奥様は商社ウーマン

商社ウーマンの奥様の都合でハンガリーに移住したあと、グローバルITエンジニアの旦那の仕事でドイツに移住した夫婦の日記。現在は年子の男の子二人を育児しつつ、日本で働いています。

2014年08月


アルバニアの道なき道をゆくこと数時間、マケドニア国境に着きます。

ひどい道ランキング、堂々の1位ランクインです。ヾ(=^▽^=)ノ


前を行く白いバンはそんな道を石を跳ね返しつつ、

ハンドルを右左に切り返しつつズンズン進んでいきます。

車のナンバープレートは見るまでもありません。光り輝くアルバニアナンバーですね。

道に悪戦苦闘していたうちらはこのバンを「アニキ」と読んで慕うことにしました。

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アニキについていけば大丈夫。

何も言わへんけど、背中で生き方を示してくれるんや!

(↑バンに必死についていく旦那さんの言葉)

金魚の糞、サメにくっつくコバンザメ、これはうちらのことです。

おかげで無事に国境にたどり着けました。これ。はーはー

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さてさて、

マケドニア、何それどこそれ、ってかんじですが、

ギリシャの上らへんにある九州の3分の2ぐらいの面積で人口200万人の国です。


アルバニアの人もけっこう住んでて、マケドニアからの独立を図ってみたり、

ブルガリア人には「おまえら、言葉も人種もほとんどブルガリア人やんけ」って言われたり、

国旗を定めればギリシャ人から「それ、ギリシャ古来の模様やから。

うちらの文化を盗むのやめてくれる?」とか言われたり、

もうとにかく国が四方八方から否定されているらしい。でもめげずに頑張っている。

えぇんやで、マケドニア。がんばれマケドニア。


アルバニアの後、一つ発見することがありました。

異様になんにでも感動できるんですよ、これが。


すごい!アスファルト舗装されてる!オオーw(*゚o゚*)w

とか

電柱がまっすぐ立ってる!オオーw(*゚o゚*)w

(※アルバニアでは思い思いの方向に傾きまくっている)

とか

高速道路ある!久しぶりに高速みた!オオーw(*゚o゚*)w

とか。


マケドニアとアルバニアにまたがってオフリド湖というキレイな湖があるんですが、

そのほとりにユネスコにも登録をされているスェティ・ナウム (Sveti Naum)という

古い教会があって中のフレスコ画もそれはそれは美しくて。

ココロをしっかり洗われました。

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因みに、悪路のホコリにまみれた身体も洗われました。

ユネスコの世界遺産の横にビーチまであって湖に入れるんです。

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アルバニアもマケドニアも旦那さん曰く「砂漠の風が吹いている」ぐらい 

焼け焦げそうになるジリジリ型の気候。

勿論、どぼん!


リフレッシュした後は感動の高速道路で首都のスコピエに移動しました。

(一区間100円)


ここで問題です! スコピエ出身の有名人は誰でしょー!


正解はマザー・テレサ

アルバニア系カトリックの家庭で18歳までスコピエで育ち、

それからインドに旅立ち、The poorest of the poor(最も貧しい者)に奉仕する活動を

展開していきました。


マザー・テレサセンターがあったので行ってみた。

若いころから意志の強い眼差しをしています。

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ノーベル平和賞を受賞した時の様子。

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あと、スコピエにはローマ時代からの水道橋と世界最大級の十字架もあったりして。  

ちょちょいと言ってみる。観光客の数が少な過ぎて、若干ビビる。

水道橋の近くに人はいなかったけど、放牧の牛は2頭もいました。

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十字架方面に登るロープウェイで6カ国語を操るエストニア人に出会いました。 

旅好きで日本にも来たことあるし、富士山にも登ったし、

アフリカのキリマンジャロに登ったこともあるし。


冒険家…ではなく元カジノディーラーからの今はタクシー運転手。

「毎日自分の知っている言語をいろいろ使えるし、仕事がめっちゃ楽しい!」

とキラキラサラリーマンでした!

因みに奥さんは9カ国語できて、オンラインカジノのマネジャーらしい。


十字架見たあとはモスクを見たり教会を見たりします。

モスクでは青年が祈りをささげていましたが、

終わった瞬間立ち上がって歩きスマホしてました。

祈りスマホになる日も近いかもしれません。


スコピエにはめちゃくちゃ大きな噴水がなんこもありますが、

太陽がすさまじく照りつけるのでホテルに帰って一休みすることに。

のはずが、朝まで寝てしまったのでした。スコピエの悲劇。

そのため、これ以上の情報は提供できないところです。

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はい、旦那にバトンタッチです。

次の日は起きてカメニ•ククリという奇岩群を見に行きます。

スコピエから1時間ぐらい運転して、わけわからん村の中を入っていくと、

ありました。

こんな感じです。

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この奇岩群ですが、伝説があって、真ん中の二人が結婚式を挙げようとしていて、

