奥様は商社ウーマン

商社ウーマンの奥様の都合でハンガリーに移住したあと、グローバルITエンジニアの旦那の仕事でドイツに移住した夫婦の日記。現在は年子の男の子二人を育児しつつ、日本で働いています。

2014年09月


旦那です。


以前ゲジゲジが家に出た話をしましたが、つい先日もまた出やがりました。
今回はオレンジページ的なちょうどいい叩くもんがなかったのですが、
ハンガリー来たときに万が一ゴキブリがでたときのために買ったハンガリーのゴキジェットがあったなと思い出して、
これゲジゲジにも効くんかなー?と思いながらスプレーすると、
やつはしばらくのたうちまわった挙句、




溶けました。




いやいや溶けるて。これ殺虫の域を大きく逸脱した破壊力やないか。
間違って目に入ったらただちに影響あるやろこれ。



まぁそんな感じで最近も平常運転で過ごしていますが、
なぁんかせっかく海外に住んどるし、海外でやないとできひんアクティビティをしときたいなー
と思っていろいろ探してみると
なんとブダペストではガンシューティングができることがわかりました。

ガンシューティングはまぁ要するに銃を体験してみようということで、
よくグアムとかハワイとか韓国とかでもみんなやってますよね。
日本は銃撃つのは全然禁止なのでこの機会にちょっとやってみるかということで行ってきました!


今回利用したのはここ
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ブダペスト中心部から車で20分ぐらいのところ。

お値段別にいくつかのコースが用意されていて、
とりあえずお試しプランのベーシックコース、
警察に採用されている銃を集めたポリスコース、
第二次世界大戦で使われた銃を集めたワールドウォーⅡコース、
とりあえず全部撃ちたいというシュート ゼム オールコースなんかがあります。

今回はせっかくやし行こやということで奥様も一緒に行くことにしたのですが、
あんまり興味が無さそうなので、一番基本のベーシックにしときました。
49発撃てて5000円ぐらいのコース。
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現地について受付にお金を払って待機します。


あのーなんかあれじゃないですか、男やったらやっぱ1回ぐらい銃を撃ってみたいっていうのはありますよね!
子供のときもエアガン買ってみたり、シューティングゲームしてみたり、なんかロマンがありますよね!
とはいえ一方で、いやいやちょっとミスったらすぐ人死ぬでという緊張感もありますし、
ちゃんと撃てるのか、めっさヘタで的とかはずしまくって恥ずかしいんちゃうかとか
そんなワクワクと緊張と不安な感じで待ちます。
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僕らは待機中、なんか銃オタクがゲームで銃をぶっ放しとるところに

このお店からのお誘いの使者が来て、どうだぃ?本物をぶっ放してみないかぃ?
的なことになって、いろいろぶっ放すというF級ムービーを見ながら過ごします。

時間になると筋肉ムキムキのインストラクター2名がやってきて、今から始めるので部屋に入れとのこと。
各自にゴーグルと耳あてが渡されて、部屋に入ると、
あー!ずらっと並んでますね!
拳銃が20丁ぐらい並んでます。
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インストラクターさんが、まずは教材ムービーを見てくれとのことでスイッチいれます。

画面に別のムキムキのインストラクターが映って、
やったらあかんこととか、銃の持ち方とか、照準の合わせ方とか、リボルバーの次弾装填の方法とか、あとでフェイスブックにアップロードしていいと か、
いろいろ教えてくれます。

ムービーが終わったら早速実射です!

おーし、きたきたきた。
順番は早速わたしから。

まずは最初は小さい銃からということで、なんか忘れましたけどオートマチックとリボルバーを1つずつ撃ちます。


なんかけっこうトリガーは軽くてサクッと打てます。
こんな軽くてえぇんかというぐらい軽いです。
どんぐらいやろ、ピアノの鍵盤ぐらいか、もしかしたらもうちょい軽いかもしれません。

なんかいざ撃ってみるとアッサリしたもんです。
こんなもんかという感じ。

そのあと、奥さんも試します。




一通り同ツアーの全員が打ち終わると、自分の着弾状況を見に行きます。
ここで、各自「あ、あの感じやったらここらへんに当たるんや」というのを確認して、
よっしゃ次からが本番や!ということで、さっきよりデカめの銃で第2ラウンドです。

