奥様は商社ウーマン

商社ウーマンの奥様の都合でハンガリーに移住したあと、グローバルITエンジニアの旦那の仕事でドイツに移住した夫婦の日記。現在は年子の男の子二人を育児しつつ、日本で働いています。

2014年10月

その2の続き。

前回はちょっとロシアのごはんの話に脱線していきましたが、
今回はロシア編の最後に、お世話になった奥様の親戚と友人の話をしようと思います。

今回の旅行では、サンクト・ペテルブルグにある4家族にお世話になりました。

1家族目が 奥様の父方のいとこのおうち。
奥様からみていとこおばと言うらしいです。
僕から見て義理のいとこおばです。
長いので単におばさんとします。

このおばさんのおうちは200年とか前の建物で、石造りの年代ものです。
内装は別に普通なんですが、やっぱり雰囲気があります。
ここにいとこおばといとこおじと奥様のおばあちゃんの3人で暮らしてます。

ちゃんとした家なんですが、やっぱ200年前の家だけあってなにかと問題があります。

まず洗い物。
水がチョロチョロとしかでません。コップに水がたまるのに15秒はかかるぐらいのチョロチョロさです。
洗い物がはかどりません。

で、次が風呂。
シンクだけがチョロチョロなんじゃなくて風呂も当然チョロチョロです。
しかも風呂はそれ以外にも問題があって、
蛇口からはお湯が出ないか熱湯が出るかのどちらかで、適温という概念がありません。
つまり、チョロチョロ水シャワーかチョロチョロ熱湯シャワーの2択です。
ちなみに熱湯はガチの熱湯でふつうにカップヌードル作れるやつです。
リアクション芸人並みのリアクションができます。
こんな感じなのでみんなバケツに熱湯と水をためて水浴び形式で風呂にはいってます。

あと、これはどの家庭もそうですけど、そもそもペテルの水は汚いです。
茶色ではないですけど、なんと濾過するとふつうに何かが濾しとれます。
なので、ペテルではみんなまず水を濾したあと、それを沸騰させて飲みます。
でもなんか鉄みたいな味がするのと、沸騰させても僕は余裕で腹を壊したので、ロシア人以外にはオススメできません。

ホテル泊まったことないからわからんけど、ホテルの水道も同じなんやろうか。



で、このおうちには学生時代に20泊ぐらいさせてもらってるんですが、
そのときに、ロシア人は各自が家のどこかに自分だけの酒保管用スペースを密かに用意しとって、
お客さんが来るとそこからとっておきのお酒が出てくるということを学びました。
この家には3つ秘密のお酒スペースがあるはずです。

今回、僕らのためにおばさんはマサンドラというワインをなんとバージョン違いで8種類も用意してくれてワインテイスティング会を開いてくれました!
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このマサンドラは、ウクライナのワインで、甘めの激ウマワインです。
ウクライナってあんまりワインのイメージないと思うんですが、ぜひ機会があったら試してみてください。

ちなみに、ロシアがウクライナと今あんな感じなので、今後仕入れられなくなるのではないかという大きな懸念があるそうです。
ちなみに、グルジアワインもかなりおいしくてロシア人はよく嗜んでるんですが、
グルジアとあんな感じになったときも大きな懸念があったんですが、その後は輸入はできてるみたいなので、マサンドラもセーフであることを祈ります。
ロシアの法は酒に対してゆるゆるです。

ゆるゆるで思い出しましたけど、
実は2011年までロシアではビールは法律上酒じゃなくてなんと清涼飲料水の区分に入ってました!
ロシアでは度数14%のビールとかあって完全に酒なんですが、ゆるゆるでした!
酒だと深夜露店で売れないとかいう制限があったんですが、
清涼飲料水のビールはそんなん関係なく、ついでに大人子どもも関係なくみんなが嗜める飲料やったわけですが、
それが実は酒であると気付いた賢いロシア人がいたみたいですね。
もう今はダメです。

ロシア人がいかに酒好きか、いかに法の目をかいくぐるかというのを説明するのにちょうどいい動画があるのでこれ見てください。
20年前の映像だと思うので、今はさすがにもうちょい良くなってるので誤解しないようにしてほしいのですが、
僕が伝えたい雰囲気は伝わると思います。 


ちなみにロシアでは、酒は18歳で飲めます。
男性が少なくて困ってるんですが、原因は酒飲みすぎてアル中で死ぬからです。
バスの運転手さんが水で窓を拭くと凍るからってウォッカで拭いて、その後ウォッカ飲んで運転します。
オレンジのリキュールをストレートでみんな飲んでいるので僕も飲もうとしたら「君にはアルコール度数が強いから」と言われて
シャンパンで割られたことがあります。

ロシアはそんな国です。

さ、そんな感じでマサンドラの試飲をさせてもらって酔っ払ったらすぐ寝ます。


次の日はなんか昼前ぐらいに起きました。
昼まで寝たのにまだねむい。

なんか、これはペテルに来る外国人あるあるらしいんですが、
気圧の関係かなんの関係か、ペテルに来たら異常に眠気に誘われたり寝過ごしたりしてまうらしいです。
いくら寝ても眠い。
今まで3回来ましたけど、そういえば毎回寝まくってます。


眠い体をひきずって、友人夫婦のおうちに行きます。
友人夫婦は郊外に住んでいます。

なので、郊外に行くべく地下鉄に乗ります。
もともとペテルはただの沼地やったところを埋め立てて作ったところなので、
地盤がゆっるゆるです。
で、その地下鉄はその沼地の下を通る必要があるので、めちゃくちゃ深いところ走ります。
どんぐらい深いかというと、おそらく地下10階ぐらいのところを走ってます!
駅には日本のエスカレーターの2倍ぐらいのスピードで動くめっさ早いエスカレーターがあって、
それでホームまで3分~4分は乗ります!まぁ深いです。

で、モスクワもそうでしたけど、揺れる&うるさいです。
ドアも容赦なく「ダーンッ!!」って閉まります。
指挟んだらまぁ無事ちゃうやろなという威力です。

あと、ペテルは乗客の目つきが怖いです。
なんというんでしょうか、みなさんがるろうに剣心をご存知かは知らないですが、
「悪・即・斬」の顔つきをしてます。




この地下鉄、なんとたまに犬が乗っとったりします。
なんかエスカレーターをいっしょに降りてきて、乗って、なんかどこかで降りて、エスカレーター乗って町に出ていきます。
最初見たときは驚愕しましたが、数回見たんで、もう犬界でも電車通勤は当たり前なんかもしれないですね。