式への参列者まで集合していたのですが、

なんとこの新郎は既に結婚しとるのにこの式を挙げようとしていたという

とんでもないやつで、 まんまと奥さんに見つかり、呪いで

参列者もろとも岩にされてしまったというそんな場所らしいです。

彼がイスラム教なら4人までセーフやったんやけどなー。


この奇岩は、わりとまとまったところに生えてるんですが、

ちょこちょここの結婚式とは関係なさそうなところで

岩にされている通りすがりっぽい人もいます。


しかしほんまにこの式場のまわりは回りと全然違う風景で、

なんでここだけ奇岩があるのか謎です。

伝説もマジなんじゃないかという気になります。


参列者の頭の上とかに登って景色を見ます。

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マケドニアの全体の印象ですが、 なんか名前ほど古代古代してなくて、

特にスコピエなんかはめっちゃ近代都市でした。

人は優しいです!またまたワイン作っていてそれもなかなか美味しい。

正教系キリスト教徒とイスラム教徒がそれぞれ7対3という人口比で、 

確かにそんな感じでヨーロッパっぽい街があったりイスラムっぽい街があったり、

スコピエなんかやともう完全に両方がごちゃまぜになってます。

政権はキリスト派政党とイスラムは政党の連立政権で、

国家としても両立のみちを歩んでいるように見えます。


では、参列者の頭から降りて、

次はブルガリアのソフィアに向けて出発します。  

船は予告をしたドブロブニクですが、もうただただ美しかったです。

真っ青なアドリア海にぽっかり浮かぶ白っぽいまち。

オレンジ色の屋根が指し色。確かに真珠のよう。

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要塞のようなまちの大理石の床は何世紀もの間、

商人に船乗りに貴族に侵略者そして観光客によって踏みしめられ

完全にツルツルになっていました。

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「紅の豚」再現のため船でも巡ってみる。

近くにある島もくるっと回ってくれるんだけど、 

島の裏はちゃっかりヌーディストビーチでした。 初見。

ふつーっちゃふつーっすね。意外にも。

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それにしてもすぐ近くにムスリムのボスニアみたいな国があるとは思えない

このフリーダムなかんじ。

「火薬庫」の裾を観た気分。 


そこから今度はモンテネグロのコトルというまちに移動。

モンテネグロは福島県ぐらいの大きさの国で人口は62万人。

モンテネグロ人、レア!私も出会ったことありません。

コトルはユネスコ世界遺産にも登録をされているのです。

まちの背後には砦がそびえたっていて、

あらゆるところに登ることを信条としている私たちは勿論登りました。

ここ半年で一番チャレンジングでした。それはもぉ、修行でした。

タンクトップの上に来ていた服はすぐにただのタオルになりさがりました。 


直射日光と傾斜がすごいのでどんなジムよりも汗をかけます。

これから登るという人、水着が正解。 


息も絶え絶えになっているところを反対からくだっていく人たちに

“It’s worth it!* (登る価値あるよ)と励まされつつ、

てっぺんに着くと確かにスゴい景色!

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この景色を見ながらビールを飲みたいなぁ〜 と思っていたら、

てっぺんにちゃんと売り子がいて

(毎日かついで登っているのかと思うともう冷や汗しか出ん)

旦那さんが買いに走ってくれたおかげで(私、息絶え中)

てっぺんビールを達成できました。ぷはー (´∀`*)

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モンテネグロといえば、リゾートのイメージです。 

ホテルの人に教えてもらった秘境ビーチにいってみました。

「崖から階段が垂れ下がっているから」

と教えてもらったのですが、(垂れ下がっている点に若干不安感感じつつ)


謎の元建設現場の真ん中に

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お手製のロープが垂れ下がっていて…(これ!?)

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よじ降りていけば、そこに秘境ビーチ!きゃほーい!

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透明度高い! 洞窟もあって岩から飛び込める。

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帰りはもちろんまたまたロープ。


コトル付近ですのでこのビーチが気になる方はメール下さい。教えます


さて、モンテネグロの次はアルバニア!

こちらは人口314万人。 こんなかんじの人たちです。(イメージ画像)

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ここからは地球の歩き方から入手の付け焼刃の知識をひけらかしていきます。


まず、アルバニア語で「はい」は「ポ」

意味不明に「はい」を連呼したくなります。ポポポ。

因みに「いいえ」は「ヨ」

暫く「はい、いいえ」も連呼したくなります。ポヨポヨ。


アルバニアは暫くガチの社会主義でした。

ということで地球の歩き方曰く、

「アルバニアでは、車の所有が認められてまだ日が浅く、

運転の技術・マナーに問題がある」(何やそれ)

観察によると異様にベンツが多い(反動?)


因みに社会主義かつしばらく鎖国をしていたため、

外国人を見慣れていないらしく、

ジャパニーズな旦那さんはアイドル級の注目度でした。ひゅーひゅー

もう目が離せないっ!そんなかんじで行動全てが注目の対象になってました。

おかげでどこでもすぐに覚えられて顔パス。

アイドル気分を味わうならアルバニアへどうぞ 

因みに私は持ち前のインターナショナル顔でアルバニア語で話しかけられました。  


すこーしだけアルバニアの歴史を紐解くと1990年に社会主義をやめて

資本主義に移行しました。 順調に成長をしていくかと思われた矢先、

「1997年にはネズミ講により国民の3分の1が財産を失う事態が発生し、

各地で暴動が発生した」らしい。(何やそれ)


もはやネタづくしのアルバニアですが、 車で走っても走っても特に何もありません。

水タンクを屋根につけた家がまばらにあるのとトウモロコシが

やたらとなっているのと山脈が走っているのと。

でもけっして運転に飽きることはありません。けっして、です!