そこで出てきた銃がグロック17とマグナム(Taurus)です。

おいおいおい、ちょっと待ってくれと。
グロック17といえば僕が少年時代に買ってもらったエアガンがグロック17モデルやないですか!懐かしい。
で、マグナムといえば同じく少年時代にハマったバイオハザード2で、主人公レオンがゾンビを一撃でぶっ殺して、ボス戦で使いまくるあのマグナムじゃないですか!
なんか感動するなーと思いながら、撃ちます。

えぇチョイスしてくるなー。

撃ってみると、トリガーは相変わらず軽いんですが、反動がまぁまぁあります!
そらレオンもマグナム撃ったあと腕あんな感じでグワングワンなるわな。
まぁ彼が撃っとったやつはもっとでかい銃やけど。

で、これが奥様。
さっきの動画と反動の感じを比べてみてください。


照準の感じもさっきのでわかったので、自信を持ってバンバン撃ちます。
僕の結果がこれ。
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ちょっと中心から左にズレとるものの、我ながら見事に着弾点が集中してます。

中心と頭に全弾集中するという凶悪な結果になりました。誰よりも良い結果です。
ちなみにうちの父は韓国で射撃をしたときに、初めてやのに10点に10発全弾当てて100点とるという隠れた才能が露見しました。
そこそこ僕にもその才能が受け継がれとるみたいですね。

で、奥さんの結果がこれ。
これも悪くないですよね。興味ない割にはちゃんと当たってます。
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で、実射タイムが終わったあとは撮影タイム!

弾ナシの銃で各自思い思いのポーズで写真取ります。
まぁ二丁拳銃ぐらいの調子乗ったポーズもとっちゃいますよね。まぁうちの奥様がやってたんですけどね。興味はないはずなんですけどね。


パシャパシャ。



撮影タイムが終わると休憩です。
受付ルームに戻ると、次の団体さんが到着してるんですが、
その、なんというか、風貌がなんというかその、ソマリアの海賊風の方たちでした。

いや、この人らこの風貌と風格...絶対普段から撃ってますやん。来る必要ないやろここ。

そんな団体さんをジロジロと見ていると
今度はもっと長めのライフルとか、ショットガンとか、マシンガン的なやつの実射タイムが始まるよ!と、別のムキムキのインストラクターが皆を呼び にきます。
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また教材ムービーを見てとのことで見ると、画面の中でムキムキのインストラクターが説明を始めます。




いや、さっきからなんでここはムキムキの人しかおらんの?
ムキムキじゃないとインストラクターなれんの?ムキムキ必須なん?毎日銃に弾こめとったらムキムキなんの?
こんなんじゃ説明入ってこんわ。

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入ってこん説明が終わるとムキムキはおまえらが撃つのはカラシニコフとレミントンやと言います。


おいおいおい、ちょっと待てちょっと待てと。

カラシニコフといえば、

奥様の祖国ソ連の誇り、目に見える祖国の魂、カラシニコフ AK-47
じゃないですか!

これにはさすがに興味のない奥様もおっしゃという感じ。
で、レミントンといえばバイオハザード2の主人公レオンが複数ゾンビを一撃でぶっ飛ばすあのレミントンです!

いいなーここ。なんてえぇチョイスしてくるんやろ。
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さ、まずはカラシニコフからやでということで、一発撃ちます。



ドン!


...いやいやいや、ちょっとこれは反動あり過ぎやろ。
ちょっと肩痛くて次撃つんがいやなレベルです。


二発目ドン!


...いやいやだからさ、そんな反動強いなら撃つのやめるで?もうちょっとどないかならんの?

ちょっとここらへんから憂鬱になりましたが、なんとか全弾打ち切ります。

これは奥様とカラシニコフ。


次はレミントン。
これは反動も少なくて意外と軽快に打てます。まぁレオンもサクサク撃っとったしな。
リロードのガチャガチャがいい感じ。


軽快に全弾打ち切ります。
ショットガンは鉄の大きい的に向けて撃つんですが、ショットガンはいわゆる散弾銃というやつで、
一発に何発も弾が入ってます。
そらゾンビもバラバラになるわな。