そんなこんなで郊外。
郊外ではどんどん建設が進んでいて、
できては売れ、できては売れなのはもちろん、
できてからだと高いのでなんともうできる前から売れるらしいですね!
ロシア人の持ち家嗜好は割と強い気がします。

で、友人夫婦の家に行きます。
友人夫婦の家の外観はザ・ソ連建築という感じで、簡単にいうと団地みたいな感じです。
こんなん。

でも中はめっちゃ近代な内装でした。
ロシアでは古い家を買ってリノベーションして住むのが一般的みたいです。
この友人夫婦は旦那側の親と住んでいて、二世帯同居です。
これもロシアではよくあることで、結婚しても出て行かずいっしょに住んで、
お金が貯まったら自分でおうちかったりします。
この友人夫婦も郊外におうちを買うべく、仕事に励んでいるそうです。

で、この友人夫婦と木の上にワイヤーが張られとってそこを綱渡り的に木から木に移動してクリアしていくアトラクションにでかけたんですが、
開始早々、木の下から見ていた奥さんが赤ちゃんを頭から地面に落とすというミスを犯して病院行くために即帰宅しました。
赤ちゃんは無事でした。 

その晩、今度は奥様のいとこのおうちを晩飯をごちそうになりに訪ねます。

いとこは奥様と同い年の男なんですが、
どちらかというとヒョロい感じです。
で、彼の奥さんがマジで男前という言葉がぴったりのロシア人女性で、
倉庫で肉体労働をしていたというだけあって、
二の腕もムキムキでおそらく喧嘩すると旦那が負けます。
短めの髪も男前に上にかきあげていて、かっちょいいです。
おみやげに持ってきた50度のパーリンカをしれっと飲んで、うまいね!といいます。
ただ、愛犬はチワワです。

この家庭のみならず、ロシアでは女が強いです!
男は基本家事はしなくて働くだけなんですが、
その働くということができない男がロシアには溢れています!
しかもただおとなしくニートをするわけではなく、もちろん飲みます!
あと歴史的にも男は戦争とかで死んですぐおらんくなるので、ロシア女性は強いです!
ロシアは仕事面では男女平等で、女性の人も働くのが一般的です。
アル中で、職を失い、そのくせ家事をしないロシア男性に対して
経済的に自立しつつ、家事も育児もこなしつつ、アル中の旦那のケツを叩く、
これがロシア女性ですわ!

この夫婦はこの図式を地でいってます。
お酒を飲んでる間も「おらぁこのクソ旦那!」的なワードが飛び交ってます。
「仕事も遅刻ばっかりなんだよ」とか言うてます。
でも出会いを聞くと逆ナンだったりします。

なんか僕も話だけ聞いとると、ロシア人女性にとって結婚のメリットなんか何もないように思えるんですが、
きっとロシアの女性は母性が溢れて余っとってボランティア精神で結婚してしまうんでしょう!

さ、そんなこんなで泊めてもらって次の日。
やっぱり昼前まで寝ます。起きれん。

その日はぶらぶらちょっとだけ観光した後、
おばさんの家に帰ってなんとさらに昼寝をして、
夜に今度はさっきのいとこの両親、
つまり奥様の母方のおばの家に泊まりに行きます。

このおうちにも学生時代からよく泊めていただいてるんですが、
このおうちで勉強したのは、ロシア人家庭の冷蔵庫には水とみせかけた100%アルコールがペットボトルに入って置いてあるので、
間違えて飲むとヤバいということです。

このおうちの人はとにかくウォッカを飲みます!

ここでロシアの夕食会とウォッカの飲み方を解説しときます。

まず、ウォッカをついでもらうところですが、
日本みたいにグラスを手でもったらダメです。
そんな状態だとグラスのふちギリギリまでウォッカを注げないからです。
テーブルに置いてフルフル注いでもらいましょう。

次に、飲む前にトーストという乾杯の挨拶をしないといけません。
すべらない話みたいな感じで長くてジョークを詰め込みまくったトーストをする人もいますが、
ごく簡単に「健康に!」とか「再会に!」とかでおっけーです。
ようは飲む理由を言わないとダメなんですね。飲む理由を言わないで飲むのはアル中だけらしいです。
このトーストがうまい人は人気者になれます。

で、いよいよ飲みます。
飲み方ですが、
まず黒パンを手に持ちます。
その後、口の中の息を全部「フッ!」っと吐いて、
一気にウォッカを流し込みます!
で、飲んだあとは黒パンの匂いを嗅ぎます。

これが一連の流れです。
この黒パンの匂い嗅ぐのとか最初は意味不明でしたが、
今はもう黒パンなしではウォッカ飲んだことにならんというところまで来ました。
ウォッカ自体に味がないので、匂いで味付けをするんですね。 
是非試してみてください。

で、これが少なくともテーブルにいる人が全員トーストするまでやります。
みんなそれぞれの飲む理由があるはずです。
 
だいたい空のショットを置いた瞬間から次のウォッカが注がれ始めます。
一番最初ロシア来たとき、二人目のトーストが終わったぐらいで
「あ、これ全員やるんや」って気付いて、数えたら6人おって
立て続けにウォッカ6杯一気して、その後も盛り上がって追加で一気することになるというロシアの洗礼を浴びたという事件がありました。
ちなみにそのときのチェイサーはマティーニでした。

僕はたまたま酒に強い日本人なんでよかったですが、
これ通常の日本人がやると死ぬことになります。
ロシア人の彼女ができた人は実家に行く際は気をつけてください。
彼らはウォッカのショット1杯ごときで二日酔いになる人がいるとは思ってません。
「日本酒って何度?40度ぐらい?」っていう感覚の人たちです。 
だいたい、食卓が4人の場合、ウォッカの750ミリリットルぐらいのボトルが滞在日数分備蓄されとると思ってください。


で、この日は4人でウォッカをやっぱりしこたま飲んだあと、
なんと深夜1からのネヴァ川クルーズにでかけます!