なぜならそこは(ほぼ)ルールのない無法地帯だから。やるかやられるか…

信号の先頭に並んでいても同じ方向の車に割り込まれて追い抜かれます。

少しでも道路に余裕があれば(そして乗り上げても)追い抜くのは基本。

しかも横からもミサイルのように割り込んでくる輩もいたりして。

さらに右からも左からも突如バイクにチャリに人が飛び出します。

草食動物並の視界が必須か。  

まちなかはまだ分かりますが、高速道路の真ん中のセパレーションのところに

人が座っていたりする。なぜ?

素性は分からないが、車の流れを確認することを生業にしている人たちなのかもしれない。  


高速といえば制限速度が時速110kmだったかと思うと次の瞬間、

突如20kmになります。 急ブレーキかけろと!?

さらに時速10km制限というところもあって、

もはや、それ、車のスピードなのか?!

 

でもこの橋を渡ってみて速度の理由が分かりました。

柵がボロいのは勿論、橋自体が古過ぎて地面がボコボコなのです。

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たまーー橋が落ちるというニュースをみたときは

どういうことなんだろうと思ってたけど、 これはリアルに落ちれる。

今すぐにでも落ちれる。


この混沌にさらに輪をかけてそこら中に警察がひそんでいて

容赦なくとっつかまえてきます。

全員が何かと違反しているので川でシャケ狩りする熊並の命中度。


警察官は「Stop」と書いた丸い小さな指示器みたいなのをもっていて

この指示器で指された車は罰金確定(なのだと思う。うちらはつかまってないので)

そして警察を通り過ぎた後のみんなの加速もまたすごい。ぴゅーん〜


歩行者になれば楽かというとそんなことはなく、

青信号で渡っていると横からつっこんできたバスにぷっと警笛をならされる。

公共交通機関ってこんなに戦闘的なもんやっけ?


こんなエキサイティングなところで何が見れるかというとあまり何もありません。

国の重要文化財(モスク中心)を社会主義時代にぶっこわしまくったからです。はい。

奇跡的に破壊を免れたモスクを見に行く。 美しい。

西洋風の技法で描かれたユニークな装飾らしい。

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観光客がいる傍らで祈りを捧げる人たちがちょっと気の毒。

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観光があっというまに終わったのでアルバニア料理を食べにいくことに。 


メニューに「アルミに入った白チーズ」とある。

結果、こんなかんじ。アルミは重要要素なんだね、きっと。

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羊肉がメインの一つらしい。

羊の脳みそとか心臓とか内蔵をけっこう食すらしいけど、

このあたりはうちらにはハードルが高いので普通の羊肉とウエイターさんオススメの

アルバニア料理を頼んでみた。

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このオススメ料理は美味しいんだけど、主な原料がチキンとチーズということしか判明せず。

味付けが全くもって分からん。(゚ロ゚;) 

 

因みに、外国の人が日本食に対してよく感じるのは

「これ、旨いけどなんなんか全く分からん。でもうまい。」

それと同じかんじなんでしょー。


宿泊は首都のティアラではなく、近くの海辺のまちドゥラスというところにしてみました。

ギリシャ・ローマ時代の太古からバルカン半島支配の要所だったらしい。

現在もイタリアから一日一便フェリーが出ているらしい。

海をみてしばし落ち着く。ほっ…

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プップー!!パパパパー!!キキィィィー!!

はい、アルバニアの車並みの唐突さで一瞬旦那の割り込みドゥラスレポートです。

ドゥラスはアルバニアの西海岸に延々と続くビーチの北の端にあるまちで、

完全なリゾート地です。 遠浅の海で、パラソルなんかも千本ぐらい立っちゃって、

ホテルが立ち並んで、バーなんかもあります。

(イスラム国家なのでお酒は全然種類ない+高い)

そして、なんと遊園地まであります! それがこれ!

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まさかのKAMIKAZEというネーミングにカミカゼの浸透率の高さを再認識します。

まさかアルバニアにまで伝わっとるとわな。


で、特に目を疑った光景がこれ!

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ただの空中ブランコやん、と思うと思います。 

実際僕らも最初はただの空中ブランコやねと思っとったんですが、

そこはアルバニア、完璧な差別化がなされていました...。


アルバニアの空中ブランコ差別化1:中心にDJスペース

DJスペースから完全なクラブミュージック、スモーク、

そして謎の実況中継が流れてきます。 

なんというチャラさ。


アルバニアの空中ブランコ差別化2:圧倒的なスピード

回る速さがえげつないことになってます!

