へーい。 
旦那です。

へーいへーい。


奥様とベイベーをベルリンで迎えるべく
今ベルリンで家族で住めるような家を探してるんですが、
なんとここ数年ベルリンは賃貸戦国時代らしくて、マジで全然物件がありません。

もちろんお部屋の値段自体もどんどん上がってきていているという状況なんですね。

この辺のお話は無事におうちが決まったらまとめて書こうと思ってるんですが、
「あれ?じゃあ今どこ住んでんの?」と思たんちゃうかと思いますが、
今はルームシェアをしています。

ベルリン(ドイツ全体?)ではルームシェアが日本とかに比べるとかなり一般的で、
どれぐらい一般的かというと、
親子二人がセットでシェアメイトとして大きめの部屋に入って来るとか
そんな話が普通にあります。

「となりの部屋は夫婦やねん」とかそんなんもよく聞く話です。

「自分のシェアルームの部屋大きいから友達とシェアしとるねん」的なシェアルームをシェアするみたいなことも聞いたことがあります。

また、戦国時代とはいえルームシェアであれば比較的簡単におうちが見つかります。
あと値段もシェアしているのでもちろん安くて、
月5万円とかで20平米ぐらいのプライベートな部屋で+キッチン風呂トイレ共用みたいなそんな感じが一般的やと思います。
どうせ東京でもそれぐらいの部屋の大きさのワンルームに住んどるんやしと思えば割とリーズナブルな気がします。

部屋の壁はかなり防音が効いているのが普通で、となりの部屋の音はあんまり聞こえない場合が多いです。
ただ、なんでかわかりませんが上からの音はかなり響きます。
部屋で爆音で音楽を聴いていても、隣の部屋の人は気付かへんけど下の階から苦情が来るとか、そんな感じみたいです。


さて、そうやって今シェアをしているんですが、
今はベルグマン通りという、ベルリンの南側のクロイツベルグというエリアの中ではおそらく一番栄えていることで有名な通りに住んでいます。




特にそこの物件を選んだわけではなくてたまたま行ってみたらそんな場所でした。

ここは通りにいっぱいレストラン、カフェ、バー、スーパー、雑貨屋服屋とかが並んでいるところ、一通りなんでもあるおしゃれおでかけスポットです。

この前日本人の友人とレストランでご飯を食べとったら、近くの席にいたドイツ人のお兄さんがわざわざ席に来て
「君たち、旅行で来とるならここに行ってみてくれ!良いところやから」と言いながらメモを渡されて、
それ見たらベルグマン通りって書いてありました。
それぐらいのところです。

ちなみにそのときは、「ここ知っとるで、というか住んどるで」と言うたんですが、
お兄さんはしょぼーんとしながら「ならいいんだ...」と言うて自席に帰って行きました。

あそこはあくまで初耳であるというフリをするのが大人の対応でした。



レストランやカフェは周辺エリアを入れるとおそらく50軒ぐらいあります。

スーパーはなんとnettoというスーパーとKaiser'sという二つのスーパーが隣あってます。
nettoは普通で、Kaiser'sはちょい高級めです。

サミットの横に成城石井ある的な感じなので差別化はできているんやと思います。

「サミット?成城石井?なにそれよくわからんでお兄ちゃん」という関西の方のために言い直すと、
マルハチの横にいかりスーパーがある感じです。

僕の生まれた淡路島の方のために言い直すと、
リベラルの横にマルナカがある感じです。

淡路に高級スーパーの類のものがあるんかわからんかったんで、規模大きめのマルナカにしときました。
ちなみにリベラルはもう潰れたと思います。

ただでさえ少ないブログの読者の中に淡路の人が含まれている可能性は限りなく低いですが、
出身なので贔屓して紙面を割きました。

関東、関西、淡路以外の人は、
僕はどうでもいいことをただただ長々と喋っているだけなので
取り上げられなかったからといって怒らないでください。


この通りには他にも本屋もあるし、ワイン屋さんもあるし、写真屋さんもあります。



今日はちょっとその写真屋さんに用事があって通りの端まで歩く機会があったのでいろいろと写真を撮ってみました。

ほれ。
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ほれほれ。
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おしゃれな商店が集まっている建物があって建物の前では演奏しとる人がいます。

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宝箱みたいな箱を筆みたいなんで叩いて限りなく音量じぇろな音を出す担当のおじいちゃんがいました。