サンクト・ペテルブルグはなんか一部の人から北のベネチアと言われていて、運河がまぁそれなりにあります。
その運河に橋がいっぱいかかっていて、それが夜中に大きい船を迎え入れるために一斉に開きます。
それを見る人気ツアーなんですね。

酔っぱらいがタクシーに乗ってでかけます。

ついて船に乗るんですが、くっそ寒い!
このときは8月の後半でしたが、3枚来て寒くて凍えるという気温の中、風が吹き倒している船のデッキにでて橋が開いていくのをみます。

こんな感じ
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これがペテルの夜景も見れてなかなか良いツアーでした。

帰ったら3時過ぎ。
さくっと寝ます。

次の日は昼前ぐらいに起きておばあちゃんが合流してミニロシア展に行きます。

こんな感じでロシアの全土が模型で再現されてます。

これはヨーロッパとアジアの境目の標識。 
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これがかなり精巧にできていて、
夜になったり昼になったり、
雨が降ったり、船が動いたり、電車が動いたり、マジでよくできてます。
ロシアは国土が広いので、ミニロシアといえど侮れないデカさしてました。 


さ、そんなこんなでその夜ももいっかい飲み会をして、
また、夜行列車に乗り込んでモスクワに向かいます。
モスクワに着いたらそのまま空港に向かって、無事にロシアを脱出しました。

今回もワインテイスティングにはじまり、パーリンカ、ウォッカとアル中なロシアの日々でした。
ロシアは観光資源も多くてそれだけでも楽しい旅行先ですが、
やっぱり仲の良いロシア人と酒を飲みに行くに限ります。
彼らは電車の中では悪・即・斬みたいな顔してますが、仲良くなるとほんまに陽気で親切な人たちです!

今度はロシアワールドカップのときにこっちの親も連れて行ってみようと思います!
人数が増えて親戚が集まって10人ほどになる飲み会に備えて、
どれだけのウォッカが備蓄されるのか楽しみです。



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突然ですが、私の一番好きな季節は秋です。


そしてハンガリーの秋はまた格別です。

今回は写真を中心にお楽しみ下さい。


小さなみつけに:1


ドナウ川のほとりをとりあえずチャリんこで走る。

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川沿いにはアンティークショップがいっぱい並んでいます。

いつの時代か分からない物がところぜましと並んでいて

なんだかワクワクする。

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貴族の邸宅に飾られていたのか、怒濤の社会主義を切り抜けてきたのか。


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チャリでまた暫く走ると国会議事堂。

最初の写真で遠くに見えてたやつです。

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ゴシック調のとてもかっこいい国会議事堂は建国1000年記念に合わせて

100年ちょっと前にたてられたもの。

でもぴったり1000年記念には間に合わず、若干ずれてしまったのはご愛嬌。


ハンガリーという小国にこんなに大きくて立派な国会議事堂は不似合いという人が

たまにいるけど、私はハンガリー人の愛国心を体現しているようでいいなと思う。

実際、海外で生活した経験のあるハンガリー人は特に

ハンガリー最高!やっぱり、なんだかんだいってハンガリーに住みたい

という人がわりと多い。


国会議事堂を過ぎたところにお気に入りの写真ギャラリーがあります。

絵画のように美しい写真の数々。

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この写真のバックはブダペスト内にある有名なゲレルト温泉。

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帰りにレヒネルの建物の前を通る。

レヒネルは「東のガウディ」と呼ばれる独特な建築様式の建築家。

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青空と紅葉が本当によく映える。

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小さなみつけに:2


落ち葉をかきわけ、蹴り上げ、シャカシャカさせながら

ハンガリーの最高頂を目指して歩いていく。

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気になるハンガリーの一番高い地点の気になる高さは(気にならない?)

1014m

神戸の六甲山よりちょい高いぐらい。

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ちょいなだらかな丘のようなところをダラダラとのぼっていく。

すると、向こうからゴロゴロ転がってくる物体 x3。

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そして着いたーーわー

景色があまり開けてないけど、まぁいーやー。


てっぺんにレストランがあってハンガリーらしいランチを

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豆のスープ&パラチンタというクレープ

奥がハンガリーのパスタに豚肉のパプリカソース。

非常にベーシックのさらにまたベーシックな料理。ベーシックにレッドブル。

たいしていらないレポートをしてみる。


夕方の光を浴びる秋の林はさらによいかんじでした。

皆様もぜひ秋は森林浴へ。

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その1の続き。
ちなみに、はい、スランプです。筆が進みません。
なんとか絞りだします!



さて、夜行列車に乗るためにやってきたのはレニングラード駅。

このレニングラードっていうのは、今から向かうサンクト・ペテルブルグのソ連時代の名前です。
ようはモスクワにサンクト・ペテルブルグ駅という名前の駅があるということです。

いや待てよと。
普通に考えると、東京にあるのは東京駅やし、大阪にあるのは大阪駅やん。
東京に大阪駅ないやん。

でもこれがロシア流です。
たぶんですけど、長距離列車の到着駅があり過ぎて、逆に駅名を行き先にして区別してるんです。
他にも、ベラルーシ駅、キエフ駅とかいろいろあります。



駅につくと、大量にあるホームに夜行列車がドーンと到着してます。
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ちなみにこのレニングラード駅からサンクト・ペテルブルグに向かう夜行列車はマジで本数が多くて、
僕らの列車のすぐ15分後にも別の列車が出発という感じでした。
どんだけ移動するねんロシア人。

で、各車両の入口前で恐そうに改札をしとるおばちゃんに
あらかじめプリントアウトしておいた予約券とパスポートを見せて乗り込みます。

車内はこんな感じ。
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これは一番安いグレードの席で、
通路のすぐ横に沿うようにして上下2席(写真右側)、
逆側にボックス席みたいな感じで、上下合わせて4席(写真左側)の6席が1つのブロックでそれがどんどん並んでる感じです。
席というか、ベッドですね。
これが片道4000円ぐらい。
ちゃんとベッドで寝れるしお得やんね。

もう1つグレードの高い席なら、ドアがあって個室になっとって、中に4ベッドぐらいあります。たしか。
一回使ったことありますけど、正直あんまりグレードをあげる必要はないと思います。どうせ寝とるし。

で、席にはまくらとまくらカバー、敷布団、シーツ×2が置いてあるので、
自分の席を見つけた人からベッドメーキングに入ります。
掛け布団はないんですが、2枚目のシーツを掛け布団みたいに使います。

こんな感じ。
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スーツケースとか荷物は、
ベッドの上にある物置きスペースとか、下段の席の下にある収納スペースにしまいます。

ベッドを作り終えると、たいていロシア人のみんなは軽くおしゃべりを始めます。
シベリア鉄道とかでもそうみたいですけど、
ロシア人は長ーい電車移動中にはけっこう初対面の人とペラペラしゃべって交流します。


そうこうしとる間に電車はゆったりと出発して、明かりも消されて、みんなは徐々に寝始める感じ。

ここで、「さーて寝る前にトイレ行こか」と思ってトイレに行くのは素人です。
車両の両端にあるのですが、ドアは開けようとしても開きません。
これ僕も最初ロシア来たときはびっくりしたんですが、
なんで開かへんかというと、
ロシアの夜行列車のトイレは、なんとそのまま地面に捨てる方式をとっているので、
街中を走行している間はトイレを閉めてしまうんですね。