日本やと確実に許可がおりないスピードが出てます。

ちぎれて飛んでいったら5メートルは確実に飛ぶ、

そんなスピードでぶんぶん回っています。

しかもアルバニアクオリティですからねー…。これは圧倒的な恐怖感でしょう。

さて、しばらく見ていた僕ら。

何故か乗っている人はカップルや友達など二人組みであることに気付きます。

そして、まさかのこの空中ブランコの目的に気付くと同時に

謎の実況中継が何を実況しているのかが判明しました。


アルバニアの空中ブランコ差別化3:ゲーム性

みなさま、この右の方にぶらさがっているネズミがご覧いただけますでしょうか。

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これは空中ブランコの支柱から6メートルぐらい離れたところにある

高さ3メートルぐらいの棒にぶら下げられています。

そして、なんと二人組みの後ろの人が、前の人の席を蹴ったり投げたりして吹き飛ばし、

前の席の人がコレを取ろうと頑張るというのがこの空中ブランコの目的やったんです!!

だいたい回転半径4メートルの幅で4秒ぐらいで一周するというスピードの中

通常時、高さ1.5メートルぐらいの高さにある空中ブランコを蹴り上げて

3メートルを狙う、 そしてアルバニアクオリティ。 

このエクストリーム感がお分かりいただけますでしょうか。


日本、いえ、仮に先進国を自負する国ならこんなもん許可出るはずありません。


途上国ゆえの危険なお遊びといったところでしょうか。


ちなみに連続で試しまくってはネズミをゲットしまくるプロカップルがいました。

彼らの遊び中、いえ競技中の顔は完全なプロフェッショナルでした。

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ちなみに僕は蹴り上げるのは自信あったものの、 

奥様が「泣きそう」という理由でチャレンジしませんでしたが、

我こそはと言う方はぜひアルバニアに行った際はチャレンジしてみてください!


あと、アルバニア人はみんなめちゃくちゃ親切でした。

英語しゃべれる人自体は少なかったですが、

それでもちゃんと料理について聞いたらボディランゲージ使いまくって

何か教えてくれるし、 

もちあわせが足りんくてユーロで払おうとしたらちょっと足りひんくても

おっけーおっけーしてくれるし、

ホテルのレストランのウェイターで忙しいのに荷物を部屋にも運んでくれるし、

なんせ笑顔でサンキュー言うたら親切な笑顔をしてくれます。

素朴で懐の深い国なんやと思います。


イスラム教って、人を助けることが天国に行くための条件なので、

乞食の人もある種身分が高くて、

「おら、恵ませたげるわ!感謝せーよ!」という態度です。

小銭でも恵もうもろなら「少ない!」とか言われるらしいですよ!

まぁとにかくこのイスラムの教えのおかげで、半端なく親切な人が多い印象です。


今までイスラム圏の国はヨルダンとかトルコとか行きましたが、

ヨルダンはほんまに親切は買ってでもしろってぐらい親切で、

道で地図開いただけで寄ってきて

「迷子か!英語か!英語しゃべれる人おらんかー!彼らが迷子なんやー!!」

みたいな感じでした。

最初こそ、「優しい振りしてなんか売ってくるんやろ!」って思って

信用してなかったんですが、 何も売ってくるはなく、

むしろジュースタダでおごってくれる人とかもいて、

ほんまに純粋な親切心に、なんて自分の心は汚れてしまったんやろうと気付かされます。


一方で、トルコは優しい振りして最終的に絨毯売ってくるので、

マジで気をつけてください。


さ、旦那の割り込みはここまでです。じゃあの!


キキキィィィー!!ブブーン!


次はマケドニアに向かいます。 だんだんギリシャに近づいてきました。


続く。


〜追記〜

運転中の旦那さんの言及を一部抜粋してみます。


何をわりこんできとんねんーぼけー。 はぁ?チャリが真ん中走るなや!ぼけ、かす! 


(突如急ブレーキをかけた車に対して)

は?何止まっとんねん。目の前に道広がっとるやろ!いけや!



(なぜか急に立ち止まった車に対して)

何を急に休憩入れとるねん!「はぁーぁ」 ちゃうぞアホ!


(赤信号で突如抜いた上に左折しだした車。※右側走行の国なので危険)

ん?赤信号やのに今のチャンスやと思ったん?は?ぼけ、かす!


(自由なタイミングでウインカーをつけたり消したりする車に対して)

いやいや、左車線で左ウインカー出してどこ行くねん。

ほんで右行くんかぃ!なーに「しまった」みたいな感じで今さら消しとるねん、ほんま。

で、今度はウインカーなしで左来るんかい!どないなっとんねん!


(明らかに郊外に向けて出発した配達ピザを見て)

住宅街抜けたけどな。どこ行く気や。  


始終こんなかんじやけど、旦那さん纏めの言及は

「この国に車は100年早かった!」


こんな混沌の交通事情ですが、

旦那さん的にまだまだ運転ワースト1位は

「フランス、パリのオペラ座前!」

らしい。  

 


最近やたらめったら旅行をしているように見えるうちらですが、

そして実際そうなのですが…

実は全く休みをとることなく、全て週末敢行なのです。

気合いと体力さえあればそんなこともできちゃうのが

ハンガリーのナイスな立地なんですね。バンザイ!