奥様の撃つ様子。
 

で、全員打ち終わったところで。結果を見に行きます。

僕は見に行く前から完全に結果に自信がありました。
それはこの2つの事前情報のためです。

1つ目は戦争経験者のおじいちゃんの発言
「拳銃向けられてフリーズ!言われても、5メートルあるなら走って逃げた方がえぇ。あんなもん当たるかいや」

2つ目は徴兵経験者の奥様義父の発言
「拳銃は本当に当たりません。10メートル離れると本当に当たらない。でも、カラシニコフはどんなにヘタでも200メートル先の的に絶対に当たります」

ということは、拳銃であれだけ結果よかったおれの場合、余裕で全弾真ん中やろ。簡単過ぎてつまらんわほんま。

さ、結果結果。
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...ん?あたったの4発だけ?(カラシニコフは10発入り)


え、わたしヘタクソ?



ちなみに奥様の結果。
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え、けっこう当たってますやん。興味ないくせに。

きっとソ連つながりで奥様と相性良かったんやろ。
そういうことにしとこ。



そんな思案に暮れていると撮影タイムの始まりがつげられます。

見て触れられる祖国ソ連の魂、具現化された愛国心、カラシニコフ AK-47と撮る奥様。絵になる奥様。

パシャパシャパシャ。





そんなこんなでガンシューティング体験は終わりました。

終わってみると、やっぱり実物の銃は鉄の塊だけあってかなり重くて
慣れてない僕らは50発撃っただけで腕がちょっとダルかったです。
でもこれでムキムキになるかというとそれはやっぱ違うと思います。

お値段も安いですし、興味ない人も結局楽しめるみたいなんで
ブダペスト来て予想より早く観光終わった人にはオススメですね!

こんな感じでパンパンパン。

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因みに現地で買ったTシャツを的にして撃ってもオッケー。

着て帰る場合はこんな感じになります。乱射後風。 

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最近旅行記ばかり書いているので今日は奥様の最近の出来事について書きたいと思います。


おなじみ、ロシアに出張しました。あ、これは旅行記じゃないです。

もう日常です。

いつもの空港にいつもの時間に着くと

いつもと違ってやたらと警察官と軍人がいたんですね。

いつもは活発なタジキスタンの方々もおとなしくずらぁっと道ばたに並んでました。


近くでタバコ一服中の警察官に何があったかきいてみると


「あー。爆弾の撤去中。」と。


ふーーん。

↑だいたいあたりにいる人たちみんなこんなテンション( ・Д・)


てか、一服しとってえぇんかな、火気の元。


今回はモスクワでもなく、ちょっと奥地のさらに奥地でした。


訪問した客先はガチのロシア企業。ソ連風味があたりいったいに漂う。

担当者は英語は完全に不可で、プラス、客先の名刺もプレゼンもない状態で

会議が進められたのでした。


話をしている相手の名前が判明しない中、すごい手探り感

会社概要すら手探り。なぜ基本情報すらもこんなに謎めいているのか。

これはかなりエキサイティング。


その奥地の最寄りのまち(といっても100キロ離れてるけど)を

ちょっとみて帰りました。


大河が交わる雄大な風景。

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夕日に染まる教会。

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今更だけど、ロシアだなぁ〜。

モスクワはどんどんヨーロッパ風になっていくけど、

こういうまちでは時間がちょっと止まったみたいに昔のままのロシアに出会えるのです。


この出張はけっこう強気なスケジュールで見切り発車しておりまして。

大好きな同期がハンガリーに遊びにきていて早く合流したくてうずうず。


このちょい奥地からモスクワに23時過ぎに戻り、そこから空港で軽く野宿した後、

朝5時の飛行機でハンガリーに戻る作戦なのでした。

出張報告なんか書いてたらあっとゆーま!