出発してすぐはまだ街中なんで、モスクワの郊外とかを抜けるまでトイレが使えません。
乗る前に行っとくことをおすすめします。


で、みんな寝始めるんですが、
寝る前にたいていみんなシーツにくるまって、
ズボン脱いで、下はパンツだけになります。これはなんと女の人も!
で、男は上も脱いでパンツ1枚になっとったりします。

ズボンなんか履いとったらぐっすり寝れるわけないやないかということなんですね。
彼らはためらいなく寝やすさを優先してきます。

僕らもズボンを脱いで就寝。
寝てる間に600キロ移動して起きたらサンクト・ペテルブルグのはずです。


途中何回か脱線待ったなし級の縦揺れに起こされたものの、
割とぐっすり寝れて、結局サンクト・ペテルブルグのホームに着くまで寝てました。

今回は逃しましたが、もう少し早く起きると、車掌さんからなんか50円かそれぐらいで紅茶をカップで買って飲めます。


さて、モスクワを出たのが9時半ぐらいで、ぺテルに着いたのが6時前ぐらい!
もちろん到着駅の名前はモスクワ駅ですね。
奥様の父方の親戚のおうちが近いので、そこまで歩いていきます。

このときは8月でしたが、早朝の気温は10度以下でめっちゃ寒いです。さすがロシア。

だいたいサンクト・ペテルブルグはモスクワより北にあって、ほぼ白夜ぐらい緯度が高いところです。
東京の緯度が35度、日本最北端の稚内が45度なのに対し、サンクト・ペテルブルグの緯度はなんと60度!
そら寒いわ。
もうなんというか、海に近いので風が湿り気を帯びていて、もう完全に北極の風が吹いてます。
つい先日まで砂漠の風に吹かれて汗ダラダラやったのに、ロシア来るとこうも寒いですか。そうですか。

以前夏に来たときは暑かったこともあって、油断してサンダル、短パン、半袖にパーカーで来てました。

親戚のおうちに到着すると、玄関で出迎えてくれて、
僕を見た第一声が「まーた薄着で来て!」でした。


いやね、でもね、これはこっち来てからけっこう思うんですけど、
ヨーロッパの人って寒さに過敏なところがあるというか、弱っちいと思うんですよね、僕は!

なんかハンガリーでもロシアでも、
確かに寒いけど、そこまでは寒ないやろぐらいの秋ぐらいのときから
ぶっ厚いコートとかダウン出してきて「あー寒いーあー寒いー」言うて着込んで、
すーぐに手袋して帽子とか被り出して、ほんまに寒さに耐性がありません。
冬本番になったら、中にも大量の服を着込んで、
「寒いー寒いーなんでこんなに寒いー私たち寒くてかわいそう」
みたいなそんな感じでブルブルしてます。
子供なんかもっといろいろ着せられてます。

日本なんか「子供は風の子!外で遊んで来い!」言われて、
冬でも短パンで走りまわっとる子とかいますよね。

いや確かに日本はマイナスにはならんかもしれんし、

一番寒いときはそらヨーロッパの方が寒いんでしょうよ。

でもそれでもちょっと過保護過ぎるわと思います。

そんでもって「あー寒い。あー不幸。あー夏が恋しい」みたいな感じになっとって、

冬を楽しもうという気が全くありません。

街にでかけたら分かりますけど、マジでみんなどこ行ったん?ってぐらい人がいません。

そんな軟弱なもんで生きていけるかぃ!

と僕は思います。
ただ、短パンサンダルは確かに寒いです。行く予定の人はもう少し着てください。


さて、親戚のおうちで一休みして街にでかけます。

サンクト・ペテルブルグといえば、一番有名なのはネフスキー通りです。
これがメインストリートで、まぁこれに沿って歩いとけば勝手に見所が見つかります。

血の上の教会とか
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エルミタージュ美術館とか


ライオンの橋とか
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いろいろあります。


これお土産やさん。
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ロシアはマジで各方面の芸術に秀でている国やと思います。
特にオススメはモスクワよりここサンクト・ペテルブルグ。

古都だけあって建物にも風情がありますし、歴史的建造物も多いですし、

町には芸術的要素が溢れ帰ってます。

エルミタージュ美術館なんかは1日では絶対見切れないボリュームがあります。
あとロシアと言えば文学もありますし、プーシキンとかはペテル出身です。

なので、マジで人によっては時間があってもあっても足りない町です。

僕らの愛読書「地球の歩き方」もロシア編はきっとロシアマニアの人が書いたんでしょうか、
他の国のものと比べて質が高すぎます。
数十ページにおよぶロシアの歴史と文化に対する補足は読み応えがあります。
冒頭に、「未だにロシアは共産主義的なお堅くて暗い国やと思っとるならもうこんな解説読まんでえぇから今すぐこの本を閉じてロシアに行け」という旨の文章が書いてあります。

しかーし!!当の旦那はそんなもん興味ありません!
エルミタージュ美術館も一回行きましたが、1日かかるどころか2時間ぐらいで出ました。
ロシア文学も奥様と付き合ったときに感化されて罪と罰読んだだけです。
同じドストエフスキーの賭博者という小説もギャンブル好きなので気になって読み始めましたが、
これが意外と麻雀放浪記のような手に汗握るギャンブル小説で、
というはずもなく、
最初の数十ページ読んで全然賭博しないんで読むのやめました。

なので、芸術面をレポートさせるにはマジで役立たずなので、思い切ってもう説明しないことにしましょう!!
だいたいこのその2の執筆が遅れたのは、ロシアの有り余る芸術をなんとかレポートしないとという
できもしないことに悩んでいたからで、
もうそんなもんは写真だけテキトーに貼っといて好きな人は現地で見てください形式にして、
旦那の大好きなロシアのオススメファーストフード、ブリヌィを紹介しましょう。
そうしましょう。それがいい。

えーこのブリヌィというのは何かというと、基本的にはクレープやと思ってください!
こんなん。

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丸く焼いたクレープっぽい記事の上に具材を乗っけてくるくる巻いて食う、まぁそういうことなんですが、
ロシアではデザート的な具材はもちろん、ちゃんとごはんとして成立するような肉とか魚とかきのことかチーズも入れます。

サーモン+いくら+スメタナ+きのことか、
そぼろ肉+チーズ+ポテトとか、
そんな感じで自由にトッピングを選ぶと目の前で焼いてくれます。

これがマジでうまい!僕の好きなロシア料理No.1はこれです。
Чайная Лошка(ティースプーンという意味)というチェーン店があるんですが、
ここがオススメです。
ただ、英語メニューすら無い店舗がほとんど+トッピング選べるという自由度とのトレードオフで店員との会話がないと注文できない+ロシア人恐いというハードルの高さがありますが、
あのー食べたいという強い気持ちでなんとか乗り切ってください。
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ちなみにロシアでは2月頃に春の訪れを祝ってこのブリヌィを食べます。

僕も毎春奥様の実家でこれ食べさせてもらってました。
ちなみにロシアの2月は余裕で冬です。日本でもまだ冬ですもんね。
小さい春が見つからないとかそういうレベルじゃないです。マイナス20度とかです。

でももう先に祝っちゃうんですね!気分だけでも春ですわ!