普段から体力の限界に挑戦しているところですが、

このたび、夏期休暇なるものがやってきましたので

前から行きたくてウズウズしていたバルカン半島を巡る旅に出ることにしました。(*・ω・)ノ

それにしても休みに入った瞬間、いろんな案件が動き出すのは

なんでなんでしょ? (((( ;゚д゚)))

バルカン半島のあちこちから仕事メールを打ち返しつつ、

パソコン3台とともに(内、2台は各自の会社PC)旅してましたが、

どの国でもWIFI完備で仕事できる環境だったのは個人的にちょっと意外でした。


さてさて、バルカン半島の国で日本からの直行便があるところは一つもなく、

中欧とはまた異質なちょっとした辺境地感なのです。

スラブ文化とイスラム文化が入り交じっていて

「火薬庫」なんて呼ばれていた時期もある。(民族対立という意味で)

興味が沸いてしょーがありませんね。ウズウズ


おなじみのクロアチアを突っ切って、まずはボスニア・ヘルツェゴビナへ。

首都、サラエボ。 どこかできいた名前…

今から20年前に文字通り戦場となった都市なのです。


戦場となる7年前にはオリンピックの開催地になっていたところが

一瞬にして爆弾の雨が降り注ぐ危険地帯に。

この図からもボスニアがセルビア軍に包囲されている様子が分かります。

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あふれかえる死者を埋めたという壮絶な元オリンピックスタジアムや

「スナイパー通り」というところにいきました。 

その通りを行く人は誰でもスナイパーに狙われたとか。 

地面にリアルに弾の後が残っています。

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当時、記者の人たちはスナイパー通りに面したホリデイインに泊まっていたんだけど、 

1階のバーにいるとスナイパーにコーヒーカップを打ち抜かれたりしていたらしい。

同じバーでコーヒーを飲んで当時の雰囲気を想像してみたかったけど、 

残念ながらつぶれてしまってました…


ほんで、包囲されたまちに物資を運びこむためにほった秘密のトンネルがこれ。

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日本のガイドブックでは素っ気なく「トンネル博物館」となっていたけど、

現地で書かれていたのは「Tunnel of Hope」

ボスニアの人たちにとっての命の綱だったんですね。

敷地内にけっこうポップに「地雷ゾーン」があったりなんかして。

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このトンネルの前の建物は銃弾でボコボコになっていました。

本当に激しい銃撃戦が繰り広げられていたのがよく分かります。

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こんなに戦争が最近の出来事で生々しく残っている国は正直初めてでした。

今ウクライナでいろんなことが起きていますが、 一瞬のうちに普通の場所が戦場と化し、

戦場だった場所が何事もなかったかのように生活空間に戻ったりする。

戦争というのはどこかの遠い話ではなく、

日常に潜むモノだなーとシンプルだけどギョッとすることを考えたりしました。

これが現在のスナイパー通り。普通の幹線道路に戻っています。

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サラエボは確実に復興していて、戦争で燃やされた市民ホールが

ちょうど美しくなってオープンしたとこなのでした。

ボスニア・ヘルツェゴビナの民族はムスリム人約44%、セルビア人約31%、クロアチア人約17%。

ということでこんなイスラムちっくな建築なのです。(ビフォー・アフターで掲載します)

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因みにどの民族に属しているかをきくのはボスニアではめちゃくちゃ失礼らしい。


もう一つのボスニアのまち、モスタル(Mostar)というところにいきました。

めっちゃキレイ! ちょうどミナレットから祈りがこだましている時間でした。

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ここは古くはイスタンブールやベネチアとの貿易で栄えたまち。 

完全にイスラム色が強いかと思いきや山のてっぺんに十字架があったりと

キリスト教徒の存在もしっかり感じられる。


ボスニアはちょっとコワめのイメージだけど、料理も美味しくて(ちょっとトルコっぽい)

ワインも作ってて なかなか素敵な国でした。

(奥のやつは葡萄の葉っぱにミンチを巻いたもの。

手前は何か不明だけど美味しいスープとこれまたケバブちっくなお肉。

食レポはちと適当めっす)

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次は同じみジブリの「紅の豚」の舞台にもなった

「アドリア海の真珠」ドブロブニク(Dubrovnik)へ

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ハンガリーに帰ってきてこのブログをアップしていますが、

思わず、早速「紅の豚」を観てしまいました。ひじょーに良い!


〜追記・今のサラエボ〜

戦争とか民族対立にそこまで興味ない人もいるかもということで

追記でもうちょっとだけ話をします。


今のサラエボでは弾丸がキーホルダーになって売られていたりして

ホンマに?ってなるのですが(ほんで、誰が買うねん!って思うのですが、

きっといるから売ってるのでしょうが) 

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それ以外にもなんとボスニア・ヘルツェゴビナという国の中に 

