にしてみてください。
あくまでも、ハンガリーで就活したITエンジニアの体験がベースですが。


・海外でもそのまま通用するスキルを持ってるとめちゃ有利
例えば極端な話、美容師さんってはさみ一つあれば今すぐにでも海外で働けると思うんです。
もちろん会話は弾まないかもしれませんし、そんな簡単にはいかないと思いますけど、
スキルがある人は、何の後ろ盾なしに自分自身を売り込むことができます。

そして、その分野で秀でた人は、語学力が多少低くても採用される可能性があります。
世界一の美容師さんなら、話が通じなくても問題ないとお客さんは思うかもしれません。
もしかしたら、お客さんの方が頑張って美容師さんの言語を覚えてくる可能性だってあります。

逆に、例えば飛び込み営業の人なんかは、ほぼ完璧に近い語学力を求められると思います。
やっぱり、お客さんと接して信用してもらう必要がありますし、
この場合、営業マンの低い語学力の説明を、お客さんは頑張って理解する努力はしないと思います。

そういった点で、スキルには海外に持ち出したときに価値が下がってしまうものがあります。
そして、多くの場合、目減りした価値は語学力で埋める必要があります。


最近だと、この観点ではITが非常に有利な職種の一つだそうです。
IT用語は世界中で英語で概念も共通ですし、日本でもほとんど用語はカタカナですからね。
また、プログラミング言語という世界共通語を話せるわけですからね。
そういう意味でいくと、何カ国語もしゃべれる人と変わりません。

職種次第では、海外でも案外すぐに仕事が見つかるかもしれません。
海外志向のある学生の方は、最初の職場選びの参考にしてみてください。



・とにもかくにも英語をしゃべる勇気
まぁもうほんとにまずこれです。話をしないことには始まりません。

でも、「あかんわ、おれ英語喋られへんわ。てゆーかそれができたら苦労せんわ」と思ってる方が多いと思います。

もちろん、職種によっては求められる英語力って全然変わってくると思いますが、
例えば、お客さんとは直に接する機会がなく、オフィス内で同僚と打ち合わせができるだけの英語でよければ、
そんな英語って文法でも単語力でもなく、気合いと開き直りやと思ってます。
本当によく言われることですが、文法的に完璧な英語をしゃべる必要なんか全くありません。

僕はいつも英語をしゃべるとき、
「ネイティブでもなんでもないただの日本人が必死でカタコトの単語並べとんねんから、通じんかったらそれはもう聞いてるネイティブ側の責任」と思ってます。
その代わり、自分は伝わるように頑張ってしゃべります。

文法力や単語力あった方がいいのは確かですが、はじめはそんなんでいいと思います。

僕自身は英語の国で暮らしたこともありませんし、語学学校に行ったこともありませんし、もちろんインターナショナルスクール卒とかそんなことでもありません。
奥様がロシア人だった関係で、人より外国の方と接する機会が多かったので、そのとき頑張ってしゃべるようにしていただけです。
おそらく、英語をしゃべった時間は人生で100時間いきません。
でも、日常生活で困ることはありませんし、仕事だって見つかります。

そんなに難しいことではないんです。
しゃべってみると意外にしゃべれるもんです。
ただ、たぶん営業職とか、コンサルとかは無理です笑

適度なスキルと適度な語学力っていうのがコスパいいんじゃないでしょうか。



・英語の国より、英語以外の国のインターナショナル企業を狙え
「おれの英語は完璧。もうネイティブやで」って人には関係ないお話なんですが、
そうでない人にとっては、ノンネイティブとの会話の方が圧倒的に楽やと思います。
難しい単語もイディオムもあんまり使わないですし、会話が比較的ゆっくりで、簡単です。

どの国であれ、現地企業で働く場合、基本的には現地語が必須だと思いますが、
世界的な企業ではほとんどの場合、公用語が英語です。

こういった企業は、現地語ができなくても問題ありませんし、英語もネイティブレベルは求められませんし、お給料も待遇もいいですし、
日本と関わる仕事をしている場合が多く、日本人であること自体が重宝されたりします。