のはずだったのに。


いざ機体に向かうバスに乗ったと思ったら、

機体に「テクニカル」なトラブルがあるということでおろされる。

そして出発時間が7時に延長…

相当なトラブルで治らないらしく暫くするとさらに延長…


出張疲れと野宿疲れのダブルパンチは言うまでもなく、

そんな飛行機で飛んでいいのかという疑問もある。


そして空港の空調がききすぎ。というかびゅーびゅー。

マイナス40度になるロシアで誰がこんな設計をしたんや。

ベンチでしばし冬眠に入ってみる。こごえる。


横の家族は遅延が決まった瞬間からDuty Freeで仕入れたお酒を飲み始める。

朝6時やで。

まずは一家のお母さんがボトルのキャップにとぼとぼとそそいで飲む。

お父さんはキャップでは小さ過ぎるので

ボトルからじかにぐびぐび。

朝7時やで。


ほてっていく家族を尻目に

私はガクガクブルブルが止まらないので暖かい紅茶を買いにいくことにした。

あいた席に座ると同じく一人旅中の初老の女性の隣になったのです。


この女性はなぜか緊急事態の用意万全で

ハム・チーズ・パンを大量にタッパーでもってきていて

物資を一部分け与えてくれた。(その頃には会場唯一の売店の食品は全て売り切れ)


紅茶をすすりつつしゃべっているうちに

彼女について以下のことを知った。


ペテルブルクでピアノの先生をずっとしていたこと、

息子二人と娘がいて、

娘は小さい時からペテルブルクの名だたる音楽とバレエの学校を

かけもちさせていたこと

(朝6時に予習レッスンをしてから8時に本番レッスンがスタートするものらしい。

過酷!)

娘が15歳の時にバレエの試験前にどうしても体重を2キロ落とせず、

試験をパスできずにバレエの道をあきらめざるを得なかったこと。

(もう激しく過酷!)

娘は今は大学に入って器械体操をやるかフェンシングをやるかで迷ってること

(筋肉のつきかたからすると絶対にフェンシングよ!というのが目の前の母の意見)

一人の息子はイケイケのビジネスマンでロシア中を飛び回り、

もう一人は失恋をしてから本格的に教会の道に入ったこと。(大丈夫かなー?)

教会の方の息子は今は鐘の鳴らし方を勉強中だということ。(ますます大丈夫かなー?)

因みに正教会の場合の鐘はこんなかんじなので確かに勉強のしがいはありそう。


この女性は2回結婚していて最後の夫は39歳で早死にしてしまったこと。

最初の夫はオリビエサラダが好きだったこと。

因みにオリビエサラダというのはこんなかんじで私も好き。


一人の人の人生が急に目の前でばぁっと万華鏡のように、

走馬灯のように駆け抜けるこのかんじ。


見ず知らずの他人(つまり私)に対してこんなに自分をさらけ出すように語りまくるのは

ロシア人の特質の一つだと思う。

他人だからこそ、今後たぶん一生会わないからこそ、

好き勝手にしゃべれるのかもしれない。


一説には、広い広いロシアの国土を旅するのに時間をつぶすべく

発達した国民性だとか。


確かに、おばちゃんの話のおかげで繰り返される遅延に心が折れることなく、

5時間遅れの10時過ぎに飛び立ち、無事にハンガリー自宅に着いたのでした。


感無量.。゚+.(・∀・)゚+.゚おうちばんざい


ところで。


運と不運はほぼ同じ量だけ人生で与えられているとゆー話もあったりして。

私はけっこうその通りだと思ってるんですが、


この事件にバランスをとるようにその日から次々とラッキーなことが起きたのでした。


同期とプラプラ温泉に入るがてら公園を歩いていると

ラッパー祭りをやっていて(そーです、ハンガリーにもR&B業界あるんです)

私の好きなオフロードバイクのショーを生かつ間近で見れたりなんかして。


そのあと、なんだかよく分からないけど、癒しの微笑みのアートに出会ったりなんかして。

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仕事を終え、家に帰る途中でスーパーに寄って買い物をしていると、 

いつも通り野菜の購入で困っているところを店員さんに助けてもらったり。これ、奇跡。


ハンガリーでは袋に野菜を入れ、それを専用の機械にのせて計るんですね。

野菜の絵が書いてあるので買いたい野菜のボタンをぴっと押すと

バーコードが出てくる仕組みになっていて、

これを野菜を入れた袋に貼ってレジに持っていきます。


問題はこの野菜ボタン。


全部ハンガリー語な上に「○○科」という分類になっているのです。たぶん。


トマトとかジャガイモは何科なのか分かりやすくて問題ないのですが、

ズッキーニが何科に属するのかという抜き打ちテストはなかなか難しい!