もう一つ「セルビア共和国」という国があるのです。

国と国の間の境界は見えないけど、それがとても不気味。

サラエボから出る長距離バスのバス停もボスニアのバス停と

セルビア共和国のバス亭と2つある。

自由にチョイスできるのだろうか。


ボスニアに入った時は私の得意なキリル文字の表記の下に ラテン文字だったのが、

ボスニアを横切るに従ってその順番が入れ替わり

しまいにはキリル文字が消えていたりする。


紙幣もセルビア共和国のものとボスニアのものがある。

民族の勢力構図が徐々に変わっていくのがにじみ出るかんじ。

こういったことでまさに机上の空論、

学校の勉強だけではどうしても理解できないところですね。

だからこそ自分の目で見るために訪れるのが興味深いなーと思ったのでした 

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旦那です。

毎週末のようにおでかけしとる僕らですが、
ハンガリーと国境を接しているスロヴァキア、オーストリア、クロアチア、ウクライナ、ルーマニア、セルビア、そしてスロベニアのうち
スロベニアだけまだ行ってなかったんで行ってきました。

さ、これで周辺国制覇なわけなんですが、
正直ハンガリーを含めて周辺国は、
世界的に見るとどっちかと言うと先進国には含まれるとは思いますが、
高速道路のチケット買わなあかんけど、買ってなくても全然捕まらへんとか、
バスとか地下鉄のチケット買わなあかんけど、買わんくても普通に乗れてしまうとか、
スピード違反の切符を払わなあかんけど、ぶっちすればいけてしまうとか、
罰金の額が警察との交渉によってふつうに変わるとか
というか賄賂払ったらどうにでもなるとか、
金属探知機を手に持っとるのはいいけど使ってないとか、
トイレあんまないとか、英語通じへんとか
そんな感じでやっぱりいろいろと粗が目立つという国が多いです。
まぁこういうのは先進国でもありますけど、
ここに挙げたのはほんの一例で、やっぱりどこかあらびきなんですよいろいろと。
なんというか当たり前のことが当たり前にできないんです、この子たちは。
ちなみにオーストリアはこの中では完全に別格です。あれは先進国です。

で、スロベニアはどうなのか。
ハンガリー人の同僚曰く
同僚「スロベニアはもう西側やから、相手したらあかん。」
おれ「ちなみにオーストリアは?」
同僚「あんなんもう完全に西側。相手したらあかん。おれらはもっとルーマニアとかスロヴァキアに対しておれらの方がすごいんやぞ言うていかなあかん」
という卑屈な態度。

ほなまぁ現地に確認しに行くかという気分で行ってみたんですが、
結論からいうと、スロベニアはけっこうな先進国でした!
ポイントを挙げつつ旅行記書いてみようと思います。
いかに日本が先進国か、
そして中東欧在住の僕たちのハードルがいかに下がりきっているかを感じてください。


先進国ポイント1 英語が通じる
まずはめちゃんこ綺麗と噂のブレッド湖へ。

ハンガリー国内を南西に進んで、スロベニアの国境を越えます。
まぁこのへんは普通。
で、サービスエリアに入って高速チケットを買います。
ヨーロッパ(中東欧だけ?)で多いのが、乗り放題チケットで、
フロントガラスに貼っといてねってやつ。その代わり料金所がないんですね。
で、たまに検問があってバッタバッタと捕まるんですが、そんなんにでくわすのは年に一回ぐらいで
まぁ基本捕まりません。

とはいえ捕まってもおもんないので、
売店に行っておっちゃんに高速チケットをくれと言うと
おっちゃんペラペラの英語で説明してくれますやん!
これはけっこうポイント高いですよ。
国境近くのガソリンスタンドはしゃべる人が多いですが、それでもカタコトが精一杯というところですが、
この人はノリノリでしゃべります。これは先進国感が出てます。

その後も、
チケット売り場のおばちゃん、ウェイター、トイレの料金徴収のおばちゃんまでみんな英語通じました。
僕らが観光地ばっか言ったっていうのもあると思いますが、それでも久々に全く困りませんでした。
ちなみに彼らはドイツ語とかイタリア語とかもペラペラ喋る様子。すごいですわ。
そういやヨーロッパの各国と英語話者の比率はこんな感じみたいですよ。
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スロベニアは50から79%の人が英語喋れるんですね。すごい。

で、チケットも買ったんで
ぶんぶん運転してブレッド湖を目指すと、なななななんと前方に!


先進国ポイント2 高速チケット読み取り装置がある
高速チケットの読み取り装置があるんです!
ETCみたいな感じで、減速しとる車をカメラで撮ってチェックしてます。
ちなみにおんなじ方式のハンガリーとかスロバキアではそんな装置はなく、
チケットなんか買ってない車を大量に見かけます。

これはポイント高いですねー。


で、ぶんぶん進んであっという間にブレッド湖。
駐車場に車を止めて、券売機に近寄って駐車チケットを買おうとすると、
ななななななんとそこには!


先進国ポイント3 小銭両替機がある
写真


















これには全く度肝を抜かれました...。
駐車チケットの発券機はたいてい小銭しか受け付けない仕様になっているものが多くてですね、
たいてい車で来たばっかりの僕らはお札しか手元になくて、
しかもお店も全然両替してくれへんかったりするし、
なんというか日本円で言うと、「5円、10円、50円玉だけしか受け付けへんけど、300円払って」
みたいなどだい無理な設定の券売機ばっかりで、
人が管理しとる駐車場を探して回らんとダメというのにいっつもかなり苦労させられとるんですが、、
まさか小銭両替機があるとはな...。これは便利。圧倒的に便利。完全に便利。

いやー便利やなー。

ほんまに便利。
買い終わって3分してもまだ便利。便利の余韻がすごい。


便利便利言うて車の方にチケットを置きにいくために振り返ると、
そこには民家があるんですが、ななななななんとその庭に!!