で、しれっとスメタナとか書きましたけどこれはロシアで人気の乳製品で
サワークリームが感じとしては一番似てるんですが、
もう人気というかなんやろ、
日本人でいうところのしょうゆ、
ハンガリー人でいうところのパプリカ、
そんな感じでかなりの頻度で登場します。ちなみにボルシチにも入れます。ちなみに、ボルシチはウクライナ発祥です。


ロシア風水餃子のペリメニとかにも合いますね!ペリメニ!

あーもう書くと長くなるんで書く予定なかったんですけどもう思わずペリメニでたからついでに説明してまうと、
これは上にも書いたようにロシア風水餃子で、中に入っとるのは基本肉のみです。煮て出汁が出たスープに浸かってでてきたりもします。
これなんですけど。
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え、でも結局なんか普通の餃子ちゃうん?と思うかもしれませんが、これがめっちゃうまいんですよ。

その秘密が豊富なソーストッピングなんですね。

どんなソースがあるのかというと、
まず、さっきも言いましたけどスメタナ。
これが定番なんですよね。ロシアの味って感じです。まぁ普通これですわ。

次に酢。まぁ餃子のタレも酢入ってますからね。想像つくと思います。うまいですわこれも。


で、他にもいろいろ合って、せっかくなんで紹介しとこう!

醤油+わさび
まぁ日本人なら彼らは誰とも喧嘩しない最強コンビということをもう存分に知っとると思うんですが、
すごいですね彼らのコミュ力は。はるか国境を超えてロシア料理とも喧嘩しません。
いや、もう喧嘩しないどころか僕の口の中で親友かのように仲良くしてます。
完全にうまいです。おすすめです。
ただロシアではあのケチャップで有名なHeinzが出している醤油なるしょーもない名前だけの醤油が出回っているので気をつけてください。
こいつはまずわさびと喧嘩します。
マジでHeinzはやり直してください。

マスタード
まぁちょっともうマスタードというと定番過ぎてずるいところもありますが、やっぱり当然のようにおいしいです。
あのー、あんまり餃子にはマスタードつけないと思うんですが、点心にはつけるじゃないですか。
あんな感じですよ。うまい。


で、次が日本に移住した奥様の家族による世紀の発見というか、

マジでこれノーベル賞ものの発見やと思うんですが、

ペリメニのソースから正解を一つ選ぶとしたらこれやろなというのがあります。

それが、

エバラ 焼き肉のタレ 中辛
これ。まさにロシアから日本に引っ越してきて20年の奥様一家でないとたどり着けない結論がこれです。
ペリメニとの組み合わせでこれを超えてくるやつはありません。マジでうまい。
ロシアの水餃子が日本の焼肉のタレと出会うという奇跡を楽しんでください。
運命ってこういうこと。ラブロマンス。もう映画化。



ふー。まぁこんな感じで、ブリヌィの話から連鎖してスメタナ、ペリメニと説明してきたわけですが、
あのー、なんやろ、なんというかおれも感じとるで!
おれのこのハイテンションな説明に対して、読者の方たちの冷ややかな感じ、想像つくで!
おそらくソーストッピングの話とかマジでどうでもいいというか
言われてもわからんわという声が聞こえてきそうですが、
そんな人はもうこのブログ読まんでえぇからエバラのタレもってロシアに今すぐ行ってください!




その3に続く。



旦那さんがスランプじゃないと書いたのですが、

スランプなのかもしれません。

そんなこともあるんですね。


この間ベルギーに行ったお話について奥様が担当させて頂きます。


ベルギーってなんだっけ?


チョコー!.。゚+.(・∀・)゚+.゚

ワッフルー!(☆゚∀゚)

ムール貝ー!(´∀`)

ビール!(*´∇`*)


あれ?食べ物ばっかりやん。(・∀・)


食べ物以外思いつかないままブリュッセルに着陸。


今回はなんとヨーロッパにて研修中の高校同級生とブリュッセルで

合流して週末を過ごそうという素敵企画

あ、因みに私と旦那さんも高校の同級生です。ということでみんな同級生


友達より一足先に着陸した私たち。


まずはチョコ店に入ってみた。

掲げてある看板には

「会話をしないほど、チョコはたくさん食べれる」

とある。

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ごもっとも。

チョコ摂取以外に口を動かさなければいいやんね。そうね。


早速買って食してみたうまい。


でも、私たちはもっぱらお酒に対してパッションをそそいでいるので

甘いものには冷静なんですよね。

ということでこれ以上のコメントはございません。


店内にあった秋テイストのチョコが可愛かったとだけ付け加えておこう。

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チョコ店の横の横はチーズ店。

ずらり。

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この店のナイスなところは売り場の横にバゲットを置いていて

指定したチーズをたっぷり塗ってくれるサービスを常時実施中ということ。

もちろんのこと、購入。ワインに合いそうな良いお味


チーズ店の向かいはワッフル店…と食に溺れているうちに

同級生との再会タイムになり、ベルギー在住の旦那さんの同僚の弟に案内をされながら

ちょっと不思議なメンバーでブリュッセル歩きをしたのでした。


いかめしい裁判所もみたりしたけど、

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私の中ではブリュッセルは雑貨屋さんの並ぶショーウィンドーのイメージ。

それぞれがちっちゃなそれぞれの世界をつくっていて見てるだけでなんだか幸せ〜

(買ってくれってかんじでしょうが)

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ギャラリーもちょくちょくあったりする。(美術好きの奥様フィーバー)


「朝のちゅんちゅん」(と勝手に想像する)題名のテーブル

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旦那さん命名:「短パンをはいた鳥」

※Simsa Patriciaさんという方のアート作品です。DSC09833















ランチ休みは勿論、ビール!

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そしてムール貝!とにかくとにかくかわいそうなぐらい分量が多い。

でもうまい!ビールに合う!(基本的に酒に合うかどうかが基準)

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その後はビール博物館に移動してみる。

ビール博物館というのは名ばかりで、メインは試飲とみた。

数少ない展示品のうち、ビール製造するための何かの機械をみて盛り上がる

理系の男子たち。一刻も早く試飲にうつりたい私。


なかなか美味しいビールを飲み終わったところでようやく

食べ物以外の名物にうつる。


そうそう、「小便小僧」がありました。

はい、こちら。

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天気に合わせてばっちりキメています。


ところで!実は「小便少女」もいるの知ってました?