正直、日常会話レベルの英語力の場合、イギリスよりドイツの方が仕事見つかると思います。



・日本人ていうだけで仕事がある
上でもちらっと書きましたが、グローバル化の著しい現在、世界中のほとんどの国がなんらかの形で日本と関わっています。
特に、ハンガリーみたいな物価の安い国にとって、日本というのは上得意様です。
日本からしても、ハンガリーに発注すると割安感があります。

しかし、例えばハンガリーに住んでる日本人は1000人程度ですし、そのほとんどが日系企業の駐在や海外勤務として来ています。

つまり、ハンガリー企業にとっては、日本人が足りないんです。
ハンガリー語がしゃべれる日本人なら本当にすぐ仕事が見つかると思います。
これは、他の言語がしゃべれる人にも言えることで、英語以外の言語がしゃべれる日本人ってマジで強いと思います。

また、日本は世界から本当に愛されています。
誰でもたいてい「お寿司おいしいね」って言ってくれますし、「醤油はキッコーマンに限るよね」とかマニアックなこと知ってる人もいますし、ジブリなんか本当に世界中で有名です。
また、まじめで勤勉で良く働く国民性もマナーの良さも知れ渡っていますし、日本製品は相変わらず人気があります。
文化的に素晴らしい国だという印象も強いようで、日本に悪いイメージのある国なんかほとんどないんではないでしょうか。

本当に、日本人は日本人に生まれただけで勝ち組なんです。
今回の僕も、本当にラッキーでした。




・面接で重視する質問と答えが全然違う
例えば、「なぜ我が社なんですか?」的なことを聞かれた場合、
「はい、御社はやはり業界でも特にこういった特徴をお持ちで、そこに感銘を受けましたし、やりがいを感じます」だとか、
「御社のスローガンに惹かれました!また、面談していただいた社員の人たちも全員魅力的で、是非この雰囲気の中で働きたいです!」とか、
中途でも、友達やリクルートエージェントに聞いたところ、やっぱり
「今まで努めていた企業ではこういう業務をしていたのですが、もっとこういった分野に興味が出てきたので、そういった点が強い御社に転職して働きたいと思いました」的なことを言うみたいですね。

そして、そういった気概的なものやこれだけ調べました感がそれなりに重視されたりするようです。
新卒採用なんかそこだけしか見てないと思います。
もちろん職種や企業によると思いますが。


ハンガリーでは、僕は常にこう答えていました。
「妻の仕事の関係で僕が仕事を辞めてハンガリーに移住することになりました。エンジニアとしてのキャリアを続けたかったので、そういった職を探したところ、いくつかの会社が見つかりました。この会社は候補の一つです」
先方の反応はどこも「そっかそっか。じゃあまずはうちの会社の説明をしよう!うちは〜(説明)な感じの会社だよ。もしよければうちを選んでよ!じゃあ肝心のテクニカル部分の試験面接始めるよ!」的なもので、
要は、志望理由なんか何だって構わない、うちを知らなくたっていい、君がスキルがあるなら雇うし、お金を払うよというものです。

なので、日本で聞かれるようなことはほとんど聞かれませんでした。

けっこー文化の違いを感じました。



・英語でのテクニカル面接がグロい
日本で中途採用の面接受けたことないんで正確にはわからないんですが、
日本って、例えばITエンジニアとして就職する場合でも、テクニカル面接ってあんまないですよね?

ある?

海外だと、ITエンジニアだと、ほぼ間違いなくテクニカル面接があります。
たいていの面接では、だいたい1時間に渡ってjavaやoracle、linuxなどについて矢継ぎ早に質問されましたし、
事前にプログラミング課題を解いて提出したり、
面接に行ったらその場でプログラムの筆記試験をさせられたり、そんな感じです。

で、何がグロいかというお話なんですが、
マニアックな専門知識聞かれたりするのもそうなんですが、
英語で専門用語をしゃべらないとダメなのが難しいです。

IT業界ではほとんどの用語が英語だとはいえ、やはり普段しゃべったことがなければいざというときに喋れないもんです。

特に、IT業界って擬音語とか擬人化とか独自の表現がめっちゃ多くないですか?
「エラー吐いた」とか、
「この処理がもっさりなんですよねーどうやったらサクサクするかなー」とか、
「さらっとスクリプト流しといてー」とか、
「あーそれな、それおれもハマった」とか。

