その1の続き
で、次の見どころがピットクルーのお仕事です。
ピットクルーって何する方達なのということですが、
基本的にはレース中にタイヤを交換したり、車のセッティングを変更したりということをする人たちです。
「え、でも交換しとる間にびゅんびゅん抜かれていくやん。交換せんとそのまま最後まで走った方がえぇんちゃうの?」
と思ってまうんですが、
そもそもF1というのはどれぐらいの距離を走るかというと、「305キロを超える最低の周回数分走る」らしいので、
まぁ305キロちょい走るわけです。
この間、ずっと同じタイヤをはき続けたとすると、
タイヤは周を重ねるたびに劣化していくので、1周のラップタイムがどんどん遅くなっていきます。
なので、結果として途中で一旦抜かれはするものの、後で抜き返せるので、交換する方がいいんですね。
あと、2013年に関しては、二つの種類のタイヤがメーカーから支給されていて、
レース中にこの二つを最低1回ずつ使用しないとダメとルールで決まっているので、必ず1回はピットインすることになります。
また、2013年はダメらしいですが、以前はレース中に給油をすることができました。
F1カーの燃費はだいたい1.5km/lです。
プリウスが35km/lとか書いてありますから、どんだけ燃費が悪いかわかってもらえると思います。
で、先ほども書いたようにF1では300キロ以上の距離を走るので、
単純に考えると200キロぐらいの重さの燃料を積む必要があります。
もちろん軽い方が車は速く走れるので、次のピットインまでに必要な燃料を計算して
タイヤ交換しにピットに入るときに燃料も継ぎ足すという作戦がとられていました。
ちなみに、このときガソリンを入れる機械は、1秒で12リットルの燃料を入れることができたそうです。
これ以外にも、レース中に車体のセッティングを変えたりとか、
ドライバーのヘルメットの前面のガラス拭いたりとか、
そういうことをするそうです。
動画があったんでよくわからん人はこれを見てみてください。
このピット作業ですが、平均で、大体4秒前後ぐらいかかるみたいです。
ドライバーが過酷な条件の中0.1秒の争いをしとるのに何秒もかかってしまっては元も子もないので、
平日とかのレースのない日にピットクルーは週2とかで集まって練習をするそうです!
その結果、今年の3月にレッドブルチームのピットクルーが2.05秒というタイムをたたき出しました!
その動画がこちら。
はやすぎるやろ!
ピット作業についてはここに詳しくまとまってました。
この作業を観客席から見てましたが、ほんまにはやいです。
止まったと思ったら一瞬で出て行きます。
なんというか、僕は何にしても裏方さんが好きです。
スポーツとか見とっても、勝った選手がコーチやスタッフと抱き合ったりしとるところが泣けます。
なので、F1でもピット作業が何気に一番好きやったりします。
奥様も気に入ったようで、目の前で見れてほんまによかった!
で、そうこう見ているとレースも終盤へ。
僕らはあんまりスポーツ観戦とかに行かないんですが、
海外に行ったりするとその国で人気のあるスポーツを見に行ったりします。
そういうとき、僕らはなぜか熱狂的なファンの近くの席になる確率が非常に高いです。
今回も、周りを熱狂的なロータスファンに囲まれていました。
レース展開的にも、1位のメルセデスはもう1位やなという感じでしたが、
レッドブルとロータスが熾烈な2位争いをしていたので、彼らの応援にも非常に熱が入ります。
抜かれては頭を抱え、抜いては立ち上がって喜び、目の前を通る度に何やら念を送り込んでいます。
そしてレースは最終周へ!
彼らの応援のおかげか、1位メルセデス、2位をロータスがキープ、3位レッドブルという展開。
ゴール地点ではチェッカーフラッグを持ったおっさんが待機。
最終コーナーを回って、ついにゴール!!
1時間半に渡る長い戦いに決着がついた瞬間がこちら。
ん?おらんくない?
・・・そうなんです、速すぎて奥様が撮れなかったんです。
でもさすが奥様!シャッタータイミングを即座に修正して2位のロータスを撮ります!
2位のロータスは写ってます!
速すぎてブレまくり!
どんだけ速いねん。
周りのロータスファンは2位という結果に大喜びです!
いやーしかし熱狂的なファンてほんまに見とっておもろいですね。
その後、混む前に急いで人ごみを抜け、
またバスに乗り込んでブダペストまで帰ってきました。
なんかいざ見に行くとおもしろいですね!
次からはテレビ放送とかもチェックしてみよかなと思いました。
最後に、F1とラリーカーと一般車が対決したらどうなるのかという動画を見つけたので、こちらを貼って終わりにします。
どうぞー
あ、あと全く関係ないんですが、いろいろ探している最中にマン島バイクレースというキチガイレースを発見しました。
100年間で200人以上が死んでるとか。
次はこれ見に行ってみよかな。