私は知らなかったです。


はい、こちら。

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申し訳ないけど、なんだか絵にならない。グッズにもしたくない。なんかやだ。


小便少女の後は気を取り直して…もちろんパブです。

ちょっとしたバケツみたいなので飲んでいる人たちを横目でみつつ

通常分量(でももう何杯めかは定かじゃなくなっている)のビールを飲む。

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話もうなぎ登りの盛り上げをみせる中でワインのお店に移動。

完全にカウントを忘れ、ひたすらに飲む。

この日の晩の盛り上がりはそれはそれは大変なものでした。

高校の友人、高校のつながり、高校の頃の思い出話もこれからのことも

全部最高


…だったのですが、次の日に目覚めると3人が全員が凄まじい二日酔い。

ゲロゲロかえるさんです。


確かに昨日は飲んだ。けっこう飲んだ。

でも日頃から鍛錬をつんでいる私たちがこれぐらいで撃沈するわけはない。


そして頭をよぎる…


昨日食べた料理の一つはタルタル(=日本のユッケみたいな生肉)

フランス在住の友達から指導された三大食べちゃいけない料理

タルタル、テリーヌ、カルパッチョ


ひゃ〜


まぁ旅行中何回目かの食中毒ですゎ。


フランス文化圏全般に注意しないといけないのですね、という結論。


ということで二日目の半日は気持ち悪さをぐっと抑えて

大聖堂にいったり(賛美歌が美しく響いていた。でもまだげろろ)

ヨーロッパの縮小版名所が楽しめる公園にいったり(若干だけどまだげろろ)

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宇宙感満載の謎の建築物に登ったり(もう「げ」ぐらいにおさまっている)

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そんな中、旦那さんは果敢にももう一つのベルギー名物にチャレンジをしました。

やつです。不敵な微笑みを浮かべています。

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頭の上に帽子のようにのせている何か白いもの。

そう、これはべったり大量のマヨネーズなのです!じゃじゃじゃーん

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カロリーもさることながらこの見た目、このヘビーさ。

そしてこれでスモールサイズという脅威。大はバケツなのか?

旦那さん談では、小学校の掃除の時間に使うようなチリトリで

がさっとポテトを掴んで容器にばさっと入れていたとのこと。


なぜ談かというと、二日酔い続行中の旦那さん以外2名はその場にいれなかったため。


不思議なものだけど、

飛び立つ前の最後の晩餐はしっかりビールを飲んでたんだけどね。


ということでそろそろ旦那さんの復活が期待できそうですね。

乞う、ご期待(。・ω・)ノ゙

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/pphttp://livedoor.blogimg.jp/mywifeisashoshawoman/imgs/1/0/10fb9f3a-s.jpgbr / title=/pbr /br //p

旦那さんの執筆活動が思うように進まず(スランプではありません)

時間猶予を与えるべく、今回は奥様が書きたいと思います〜


タタについて。

タタ自動車(インド製)とは無関係です。


タタというのはブダペストから約60キロのところにある小さくてとても美しい町なんです。

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「ハンガリーで一番住みやすいまち」

…であるかどうかは分かりませんが、

そんなアンケートをとったら間違いなくランクインすることでしょう。


その昔ハンガリーの王族の狩猟地だったところで

ブダペストで疫病が流行った時にはこのタタに議会を緊急避難させて

そこから遠隔で政治をしていたとか。


そしていつも通りトルコ軍に侵略され破壊され(ハンガリーでこれはもうお約束)

16世紀から貴族の別荘地となり、美しく整備されたのでした。


湖のほとりにたつ古城

廃墟好きにはたまらない静かさと当時の繁栄がしのばれる雰囲気。

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同僚のAちゃんがタタに住んでいるので一緒にお茶をすることにしました。

私とほぼ同い年のAちゃんはハンガリーとウクライナのハーフで、

私がロシア語でコミュニケーションできる数少ない人。

非常に良いかんじにナマっています。


ロシア語を標準語だとするとウクライナ語は東北弁ぐらいかな?

(ウクライナの人たちに怒られそう。すいません)


ご両親は学校の先生で、彼女が14歳だった時に2つのスーツケースと

8000フォリント(約4000円)を握りしめて一家三人

ウクライナからハンガリーに移民したのでした。


「なんで移住することにしたん?」ときくと、

「親が二人とも二年間ぐらい給料を支払われなかったからねー」


90年代に元ソ連国の公務員にわりとよく発生していた事態です。


「お母さんは縫製の学校で先生をしていたから

縫い上がったスーツが 給料替わりに支給され、

お父さんはジャガイモと砂糖で給料が払われてたのよね」


スーツきて毎日スイートポテトだけ食べてるわけにもいかんしねー…。


ハンガリー国境に近い西ウクライナ出身なのを知っているので

「ウクライナにはよく帰るん?」ときくと、

「1年に1回。でも親戚が多過ぎてそのお土産代がかさむから頻繁には帰れないんだよね。

私、ゴッドマザーだけでも12人いるんだよ!?代母にはそれぞれ旦那さんとか子供もいるし」


もはや恐ろしいとしか言えない親戚の数である。


因みに、ゴッドマザーというのはキリスト教で洗礼を受ける時に

実の親の他にキリスト教の上での親を定めているもの。

実の親が亡くなった場合は、実の親に替わって面倒をみますよ、という取り決めなのです。

昔は孤児になってしまう確率が高かったからでしょうね。


こういうゴッドマザー含むただっぴろいつながりがあるからこそ

スーツにスイートポテト生活してても生き延びれるんだけどね。


そんな私も物資不足のロシアから日本に移民をしてきたので

Aちゃんと二人で「紅茶美味しいねー今日の湖は良い色だねー」とか言いながら

カフェタイムをしているのはなんだか不思議。

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このタタにはちょうど1年前に一人で遊びにきたこともありました。

唐突ですが、私の方向音痴はひどく、空間感覚も全くもってなし。

旦那さんなしでどこにもたどり着けない! 

家から15kmの距離にある目的地に高速を使って2時間以上かけて行った記録も残されている。

(迷子になった私をナビゲートしてくれた先輩に

「ウィーン方面に向かうんや!」と言われたが、

ウィーン方面がどこか検討がつくわけもなく。)


そこで、目的地に行き着く練習をすることにして、

くだんのウィーン方面に向かったところ、まんまとタタに行き着いたのです。


まち中、トルコっぽい装いの人が談笑をしているかと思えば

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ベリーダンスを踊っている人がいたり、

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あれ?こちらはマリーアントワネットの時代ぐらいの兵隊さんが

スプーン忘れたから移動中?