この時はかぼちゃを持ってそれが何科なのか悩んでいたところ、

横からぬっと手が出てきてぽちっと正しいボタンを押してくれました。

見ると野菜売り場の従業員が歯が欠けた素敵なスマイルをしているのでした。


そしてかぼちゃはキュウリと同じボタンに分類されることが分かりました。


極めつけラッキーは、出社すると

積み上げたファイルたちのトップに可愛らしいブルーの箱が

ぽんと置かれていたこと。

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この様子、ちょっとしたサプライズプロポーズ的な。Σ(・ω・ノ)ノ


暫くして謎が解けました。

仲良しハンガリー人同僚(因みに女性)からのネームデープレゼントだったのです。


ネームデー→Name Dayというのは自分の「名前」をお祝いするもの。

ヨーロッパの人の名前はたいていキリスト教の聖人の名前からつけられているので、

聖人の名前の日=自分の名前の日で、

ハンガリーでは少なくとも誕生日の次に大事なお祝い事なのです。

因みにネームデーカレンダーまである。


因みに、旦那さんの同僚情報によると、

ハンガリーでは「名付けていい名前リスト」みたいなのがあって

このリストにのっていない名前をつけたい場合は特別に許可をとらないといけないらしい。

キラキラネームへのハードルはけっこー高い。


そんな規制のおかげか、同じ名前の人がめちゃくちゃ多い。

私の回りの女性はアンドレア(ニックネームはアンディ)がやたらめったらいて

携帯の登録がなんだか困る。


さて、日本人の名前はたいがいキリスト教とは関係ないのでネームデーはないんだけど、

私はロシア人でキリスト教文化圏なのでネームデーがあるのです。

そしてラッキーなことにたまたまハンガリーにもある名前なので

ハンガリーネームデーもばっちり当てはまるのです。

ただし、ハンガリー的には100年前の古い名前なんだけど。

あーひぃひぃばーちゃんもそんな名前やったわ、的な。


ということでこんな素敵なプレゼントをもらえたのでした

なんだかハンガリーっぽさが出ている。

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この仲良しハンガリー人同僚には日本のお弁当箱をあげようと思っている。

大人気の品なのです。


はてさて、まとまりないかんじで、今日はこれにて。




pp

今回の旅では運転し過ぎて感覚が完全におかしくなっている私たち。

ベオグラードに入った瞬間、

「いやーもうほとんど家に帰ったようなもんやな」

という気分になりました。


ブダペストからの風が吹いている。


実際は車で4時間の距離+セルビアはEUではないので魔の国境越えがまたもや待っている。

なぁんも近ない。

 

さてさて旅の締めくくりにふさわしいホテルに泊まりました。


その名も「ホテルユーゴスラビア」

どどーん。


今まで旅してきたセルビア・ボスニア・クロアチア・モンテネグロ・マケドニアは
みーんな同じ一つのユーゴスラビアっていう国で

その首都がこのベオグラードだったんですね。

そんなでっかい国の首都やったと思えばこんなスゴいホテルも自然にみえる。DSC00743 


















世界の最先端をいっていた(少なくとも目指していた)社会主義的時代の香りがしていて

ソ連生まれの私は懐かしい気持ちでいっぱいでした。  


このなんだか水槽だか宇宙だかをイメージしたロビー。

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ベッド横のこの無駄に複雑げな操作板。

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むちゃくちゃ長い廊下。これが12階分ある。ホラーの撮影に向いてそう〜

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ほんで、部屋数がかなり多いのに、鍵これ!?

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あとはシャンプー類あるのに石けんは置いてないとか

部屋数めっちゃ多いのに朝ご飯食べるとこの席数が40席しかないとか

こんな矛盾点満載なのがたまりません。  


そして最大の矛盾は「ユーゴスラビア」に入っているレストランがコレ!

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完璧なアメリカンなダイナーやん。  

スペースハンバーガーにギャラクシースムージーとかあって 

50年代のアメリカンソングも流れてて雰囲気にすっかりテンションあがりました。

社会主義のど真ん中に資本主義をほうりこんできたこのかんじ。  


次の日はいよいよベオグラード観光です。


セルビア正教の中心的教会があるということで見に行ってみました。

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これはデカイ!気合いが入っています。

ただ、気合い入れ過ぎて中は全然完成していないってゆー

セルビアのサクラダファミリア状態。 

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先に発注してしまったらしいイコンのじか置きにもめげることなく 

参拝者は全く絶えません。


教会の外を回った時にみつけたのがこれ。

明らかに柱やん。この教会は今どーやって支えられているかを考えるのはやめよー。 

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ここで問題です。


ベオグラードにゆかりのある有名人は誰でしょー?