こいつらを英語に訳すのがシロートにはけっこうきついんです。

システムの設計会議とかってこんな言葉が飛び交ってますけど、あれをニュアンスまで訳すには、
事前に練習したりどの単語使えばいいのか検討つけとかないと、けっこう厳しいです。
 

ITに限らず、自分が普段しゃべっとることって英語でなんて言うんやろうってシミュレーションしてみるといいかもしれないですね。



・夏休みに就活したらあかん
ヨーロッパ人は、とてもちゃんと夏休みをとります。
だいたい、国にも職種にもよりますが、7月から8月にかけて7日〜20日ぐらい休みをとるみたいですね。
この予定は全てに優先されるため、お客さんすら放置します。
当然、この間の採用活動は止まります。

まず、自分の担当人事がバカンス行くと止まります。
次に、自分を採用しようとしているプロジェクトのリーダーがバカンス行くと止まります。
そして、人事決裁権のある人がバカンス行くと止まります。

彼らの休みが被ってればいいんですが、たいていバラバラなので、1回の面接の返事をもらうのにだいたい1週間〜3週間かかります。
マジで忘れた頃に返事が来ます。こっちは落ちたもんとして次の企業探してたりするのに、普通に通過やったりするから笑います。

おそらく、同じことがクリスマスと新年前後にも起こると思います。
もし、会社辞めてから仕事探す場合は、8月まで日本で働いてから来た方がいいですよ!



・就活サイトを見るよりは、知り合いを作ろう!
これはハンガリー以外にもいろんな国の友達から聞きましたが、
特に、いわゆる先進国ではない国においては、どうも人脈を探すことが最大の就活のようです。

僕がハンガリー語の学校に行き出したのは、そのためもあります。
案の定、ハンガリー人の友人を作ることができ、彼らに仕事を紹介してもらえることもありました。

大企業では、さすがに選考プロセスは正面から応募したものと同じでしたが、
中小企業以下では、圧倒的に従業員の推薦で仕事が決まることが多いそうです。
また、場合によっては面接もめっちゃ緩いとか。

このルートの場合、現地語を話せる必要が多少ありますが、
僕の場合は、「とにかく日本語がしゃべれる人がほしい。あとはどうでもいい」という求人を紹介してもらったこともあります。

あと、リクルートエージェントは、就職させてなんぼなので、
現地語のしゃべれない人には不親切な感がありました。

最初の方に書いたFさんは本当に良い人で、就活中相談にも載ってもらい、プライベートでも飲みにいく仲ですが、
基本的には、彼以外のエージェントには、僕は見捨てられました。
まぁそんなもんです。


・Linked-inを使おう
以前にもちらっと紹介しましたが、Linked-inは世界中でとても使われています。
最近では、日本でもかなり使われ出したようで、僕も月に1人ぐらいはエージェント関係の方から連絡をいただきます。
Linked-in


Linked-inでは、企業の求人を調べて応募することもできますし、プロフィールを見てお誘いをいただける企業もありました。
また、現地の就活サイトはたいてい現地語であるため、とてもgoogle翻訳さんのお世話になって辛いのですが、
Linked-inでは日本語が使えます。
これはけっこうでかい。

何を隠そう、G社はLinked-inで見つけてアプローチして採用につながりました。




・ どうにかなる
どうにかなります。
頑張れば、どうにかなります。


 

・ 戦績
長くなってしまいましたが、最後に僕の今回の就活での戦績をまとめます。

- 期間:2ヶ月
- 応募数:26
- 返事来なかったの:15
- ハンガリー語ができないからあかんと落とされたの:5
- 経験不足・スキル不足で落とされたの:3
- 面接まで行ったの:3
- 最終面接まで行ったの:2