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建物の中はこんなお店がいろいろ
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なかなか品揃えの良い魚屋さんがあったんですが、見つけた時は思わず声がでました。

ベルリンではあんまり魚が手に入らないんです。
いや、スーパーに行けばあるんですけど、あからさまに気合が入ってない感じなんです。
「しゃーなし魚コーナーもある」程度の魚コーナーなんです。

クオリティがあからさまにしょっぱいくせに高い。

ここの魚屋はクオリティも高くてお値段もまぁまぁでした。
ただ、ドイツ語で魚の名前が全く読めなかったので購入は諦めました。

ハンガリーのときも最後は魚の名前もわかるようになっとったんで、ドイツ語も追い追いわかるようになるでしょう!
ハンガリーのときはサーモンとなまずと鯉の3種類しか魚おらんかったから簡単やっただけやけど笑


この建物を超えると教会があって前に公園と広場があるんですが、
今日はフリマをやってました。
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そして忘れたあかんのが、ベルリン名物カリーウルスト屋さんもあります。
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変に光があたって見えづらいけど一応。
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このカリーウルストですが、
ソーセージを油でパリッと揚げたところにカレー粉をかけてその上にお店特製ケチャップをかけたベルリンの名物です。

よくフライドポテトとセットメニューみたいになってでてきます。

フライドポテトがついて来なくて、でもほしい場合は「mit Pommes」(ミト ポメス)と言いましょう。
mit が withで、pommesがフライドポテトです。

一番使うドイツ語なので必ず覚えてください。
あと、ドイツ語は名詞は文中でも大文字から始まるので、Pは大文字で合ってます。

フライドポテトを頼むと、「ポテトにケチャップ?マヨネーズ?」と必ず聞かれます。
ここで安易に「じゃあケチャップ」とかいうと、想像を絶する量のケチャップがかかって出てきます。
プレート全体が事件性のある色で染まったものがでてきます。
マヨネーズもどっぷりかけてきます。健康に支障が出る量です。

ちなみに僕は最初「ケチャップ、少な目で!」というてたんですが量に変化が微塵も見られないので、
もう何もなしでというてます。
これをドイツ語で「ohne Ketchup」(オーネ ケチャップ)と言います。
ohneがwithoutです。

あなたの健康のために必ず覚えてください。

そしてもっとちゃんとほんまに健康が気になる人はmit Pommes を今すぐ忘れてください。



ちなみにソーセージにかける方のケチャップはお店の腕の見せ所の特製ケチャップなのでキャンセルできません。
ラーメンで言うところのスープです。
一回それもキャンセルしようとしたら「ちょっとちょっとお兄ちゃん!これがないと始まらへんやんか!」という対応をされました。

もちろんケチャップはかかってました。



たまに晩御飯作りたくない日とかはこのカリーウルスト屋さんと
あと家の目の前にあるハンバーガー屋さんにもよく行くんですが、
このバーガー屋さんがちゃんとできないバーガー屋さんで困ってます。

僕はいつも必ず同じ呪文を唱えています。
「Country burger, bitte. Mit Pommes und Sour cream」です。

bitteはpleaseです。僕はカントリーバーガーが食いたいんです。

そしてこの世で一番使う単語、mit Pommesが出てきました。
und は andで und Sour creamでサワークリームトッピングもつけてもらってます。

その後に「ここで?持ち帰り?」と聞かれるんですが、持ち帰りはまだ覚えてないのでボディーランゲージで乗り切ってます。


で、毎回僕は必ずこれで頼んでるんですよ。
やのに!!毎回必ず内容が違います!!
持ち帰りの場合閉じられた箱に入れられて渡されるので、
持ち帰ってから空けてみてから初めて内容がおかしいことに気付くんですが、

あるときはサワークリームがありませんでした。
あるときはサワークリームはなかったですが、マヨネーズが入ってました。
またあるときは肉にソースがかかってなくてパッサパサでした。

他にも、
・チリバーガーの辛いソースがちょっとだけかかっとる
・チリバーガーの辛いソースが完全に代わりにかかっとる
・ポテトがめっちゃ多い
・頼んでないケチャップが入っとる
・頼んでないチーズがトッピングされとる
・バーガーの組み立てがピサの斜塔バリの傾き
・持ち帰りやのに皿に乗ってでてくる