先進国ポイント4 ルンバ風芝刈り機がある
写真 (1)

















ルンバと言えば皆さん小存じのiRobot社が製作したあの自動掃除機ロボ、ルンバのことです。
これとおんなじ感じで、庭をかけまわって芝刈りをするルンバ型芝刈り機がガンガン働いてるじゃないですか!!
え、なにここ?ほんまに中東欧?タイムスリップしたか?!
それぐらいの衝撃です。こんなもんがイタリア以東、オーストリア以南のこの地域で見られるということが
奇跡です。

いやー芝を刈る機械という贅沢品、すごいなこれは。


さ、そんな感じでブレッド湖着いたんですが、ご覧のとおりの綺麗な海、雰囲気のある城、そしてこれまた雰囲気のある島が湖の中にあって、教会まで あるんですねー。
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結婚式もできるみたい。これはロマンチックですね。
ちなみにこのブレッド湖にある島がスロベニアの唯一の島らしいです!
ばっちりボートも借りて島にも行って満喫しました。



そのあとは首都のリュブリャナへ移動。

スロベニアはその立地的にもとても分厚い教科書になりそうなぐらい歴史が山ほどある国で、
このリュブリャナにはイスラム圏とキリスト圏のまさに橋渡しであった橋があります。
それがこれ。まさにこの手前の地面。
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町の真ん中を川が流れとるので、他にもいくつか橋があります。
有名なのはさっきのと、このドラゴンの橋。
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そしてなぜかかわうそと見られる動物が住んでました。
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で、丘の上にはリュブリャナ城があるんですが、完全に近代化されてます。

塔に登って街を見渡せます。



そんなこんなで1日目は就寝。


泥のように爆睡して2日目。
朝から世界遺産に登録されている洞窟であるシュコツィアン洞窟を目指します。

リュブリャナから車で45分ということで、ぶんぶん運転しているとガソリンが足りなくなって来ました。
まぁ給油するかということでガソリンスタンドに入ります。

基本的にはセルフ給油の国ばかりで、ここでの車を降りてガソリンを入れだしたんですが、
そのとき僕の目にあるものが目に入りました!!

先進国ポイント5 ゴミ箱が多い
なんと全給油機の横にゴミ箱が用意してあるんです!これはすごい。これは見たことありません。

ガソリンスタンド以外にも、スロベニアはゴミ箱がほんまに多くて、
至るところにちゃんと置いてありました。そして必然街がきれい。

これが他の中東欧の国やと確実にここにゴミ箱はなかなかないですね。すごいです。


さ、給油も住んでお目当ての洞窟につきました。

この洞窟はなんと中に広大な空間があり、その中になんと渓谷があり、底を川が流れているというもので、
写真不可やったんでお見せできないのが残念ですが、圧巻の景色でした。
車でないとアクセス厳しいと思いますが、一見の価値があると思います。

洞窟のあとはまた移動して、今度は洞窟にえぐり込むように城が建っとるという洞窟城を見に行きます。

それがこれ。
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なんでしょうかこの見た目、ひきこもり垂涎の城ですね。

電車の席は端っこ、座れなかったらドアの横、
ファミレスに入れば端の席、雑魚寝するときは部屋の隅か押入れ希望という
隅っこ大好きな僕からすると心をくすぐられる好物件ですが、
最寄り駅までチャリで1時間というこの立地がなー。


ちなみにこの城、12世紀には既にあって、16世紀に建て替えをして今の姿になったらしいです。
後ろには洞窟があって、洞窟の中には5000匹のコウモリが住んでます。

その洞窟の中を探検できるツアーがあって、もちろん参加してきました。
中には電気はなくて、電球つきのヘルメットを全員支給されます。
城の下25メートルの地点にある入口から、城の上25メートルを目指すというコースで、
はしごをいくつも登りながら中を歩きます。
至るところにタバコの箱ぐらいの大きさのコウモリが住んでます。けっこうちいさいですねこいつら。
45分ぐらい歩いてゴールしたんですが、
なんと事前に予約をすれば5時間ぐらいかかる洞窟探検ツアーもあるとのことで、
しかも匍匐前進あり、崖登りありのタフなコースらしく、
アドベンチャー気分を求めたい人にはオススメです。



そんなこんなで岐路につきました。
全体的にスロベニアは自然が豊かで、そして清潔で、発達していて、シーフードもあるし
日本人好みな国なんじゃないでしょうか。



さて、この記事をちょうどアップしている今はマケドニアにいます!
今年の夏休みを利用してバルカン半島7カ国を回る弾丸旅行の真っ最中です。
次回からバルカン半島編が始まりますのでお楽しみに!