やっぱり慣れない国で慣れないことやったもんで、心が折れかけました。
せっかちな僕にとって、2ヶ月が一つの心理的な限界でした。

もうしばらく就活はいいや笑
 

 

旦那です。
最近ちょっといろいろと忙しくて更新がおろそかになってますね・・・。
なんとか週2を目指してます。

さて、実は今ブダペストでフェンシングの世界大会が開かれてます!(8月5日〜12日まで)
http://fencing2013.hu/en/ 

IMG_0651





















スタイリッシュなPVまでありました。



フェンシングなんか全然見る機会ないなー。どうしよ見に行ってみる?
とか奥様と話をしていると、なんと奥様がウクライナのフェンシング協会の会長と知り合いであることが発覚しました。

奥様はシレっとこういう人脈を持ってたりします。

奥様が会長に聞いてみたところ、なんとチケットを用意してくれて、しかも解説までしてくれるとのことで、
先日の土曜日にまんまとフェンシングを見に行ってきました!

会場前で待っていると、会長がやってきてくれました。
ありがとうございます会長!

会場に入ると、まず入口にはいろいろと展示がしてあります。
会長がいろいろと説明してくれるんですが、
まず、フェンシングって実は3種類の武器があって全然ルールが違うんですね。
フルーレ、エペ、サーブルという3つの微妙に違う剣があって、それぞれルールも違います。

例えば、
フルーレなら突きだけが攻撃方法で、攻撃の有効範囲は胴体部分だけ、
サーブルは相手を斬りつけてもよくて、攻撃の有効範囲は腰より上の手首より先を除く全部、とかとか。
詳しくはここ

なので、3つの競技は全然戦略が違うそうです。

まぁとりあえず見てみよやということで、ちょうどサーブルの団体戦がやってたので見に行くことに。


会場の4カ所で男女のそれぞれ上位4国が斬り合ってますね!
IMG_0650






















この競技で強いのは、伝統的にはフランスとイタリアらしいです。
特にフランスはもともとフェンシングの発祥の地で、フェンシング用語はフランス語です。
でも、現在の女性のサーブル世界ランキング1位、2位はどちらもロシア人だそうです。
また、最近ではアジア勢、特に韓国が力をつけてきているようで、
実際、男女の準決勝のどちらにも韓国がいました。



で、見始めたんですが、ちょっと素人には何やっとんかあんまりわかんないですね。笑

フェンシングは得点の判定に電気機器を用いていて、
剣や防具は電気が通る素材でできているため、剣が相手の防具に触れることにより当たったかどうか判定できます。
当たった場合はランプがついて会場中の皆が知ることができます。
同時にランプがついた場合は無効でやり直し。

なんですが、見ているとランプが同時についたのにやり直しではなく、片方の得点となる場合が多々あります。




なんやこれ。





わからないので会長に聞いてみると、サーブルには攻撃権というものがあり、
なんか複雑なルールがあるそうなんですが、要は
・基本的には先に攻撃した方が優先で、普通に相手に当たれば得点
・攻撃された側はまず防御する必要があり、防御せず捨て身で攻撃してもそれは無効。
・先に攻撃された側は防御してからなら反撃可能、かつ当たれば得点

と、いうことみたい。
なので、確かに同時にランプついとるけど、今のはこっち、今のはあんた防御せなあかんで、とかそういうのがあるらしいです。

ただ、ほんと一瞬過ぎるので素人にはどっちがどっちなのかわかりません。

実際、選手達もよく審判と揉めます。
攻撃が当たったときにだいたいの選手は大声で叫ぶのですが、
両者が叫び声をあげ、ガッツポーズをしているのに、同時なので無効のときとかちょっと切ないです。
ひどいときは、ガッツポーズしていない方の選手の得点やったときすらありました。

そんな選手すらわからへんのやったら審判もわからんのちゃうんかということなんですが、
誤診しないように審判は2人いて、1人は会場目の前で見ていて、もう一人は奥でビデオを使って判定をしています。