などなど、毎回違うのでどれが正解のカントリーバーガーなのか未だにわかりません。


ベルグマン通りには全部で3軒バーガー屋さんがあるんですが、
他のバーガー屋さんはちゃんとしてるんで、皆さんはちゃんとしてそうなやつに行ってください。

僕は家から近いところがこれなのでもう諦めてこのバーガー屋とお付き合いしていきます。




さてさて、そんなこんなで本来の目的の写真屋さんがありました。
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そもそもなんで写真屋さんなん?ということなんですが、
実は今は90日間の労働ビザで入っていて、今もっと長期の4年とかのビザに切り替えようとしているので申請のために写真が要ります。

この写真ですが、何やら顔の表情などはもちろん、ライトの当て方なども要件が厳しく決まっているらしく、
会社の ドイツ人は全員「ちゃんと写真屋さんに行け」と行ってきました。

一方で知り合いのベルリンが長い日本人の方にも聞いたところ「私は毎回機械のやつでいってる。それで全然大丈夫」とのことやったんで、じゃあ僕も機械にしよーと思ったんですが、
せっかくやしなんか写真屋さん行った方がおもしろそうという理由だけで写真屋さん行ってみました笑 

この写真屋さんはこのおばちゃんがカメラマンで写真を撮ってくれました。

中に入ってビザ用の写真撮ってくださいと英語で伝えると
脇にあったカメラを掴んで立ち上がっておばちゃんはお仕事モードに入りました。
「よっしゃ、そこに座りなさい」のことなんで座っておばちゃんの方を向きます。

おばちゃん「はい、撮ります」
おばちゃん「では口閉じて」
おばちゃん「カメラの方見て」

パシャ

おばちゃん「いいわねぇ」

おばちゃん「ちょっと真剣な顔で」
おばちゃん「口閉じて」

パシャ

おばちゃん「もう少しだけ右向いて」
おばちゃん「目を見開いて」
おばちゃん「そう、いいわね」
おばちゃん「それで口閉じて」
 
パシャ
 
パシャパシャ
パシャ 

おばちゃん「いいじゃないの」

おばちゃん「ちょっとだけあご引いてー」
おばちゃん「口閉じてー」

パシャ 

おばちゃん「いいやんいいやん」
おばちゃん「はい、じゃあラスト!」
おばちゃん「はい、口閉じてー」

パシャ 


おばちゃん「よしっ!出来上がりを見に行きましょう!」

ということで写真を見て
おばちゃんがまずおばちゃんの中で気に入らんやつを問答無用で消して、
さらにおばちゃんが勝手にどんどん選んで、
もう2択にまで絞られたタイミングで「どっちがいい?」と聞かれたんですが、
違いが全くわからんかったんでテキトーに選んどきました。

おばちゃんはそれをもとにビザ申請用になにやら加工していきます。

今回はまじめな顔で映らないとダメな写真やったのであれですが、
それでもおばちゃんが途中で褒めてくれるのでなんかノってきますよね。
なんかグラビアアイドルとかモデルとかが撮られてる間にノリノリになってくるみたいな話を聞きますが、
なんかわかる気がしました。
えぇおばちゃんでした。


あと、皆さん気付かれたと思いますが、
特に僕の知り合いの方はわかると思いますが、
僕はちょっと口に設計ミスか施工ミスかバグかちょっとわからないですがとにかく何かがあれで、
天然で口唇がアヒル口みたいに上側が尖り上がっているので、口が基本開いてます。

歯を閉じても口唇は依然開いていて、口唇は口唇でぐっとそこから閉じないと閉まりません。

僕の今までの人生、
小学校の卒業アルバムの撮影に始まり、
中高の生徒手帳と卒業アルバムの写真撮影、
免許の写真撮影、
就活の写真撮影、
そして今日のビザ用の写真撮影と、
常に「口を閉じて」と言われてきたことを思い出しました。

就活のときは、口閉じてと言われる前に口を閉じたはずなのに「じゃあ撮りまーす。はい、口を閉じてー」と言われたこともありました。

あだ名もずっとアヒル関連でした。でもアヒル好きですよ。


そんなことを考えている間に写真は仕上がりました。
確かにけっこういい出来です。

あんまり写真屋さんに行くことはないんですが、たまにはちゃんと撮ってもらうのもいいなと思いました。


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そんなこんなで一日が終わったんですが、
今日は外では花火が上がってました。



ベルリンに来た際は素敵なベルグマン通りを通りかかってみてください。