正解はニコラ・テスラさん


私は理系ではないのでイマイチ興味がなかったのですが、

旦那さんたっての希望でテスラ博物館に行ってみました。


テスラさんってめっちゃすごい人やったΣヾ( ̄0 ̄;ノ

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電気といえばエジソンというイメージですが、

エジソンは直流電流にこだわった人で

テスラさんは交流電流にこだわっていたらしい。

今使われているのは交流電流。 


んで、テスラさんのすごい発明はこれ。

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テスラさんの発明したこの装置はいわゆる交流電流モーターで

今の冷蔵庫やドライヤーの 中に形を変えつつも入っているらしい。


さらに言うと、効率的な発電所を発明したのもテスラさんだし、

トランスミッターを発明してラジオの基礎を作ったのもテスラさんだし、

無線を発明して、今のWIFIなんかの基礎になるような研究もしたらしい。

電気自動車まで作ってしまっていたというから

こんな人が140年以上前に生きていたなんてびっくり!


テスラさんの発明したものは20世紀というよりも

21世紀以降の技術の中心となるものばかり。


勿論、彼の生きていた当時は理解をされずいろんな噂をされたりしたけど、

「学者は人類のより良い未来のために基礎を 築いていく。

今は理解されないかもしれないが、私の研究は 未来の者に理解され、役にたつだろう」

というような言葉を 残しています。


かっこいい…


因みに無線で操れる船をセントラルパークの池に浮かべて学者一同にみせていた時は、

何もトリックを使っていないことを信じてもらえず、 池に潜る人まで現れたらしい。        


ガイドさん曰く、

「もしテスラの数々の発明がなければ今の世の中にはスマートフォンもなく、

私たちは今頃 1940年代ぐらいの技術レベルで生きていると思います


そしてこれが実験中のテスラさん。なんか微妙に危なげ。 

ハイボルテージ過ぎて近くの発電所を停電にさせてしまったりしたらしい。

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そしてこれがガイドさんに実験で電気を流される旦那さんの手

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テスラさんの発明を使うとスターウォーズごっこもできちゃう。

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本当に小さいミュージアムですが、ガイドさんのアツい語りで

気付けば2時間近く楽しんでました。


繰り返しますが、理系でなくてもゾクゾクです。


ガイドさんはアツ過ぎて、気付けばテスラさんからすっかり脱線して

ユーゴスラビア解体の不当性について語ってましたが。q|゚Д゚|p


ユーゴスラビア解体のきっかけともなったサラエボにおける内戦からスタートした旅でしたが、

その報復としてNATOから爆撃を受けたベオグラードにて終了しました。

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バルカン半島は民族も宗教も入り交じり、

なんだか複雑な歴史を秘めている上に 危なげな国ばっかりですが、

でも美しいところも本当にたくさんある面白い国ばかりです。


本とかニュースとかだけじゃなく、

実際に現地を見に行くというのは 大事だし、理解も深まるし、

百聞は一見に如かずですね。

(あ、これ仕事でもいつも言われてることや)


このブログを読んでバルカンに旅してみようと思った方がいましたら、

ぜひ旅して下さい 

ただし、これらの国は本当に安全ではありません。

変なおじさんまみれだし、物乞いは多いし、スラム街も何回も通りました。

それはそれ、対策さえたてて、気を引き締めておけば問題ないと私は思います。 

どうせ日本ぐらい安全な国は世界中どこ探しても存在しないから

どこを旅しても危険なのは一緒なので。( ・Д・)


最後に今回の旅の全移動図はこんな感じ。

 ブダペストからマケドニアのスコピエまで

 

スコピエからブダペストまで

 