ハンガリーに暮らして1年以上たったころ、親が遊びにきました。

紆余曲折があってベネチアで集合をしたのですが、 うちの親は携帯を持っていません。

普通に。思想とかじゃなく。

「何時、何分、ここにいてね。絶対に動いたらあかんで!!」

というちょっと昔風のスタイルになります。

(勿論、実際にはこれをロシア語で言うわけだけど)


このベネチア集合の前後でいろんな出張と締め切りがたてこんでいて、

「世界を飛び回るようなかっこいい仕事をしたい」と思っていた私の

夢体現ウィークでしたが、けっこうよろよろ… 

人間はみんな平等に一日24時間をもっているけど、 やりたいこと・やるべきことが

大量にある時に削るのは、言わずもがなですが睡眠時間です。 

ということでしゃぁなし一日5時間睡眠(といっても5時間は確保しているんだけど)を

繰り返していることをふとした話の流れで同僚(ロシア人)に言ったところ、

「きゃー信じられない!女性にとって睡眠はすっごく大切よ!

寝てないとシワが増えるわよ。寝なさい!」 と怒られました。 

やりたいことをやりきるか、シワが増えるか。

うぅぅぅううううーーーー苦渋の選択だけど、なんとか増えたシワを伸ばす方向で!

論点ズレ、そして大きく脱線しました。


一緒に旅する人によって観るものがちょっと変わるのが面白いですよね。

ハイキング好きな親のおかげでベネチアから車で1時間ちょっとのところにある

めちゃくちゃキレイなドロミーティ山脈(Delomites)を訪れる。

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それにしても、日本に帰った時にこんな写真をみせて

「ベネチアらへんに行ってきました!」 って言われたらみんな戸惑うだろうなぁ。

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こんな山を歩いた後に夕方からベネチアに戻ってディナーまでできる。 

なんだかオイシイかんじなのです。

そして、有名な水上バスですが、乗るなら夜!ということが分かりました。

闇の中にぼおっと浮かび上がる桟橋。

ところどころに点在するランタンのような灯り。

ドアの前の階段は海の中へと消えていく。

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ところどころの小さな劇場みたいな窓が照らされ、

大きなシャンデリアの光のもとでタペストリーと

ところぜましに並べられた本がちらちら見える。

ベネチア全体が大きな劇場で華やかなゴーストタウン。

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朝日に照らされたベネチアもゴーストタウンっぽさを残しつつも

もう少し生きているまちのふりをする。

200以上の小さな島が400以上の橋でつながれているので

ラビリンスみたいにどこにもまっすぐたどり着くことができない。


初めてガイドさんの説明をききつつまちを回ってみた。

例えば、有名な仮面の由来。

その昔、ベネチアは今のラスベガスみたいなまちで、

町人や旅人たちが年間で5ヶ月はギャンブルをしていたとか。

でも身分の高い人がギャンブルをしてるのをみつかると大変なことになる。

ステイタスが落ちる。

何者であるかを隠しつつ悪いこと(これ、売春含む)をするために仮面が流行したらしい。

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ベネチアの中心にあるサンマルコ教会はどこからか盗んできた

キリスト教の聖人の骨を奉るためにたてられ、中は金で煌めいているが、

その内装は制服したコンスタンティノープル(今のトルコ)から略奪したものばかり。

教会自体の歴史はそこまでだけど、内装のマーブルなどなどは

教会よりもずっとずっと古い。 

「ここは我々にとって、イギリス人にとっての大英博物館のようなもの。

ベネチアの力と富を見せつける場なのです」 とガイドさんが言っていた。

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ガイドさんが人気のない通りに潜り込んだかと思うと、

そこはなんとマルコポールが21年アジア放浪をした後に

スリランカやインド経由でベネチアに帰ってきて、買った家だったりする。

かなりボロボロの家だが、ビザンチン風の窓回りの装飾や、

回廊のレースのような彫刻から往事の華やかさが垣間見える。

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そんな場所をベネチアは無数に懐に隠しているようだが、

みせたりみせなかったりがやっぱり劇場だ。

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親と別れてハンガリーに向かうために電車に乗った。

イタリア国鉄の従業員は大規模ストライキ中で本当につけるかドキドキ。

たまたま横に座った老婦人(かなり高齢)が堪能な英語を話していてびっくり。

オーストリア人だが、結婚してもう52年イタリアに住んでいるという。

英語、フランス語、ドイツ語(これが母国語)、イタリア語を話し、

80歳の今も翻訳の仕事をしているという!

「頭の体操みたいなものね」と言っていたが、

この言語使いこなし感は体操というよりは大車輪かバク転ぐらいの気がする。

昨日は親戚と湖に浮かぶ島で大会合を開いて、みんなでお酒を飲みながら

W杯サッカーを楽しんでいたと言っていた。 なんだかよい。 


私も70歳なっても80歳なっても、できれば90歳ぐらいでも何かしら仕事をしていたいなぁ。

「頭の体操よ」とか言いながら。

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おばあちゃんも一緒に念を送ってくれたおかげで ストライキにも

負けず無事に帰れたのでした。  

イタリアは素晴らしいところいっぱいだけど、

でも私はやっぱりストライキをしないハンガリーで暮らすのが好きかな 

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