試合は割と盛り上がり、特に女性のフランス対ロシアが接戦を繰り広げており、
ファンがすごい応援です。

ただ、すごい応援と言っても、こういう場合、たいていすごいのはロシア人だけです。
フランス人は2、3人で知り合い同士で並んで座り、フランス人が得点したときに「よっしゃ!」的なこと言うだけなんですが、
ロシアは20人ぐらいが集団で固まって応援しており、
叫んだり、
国旗を振ったり、
持参した鍋の底をお玉で叩いたり、
ブブゼラ吹いたり、
得点されたら壁叩いたり、
判定に不服があれば観客席の下の方に降りていって審判に文句言ったり、
とりあえず忙しいです。
20人やのに100人分ぐらいの働きと騒がしさです。

これ。奥に見える集団がロシア人集団。
IMG_0642





















僕は、楽しいことがあれば酒飲んで心のままにはしゃぎ散らかすのロシア人のこういうところが好きです。
 
奥様がロシア人なので、僕はこういうときは全力でロシアを応援します。
日本対ロシアの時はさすがに日本です。

ただ、奥様はあまりロシアを応援することに興味がないみたいですね・・・。



(奥様を除く)ロシア人に限らず、見に来ている人はけっこうみんな熱狂している様子。


フェンシングって日本ではちょっと前に北京オリンピックで太田選手が銀メダルとって話題になりましたが、あんまり人気ないですよね。
メダルとりそうな時だけ注目してその後ほったらかしというやつです。

対して、ヨーロッパでは、かなり人気のあるスポーツだそうで、
街にはフェンシングスクールもかなりあるそうです。

ちょうど、日本で言うところの剣道でしょうか。
それよりは人気あるかな。


この試合はフランス対ロシアは1点差でフランスが勝利しました。
悔しい!





その後、グッズコーナーに案内していただきました。

グッズコーナーは別の試合会場の端にあるのですが、
なんとその会場ではほんとに2メートルぐらいの距離で試合の様子を見ることができます。
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近い!


日本もやってましたが、僕が見た瞬間最後のポイントをとられて負けてました・・・。
頑張れ日本。




で、グッズ。



これは練習用のベストとグローブ
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電源ケーブル
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防具被った奥様
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他にも練習用の剣とか売ってました。 

だいたい剣は100ユーロぐらいですね。
服もそれぐらいで、あとは手袋とか電源ケーブルとかそういう備品が20〜50ユーロって感じ。
始めるだけならどうやら総額は8万円かからないぐらいっぽい、
思ったよりは道具代はかからないのスポーツなのかな?と思ったのですが、
どうやらこれらはだいたい2年以内には切られまくってボロボロになって全部買い替えになるみたいですね。 
 


会長が自分用になにやらマニアックな装置を購入していました。






グッズの見学も終わったので3位決定戦を見にいくことに。

女性のロシア対韓国のサーブルで、選手が入場してます。
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スタート!
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これは団体戦やったんですが、
団体戦のルールは、ざっくり書くと
・1カ国4人チームで、1人は交代要員
・メインの3人対3人の全組み合わせが実現するように9試合行う
・1試合は3分間
・途中、出場選手の交代は何回でもおっけー。
(おそらく既にやった対戦相手とは再戦できないとかありそう。)
・得点をどんどん足していき、45点とったら勝ち。

確かこんな感じ。



試合は序盤韓国がリードするも、やはり世界No.1剣士のロシア人女性が圧倒的な強さで巻き返し、
最終的には気がつけばサクサクっとロシアの圧勝でした。

ロシア人応援団は大熱狂ですね。


決勝も見たかったんですが、次の予定があるのでここで帰宅しました。



今回フェンシングを見て思ったんですが、やっぱり直に1回見てみるとおもしろいですね。
あと、1回やってみたいです。
フェンシング道具貸しますみたいなとこないんかなー><


あと、ウクライナのフェンシング協会会長!ほんまにありがとうございました。
会長の解説がないと何もわかりませんでした。
今後、フェンシングではウクライナを優先的に応援します。


最後に、会長が記念にと買ってくれたフェンシングアンブレラを紹介。
閉じるとけっこう細くてさきっちょが尖っとるんで、
雨の日はこれでフェンシングの練習や!!

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