日数:9日

国:7カ国


ボスニア・ヘルツェゴビナ

人口: 376.7万人

外務省危険度:十分注意してください
治安ランキング:73位 


クロアチア

人口: 426.7万人

外務省治安度:現在危険情報は出ていません と 十分注意してください の間
治安ランキング:30位 


モンテネグロ

人口:62.4万人

外務省治安度:現在危険情報は出ていません
治安ランキング:75位  


アルバニア

人口:301.1万人

外務省治安度:現在危険情報は出ていません と 十分注意してください の間
治安ランキング:71位   


マケドニア

人口:465万人

外務省治安度:現在危険情報は出ていません と 十分注意してください の間
治安ランキング:81位    


ブルガリア

人口:730.5万人

外務省治安度:現在危険情報は出ていません
治安ランキング:37位     


セルビア

人口:722.4万人

外務省治安度:現在危険情報は出ていません と 十分注意してください の間
治安ランキング:64位    

ちなみに日本の治安ランキングは6位  



総移動距離:2,614キロ

総運転時間:約48時間 (平均時速54キロ。おそっ!)

観光した街・場所:13カ所

世界遺産:5

それでも電車やバスで巡るよりは遥かに速くいろんなところが見学できたはず。  



ちなみにこのあとベオグラードを後にしたあと、国境では2キロの渋滞で3時間かかりました...。

さ、みなさん覚えてますね。

陸の国境を越えるときは早朝か深夜

テストにでますよ~
 

さてさて、マケドニアの後はブルガリアに入って参りました。 

着々とトルコに近づいております。中東の風が吹いています〜  

bulgaria_map



















ブルガリアといえば、ヨーグルト〜

食してみました。

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容器がオシャレ。そしてめっちゃうまい!!

ナッツとハチミツをかけるバージョン↑とかイチジクのせるバージョンとかありました。

しっかりデザートとして成り立つ安定感。

なんていうか、しっかりしたクリーミーさです!


いきなりデザートから入ってしまいましたが、

もっと順番にいくことにします。


こちらはブルガリア料理の定番サラダ。

キュウリ、トマト、パプリカ、オリーブの上にヤギのチーズをかけたもの。

めちゃうま!ヤギのチーズさえどうにかなれば日本でも再現できそう。

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そしてやっぱり肉!このあたりはミンチを使ったミートボールとか

ケバブとかそんな文化だけど、もっとコアなブルガリア料理を体験しにいってみました。

それがこちら!

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肉!MEAT!

そしてこのテカリ具合が見えますでしょうか?

お肉が完全に油に浸かっている!

ABURA!

※我が家ではエイブラと発音します。


そこまで激しいABURA好きではないのでお肉から油を絞って食べる私たち。

写真ではあんまり見えないかもしれないけど、確実にポタポタしてます、ABURA。

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ハンガリー人もかなり油を大量に使うなぁとは思ってたけど、

ブルガリアはさらに上をいってましたゎ。

むしろ日本が控えめ過ぎる? 世界の常識??!


そしてブルガリアは世界的な有名ワインも作っているのです。

「メルニックの赤!」「シューメルの白!」を必死で暗記して

レストランに向かいましたが、 メルニックの方しかなく、そちらを飲むことに。

本当に美味しい!

現地の油過多料理とも相性抜群。 塩っぽいヤギチーズともばっちりあうし。さすが


やっぱりその土地で作っているお酒とその土地の料理って絶妙に合いますよね。

小樽ワインと北海道で食べたお刺身の相性もそれはそれは抜群でした。

脱線しました。

お酒好きなのでどうしても記憶がお酒を中心に構成される傾向です。


バルカン半島をいろいろ回ってきましたが、ブルガリアの首都、ソフィアは別格ですね。

大都市だし、文化レベルが高い。

劇場がいくつもあって、”古事記”という芝居の案内なんかもありました。

日本の公立高校で古典を学んだ身としてどんなかんじか気になる! 

けっこう基本ですが、本もかなり売られていました。

アルバニアやマケドニアの書店はなぜか子供の絵本中心の品揃えで、

大人は本なんか読まねーよ、疑惑があったので、これはポイント。


ほんでこれが旧共産党本部。

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ほんで、共産党本部の下に地下鉄を通そうと掘ったら出てきちゃったローマ時代の遺跡がこれ。  

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遺跡がゴロゴロある+ブルガリア正教会の教会がそこら中に点在しているのがソフィアなんです。 

特によかったのがこのアレクサンドル・ネフスキー聖堂(なんともロシア的な名前)