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かなり時代も場所もどこかよく分からない状態。

今思えば、トルコ軍に侵略されたことを記念するフェスティバルなのでした。 

(それって祝い事なのか?)


まち全体がタイムスリップする日にきちゃったみたいでした。

衝撃で、その日から「ウィーン方面」がどこか覚えました。

「今、北はどこでしょー?」と言われても相変わらず分かりませんけどね。


ガヤガヤしていても落ち着いていても素敵なタタの気になる

不動産価格は1LDKで500万円未満。


ご検討下さいまし。

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うぃーす旦那です。

はい、ちょっと間にいろいろ挟みましたけど、
実は今年の夏休みはヨーロッパっぽく2週間もいただけたので、
バルカン行ったあとに奥様の故郷のロシアにも5日間、親戚のおうちに顔出しに行ってきました!

今回はそのときのことを、
せっかくなんで奥様ではなく日本人の旦那目線でいろいろ書いて行こうかなと思います。


さて、ロシアといえば地図の上側でどーんと場所をとっとるあの国です。


なんと面積は日本の45倍、世界の陸地の11.5%がロシアというすんごい大きい国です。

昔はアラスカもロシアやったんですが、アメリカに売ったそうです。
アメリカの大統領は当初「でっかい冷蔵庫買いやがって!」と非難されてたそうですが、
その後金鉱などが見つかって、むしろガッカリしたのはロシアやったという話があります。
あと、あんまり知られてないですが、バルト三国の西側にカリーニングラードという飛び地を持ってます。



実はこの国に来るのはこれで3回目で、最初に来たのは大学3回生のとき、
奥様が2回生の夏から3回生の夏にかけてモスクワ大学に逆輸入留学をしとったので、
その終わりに合わせて8月に3週間ほど行ってきました。

このときは気温は連日30度超えという天気で、
「ロシアも夏は暑いんや」と感心した覚えがあります。
ちなみに夏の夜は白夜で、奥様の地元のサンクト・ペテルブルグでは、
夜の11時ぐらいまで明るいし、3時ぐらいからまた明るいです。

その次は大学院2回生の12月末から新年にかけて、
お仕事の関係でモスクワに駐在していた奥様を訪ねに、
修論をまさかの11月の時点であらかた書き終えていた僕は余裕しゃくしゃくでロシアに向かいました。

ロシアに行く前に奥様の両親に会って親戚に届ける荷物を受け取ったんですが、
その時に冬のロシアで耐えれるか服装チェックをされました。

スニーカーで現れた僕をみて、奥様のお父さんは「そんな格好では死ぬ」と言い、
ヒートテックの上にロンT、その上にアウター、帽子なしという格好を見て、奥様のお父さんは「そんな格好では死ぬ」ともう一度言いま した。

実際ロシアについてみると、意外といけるかと思ったんですが、
迎えてくれた親戚に玄関で「久しぶり!よく来たね!そんな格好では死ぬ」と言われ、
強制的に、なんでか知らんけど異常にあったかいセーターとスノボーで着るような上着を着せてくれ、分厚い帽子と手袋と靴下をくれました。
ロシアの冬の怖いところは、意外とマイナス10でも20でも外には出れるし服は完全防備なのであんまり寒さも感じないんですが、
なぜか1時間ぐらい歩いたぐらいで体が芯から冷えてきて
服はあったかいはずやのに震えがとまらんくなってきて
カフェ休憩を挟まざるを得なくなるところです。

道でジュース売っとるおばちゃんがコーラを冷蔵庫に入れとって、
なんでこんな寒いのに冷蔵庫入れとんねん!と思ったんですが、冷蔵庫の方があったかいからという逆転現象にも遭遇しました。

あと、夏と逆で、朝は10時ぐらいからほんのり明るくなりはじめて一日中曇りの天気のまま4時ぐらいには夜になります。




思い出を語るとまぁキリがないので、
そろそろ今回の本編に入ろうと思います。




今回はブダペストから飛行機でモスクワについて、そっから夜行列車で奥様の地元のサンクト・ペテルブルクに移動してというプランです。

ロシアに旅行したことあるよって方にあんまり出会ったことがないんですが、
それもそのはずで、ロシアにはいわゆるゴールデンパスポートと言われている日本人でもビザがいります。
しかもビザの有効期間も着く日から出る日までのちょうどの日数しかくれないので、
帰りの飛行機が飛ばんかったりすると一瞬で不法滞在になれます。

このビザの取得の難易度が高くて、
ロシア旅行はここに多大なるエネルギー奪われます。

まず、招待状なるものをゲットする必要があります。
これは、ロシア在住の人が、なんかの用事でこの人に来て欲しいんですよ、というのを書いたもので、
ロシア内の知り合いにお願いして作ってもらうか、
ホテルを予約してそのホテルに作ってもらう必要があります。
いつもは奥様の親戚に作ってもらっとったんですが、手間なので今回は安い宿を見つけて、
そこを予約して招待状を送ってもらいました。
その後は、ネットでビザの受付サイトがあるので、そこでいろいろと埋め、出来上がった申請フォームを印刷します。
これも前までこんなもんなかったんで、そのときはフォームを印刷して手書きで書いてました。
で、あとは旅行保険に入る必要があります。

あとは、飛行機の予約表とか、そんだけかな?
それをもって領事館に行きます。
領事館の人でも日本語喋らない、そして英語すら喋らないという人はいて、運が悪いとカタコトのロシア語を全力で話す羽目になり ます。
今回はブダペストのロシアビザセンターってとこで申請しましたが、
カタコトのハンガリー語とロシア語を全力で駆使する羽目になりました。
あと、受け取り時間は向こうに指定されるんですが、平日1時とかザラです。
仕事の中抜け必須です。

ここまで見て絶対無理やんと思ったと思いますが、
安心してください。
旅行会社に頼めばやってくれます。いけます。



さ、ビザ取ったらあとは現地に飛べばいいです。
ちなみに、夏はふつうですが、年末のロシア行きの飛行機は異常に空いてます。
ロシアはクリスマスが1月7日なんで25日前後も混まないですし、
そもそも冬のロシアに用事がありません。
僕が行った時はまさかの乗客20人かそこらで、
全員が4列シートを占拠して寝てました。

で、いざついてからが最初の難関、パスポートコントロールです。
このパスポートコントロールでは、パスポートのチェックをされるんですが、
ガチのチェックをされます。
顔もじろじろと2度見されます。
ロシア語わからん言うとるのにロシア語で質問されまくられるときもありますが、そこは運です。
終わったかな?と思ったらスパシーバ言うときましょう。 

こーれがまぁチェックが厳しすぎることもあって恐ろしい列になっていて、
1時間待ちとかふつうにあります。
しかもロシアは英語の表示がほぼないので、ほんまにここであっとんかすらわからんという空気を出しながら大量の外国人が並ぶ様子はいと哀れです。

このパスポートコントロールを早く抜けるコツは前に怪しい人が並んでない列を選ぶことです。
怪しいというと語弊がありますし、差別的な意味はないんですが、
どうしても入国時に警戒されてしまう人たちはいて、
ロシアの場合は旧ソ連の貧国の人たちです。
近年、ロシアには旧ソ連の貧国からロシア語を喋れるのを武器に不法入国からのなんとか稼いで定住する、という人たちが多くて社会問題だそうで、
この人たちはその日のご飯代だけという条件でも働いてしまうので、困っています。
この人たちに対するチェックの時間のかかりかたは尋常ではありません。
1人10分以上かかるんじゃないでしょうか。
なんか怪しい集団がおるなと思ったら並ばない方がいいです。
永遠かと思う時間並ばされます。

ちなみにこの人たちは持ち込み申告するものがなくても全員荷物検査も強制で、
はじめて捜査犬が働いとるところを見ました。
アフガニスタン経由で麻薬を持ち込む事例が後をたたないからだそうです。

さて、そんなこんなで入国すればあとは街に向けて電車乗りましょう!

タクシーのドライバーが鬼のように声かけてきますが、
確実にぼったくられると思ってください。
たまに「え、なんかおれ怒られてる?」って思ってまうぐらい積極的なセールスの人がいますが、

「全然お客さんつかまらへん。みんな無視する...」
→「もしかして声が小さくて聞こえてへんのかな?」

という結論に至ったかのように必死で声を大にしてる人がいますが、
大丈夫やで。聞こえとるで。聞こえた上で無視しとんやで。

「不器用な人やねんな」ぐらいに思ってスルーしましょう。


ちなみに電車の場所への案内に英語があると思ったらそれは甘いです。
あるときもありますが、
ロシアではいかなるときも英語表記はないものと思って事前の行動計画をたてるべきです。
そもそもロシア語の案内すらないときもあります。

さ、電車に乗ればモスクワ中心部ですね。
いろいろ空港ありますが、たいていどこからでも1時間もすれば大都市モスクワのど真ん中に行けます。
大げさなスターリン様式建築やビジネスセンターが見えます。
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モスクワは地下鉄の発達がすごくて、どこに行くのも地下鉄だと思います。
この地下鉄、なんと全車両にフリーWi-Fiがついてます!すごい!
ただ、車両自体は古くて、騒音がハンパないです。うるさいぐらいで喋って隣の人と会話ができるぐらいです。
聞こえないのをいいことにカラオケの練習をしている人がいますが、
聞こえないので安心してください。
運行中の揺れもハンパないです。脱線待ったなし、そんな縦揺れを味わえます。


さ、そんなこんなで今回のモスクワ観光ですが、まぁ全部一通り来たことあるんですよね。

というわけで、まぁブラブラとベタなところを周りました。


まずこれ。
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クレムリンのすぐ横にある聖ワシリイ大聖堂ですね。

これは1550年ぐらいに、イワン4世、クッソ恐かったので有名ないわゆるイワン雷帝が建てたものです。
もう一目見てわかるように、
これぞロシア!というタマネギの屋根が特徴的な感じで仕上がってますね。

因みにクレムリンを近くでみるとこんなかんじ。
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この建物、建った後に見たイワン雷帝が、
「これ以上美しい建物ができないように」ということで、設計者の目を潰したという、
そんなやばいエピソードがあります。

このイワン雷帝は他にもいろいろとやばいエピソードの持ち主で、詳しくはこちらを見てください。


聖ワシリイ大聖堂を見たあとは、クレムリンの壁沿いに救世主キリスト聖堂に行きます。
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見えてきました。
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ここはちゃんとした現役の大聖堂で、カメラの持ち込み禁止です。
あと、みなさん馴染みがないかもしれないですけど、
ロシアってキリスト教はキリスト教でも、ロシア正教っていうジャンルのやつなんですよ。
カトリックとかプロテスタントとか、あぁいう感じでいろいろあるうちの1つです。
いろいろと違いはあるんですが、
まずあきらかに違うのが十字架です。

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なんというか、もうそもそも十字じゃないです。

この十字架の意味はこちらをどうぞ。


あと、女の人は肌をみだりに露出しとったら入れませんし、スカーフとかで髪の毛を隠さないといけません。
奥様と入ろうとしたんですが、なんと奥様のジーンズのひざ部分に空いていた穴を見咎められ、
係員が急いでスカーフをあてがいにきます。
「これをして!」みたいに言われてスカーフしたけど、
カメラ見つかって入れてもらえない奥様。

そんな奥様が愚痴愚痴文句を言うとるのを尻目に、中をさささっと見学します。

ロシア正教は、イコンとよばれる聖人の人たちの肖像画みたいなものが特徴的です。


壁一面に聖人のイコンがぶわーっと描かれとるのがロシア正教流です。



ちなみに、キリスト教圏の名前はこの聖人の人たちから取った名前なんですね。
例えば、聖パウロさんとかは聖人で、
そっからポールさんとかみんなの名前になるんですね。


さ、ここもサクっと見終わったら次は奥様の逆輸入先母校、モスクワ大学を見に行きます。

モスクワ大学は丘の上にあって、スキー場のリフトみたいなんで上に上れます。
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これがモスクワ大学!
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建物豪華すぎるやろ!
この寮ウイングは学生寮で、奥様もここに住んどったらしいです。

ロシアにある大学の中でもモスクワ大学は特別で、
ロシア全土のみならずヨーロッパからも超優秀な学生だけが集まってきます。
モスクワ大学だけは不正やコネで入ることのできない唯一の大学と言われているそうです。

ちなみに奥様のお父さんはいわゆる天才タイプで、このモスクワ大学に飛び級で16歳で入学したそうです。身近にやばい人おったわ。

で、モスクワ大学のすぐ裏に、雀が丘という見晴らしのいいスポットがあります。

モスクワを一望できますね。
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さ、なんかモスクワの説明が全体的に雑い感じがしますが、
ブラブラしとったら日が暮れてきたんで、てきとーにダラダラと夜行列車の駅に向かいます。



長くなってきたから続きは第二回!

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