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バルカン半島で最も美しい教会と言われているらしい。  

絵画が壁にじわっと広がっている神秘的なかんじが素敵でした。  DSC00725
















そして金色のイコンに向かう長蛇の列。

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イコンとの対話タイムは無制限なので相談事の多い人にも優しいシステム。

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ブルガリアは500年以上もトルコに支配をされていたので 

自分の宗教を維持しているのはなかなかすごいこと。 

トルコ支配中はブルガリア語を使のも制限されていたんだけど、

唯一見逃されていたのが、山奥にあるこのリラの修道院。

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長いことブルガリアの言語と宗教を守ってきたブルガリア人のココロとも言うべきところなのでしょー。  


例え言葉が分からなくても、字が読めなくても、教典だけは

しっかりとおぼえれるようにそこら中に分かりやすい絵が書いてあります。

これは2匹の(わりとかわいらしい)悪魔が誘惑にしにきたところ。

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ほんで、これはいろんな誘惑・煩悩が入れ替わり立ち代わり挑戦をしかけてくるところ。

煩悩の数がハンパなく多いので、もはや漫画みたいに見えます。現代的には。

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油も十分に摂取できたところなので次はセルビアに向け北上します。  



旦那です。


今現在セルビアを首都のベオグラードに向けて奥様がビュンビュン飛ばしております。

長距離に渡って高速道路があるだけでもこのバルカンの国の中ではすごいことです。

まともな高速があったのはセルビア、ブルガリア、マケドニアだけです。

一応アルバニアにも高速があることはあったんですが、

マケドニア行きのガッタガタの道を走る途中高速が出てきたときは

あまりのうれしさに泣くかと思いましたが、

その高速が5キロで終わったときは絶望のあまりに泣きました。


さて、今回の旅行の最終国セルビアに入ったわけなんですが、

なんとブルガリア-セルビア間の国境越えが全長3キロの順番待ちで、

まさかの3時間半かかりました。 時速約850メートルです。

そんな低速過去に聞いたことありません。ただの地獄です。


やっぱりこういうストレスフルな状況に陥ると人間は本性がでるもので、

みんな我慢して列に並んどるのに、対抗車線をぶんぶん追い抜いて、

隙を見て列に混ざろうとする不届きものがいます。


僕はそういう不届きものは許せないたちで、

後ろから対向車線を車が走ってくるのが見えたら車の半身を対抗車線にはみ出して

ガードしとったりしたんですが、 やはり抵抗むなしく抜かれてしまうときもあります。


しかーし!

前方にそんな不届きものの列が出来ているじゃありませんか!

「やっぱな、そりゃそんなずるいやつはもとの列になかなか入れてもらわれへんわな」

と思ったんですが、違いました。

僕よりさらに不正が許せないたちのおじいちゃんが対向車線に立ちはだかり

ずるい車たちに烈火のごとく説教をかましてます!

もとの列に入りたい車の前で身体張ってガードです!

そうやおじいちゃん!がんばれおじいちゃん!ありがとうおじいちゃん!


そんなおじいちゃんの頑張りを無にするわけにも行かないので、

僕ら正規の列の車はできるだけ距離を詰めてずるを入れないようにしたり、

少しでも車を入れてきたら鬼のクラクション抗議をかまします。


まぁあれですわ、完全に修羅場ですわ。


その後もピリピリした空気が国境前には漂い、

ちょっとでも進むのが遅れたり右左折を下手にやろうもんなら

クラクションめっさ鳴らされるという阿鼻叫喚な光景が広がってました。


まぁこれも経験ということで、読者の皆さんは


「陸の国境越えは早朝か深夜」


これ覚えといてください。


というまにそろそろベオグラードです。

バルカンの国とかそれ以外にもスラブ系の国では、

この「グラード」というのがついたまちの名前が多いです。

それもそのはず、この「グラード」は街って意味です!

ちなみに「ベオ」は「白」という意味で、「白い街」ってことなんですね。


セルビアは以前スボティツァというハンガリーとの国境にある街に行った話を書いたかと

思いますが、 あの後セルビア人の友達に

「セルビア行ったでこの前!スボティツァ!」

と言うたら

「いや、スボティツァやん。あんなんセルビアちゃう。ベオグラード行かんと」

と言われました。

なるほど、そうなんですね、わかりました。


ベオグラード編に続く  

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