皆様、こんにちは!
題名でご察しの通り、奥様です。

2ヶ月ほど前に会社に復職しました!
ブログ上でも正式に育休が終わったのでトップ画像を刷新してみました!
今回はデザインが得意な私の妹に書いてもらいました

このテーマでぜひとも書かねばと思いつつ、
どんな切り口でどう書こうかと悩んでいたのでしばし寝かせておりました。

因みに、以前も「商社 総合職」でネット検索したらすごい結果が出ましたが、
今回もシンプルに「商社、女性、総合職、育児休業 復帰」
とかでみてみたら
まぁ~いいかんじにマトハズレかつネガティブな結果がでてきましたよ。
暇があれば興味本位でみてみて下さい。


ということで、子育てと商社の仕事の両立状況を以下の観点でまとめてみようと思います。
今回はカタめの内容ですが、次回は東京での住む場所を決めた話とか
保育園を探した話や一日のスケジュールなんかを書いてみたいと思います。

それでは、

インフラ編
精神編
そもそも、育児と仕事の両立について、商社を取り巻く状況

このブログを読んでる人だったら知ってることやと思いますが、
今まで私はロシア・東欧のビジネス、ハンガリーからヨーロッパ各地のビジネス、
中南米担当、と経験してきて

産休明けの今回の配属では中近東担当です

脈絡がないというより、もはや地球まるっとコンプリート感すらあります。

それが商社人事。(部署によるけど)

もともと旦那さんと旅行するぐらい興味のある地域なので
何ら問題ない、というかむしろ若干ワクワクするかんじです。

で、

インフラ編

単刀直入に言うと、今のところ、

素晴らしいです

今までいろんな友達のいろんな苦労話をきいているだけに、
もう全くもって素晴らしい。ひとえに日本ので大企業であるが故なんですが。

時短勤務は1日に90分まで短縮できるのですが、
私は9時ー16時で勤務しております。(1時間15分の短縮)

営業で復帰しているので自分の担当客先もあり、
一方でけっこうチームで仕事するタイプの部署なので
かなりいろいろとカバーをして頂いたり、一人で抱え込み感がないのもありがたい。

そして扱う商品は今までと変わらないため、
そういう意味では今までの知識を動員できてあまり

(゚Д゚≡゚д゚)

みたいになることはないです。
地域もお客さんも初めてなので新たにインプットすることはいろいろありますが。

このあたりの余裕はやっぱり30代で子供産んだからだろうなと
思いました。20代はもっといろいろ焦る日々でした~

復職する前にいろんなワーキングマザー先輩の言葉を参照したところ、

とにかく家電を充実させるのがキモ!とあったので

うちは洗濯乾燥機と食洗器を導入しました

これが大正解

うちは21時過ぎに子供を寝かせて、そのあとは一切何も家事をしない方式ですが、
晩はずっとこの賢い家電たちが回っていて、
それはまるで家の中に働き者の家政婦さんがいるような(涙)

ヘルシオも買いました。←アメトーク家電芸人に触発されて。

材料をぱぱっと入れて、スイッチをオンにすればもう出来上がってしまうという

肉じゃが、ポークビンズ、カレー、煮物、アクアパッツァなどなどが
スイッチいっこで作れます。

いい時代に産まれたな~~(またもや涙。感動の沸点下がり気味か。)

十年ほど前だったらもっと家事に真剣に向き合わざるを得なかっただろうけど、
今は便利な時代になって片手間で子供と戯れつつ家事できるのがいいですね。

ところで、

1時間ちょっとしか変わらないんだったら
時短で働かなくてもいいんちゃうの?
と思われるかもしれませんが、

経験上、この1時間があるのとないのとだいぶ違うんです。

普段16時に帰るところを仕事のたてこみや研修などで
子供を迎えにいくのが18時過ぎになることが何回かあったのですが

朝に晩御飯をあらかた準備してるし、フロー的には何も困らないですが、
いかんせん子供と接する時間がぜんぜんない!Σ(゚д゚;)

16時帰りだと子供と児童館や公園で遊んだりしてどこにも急がずに向き合えるのですが、
(※晩御飯の用意は8割ぐらい朝に済ませています)
17時以降に帰るとあとは実務(ごはん食べさせたり風呂に入れたり)が
だだーーーと入ってきて気が付けば寝かしつけ(; ̄Д ̄)

あれ?子供の顔をしっかり見たっけ?
急がずに子供と向き合えたっけ?

ってなります。

私の中でこれは「飼育」であって「子育て」ではないので
いかに子供とちゃんと向き合う「子育て」の時間も確保するか、
っていうのを毎日の中で意識中。難しいけども。

あつい思いを語ってるだけだったらアレなんで
最近子供連れてイモほりに行った様子をちょいちょいはさんでみます。
広大な畑を5時間ぐらいかけまわる人たち。
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精神編

これが難しい。どう書くかも難しい…。うーん。

仕事は頑張りたいし、今までと近いペースと範囲でやりたいと思っている。

けども、もちろん「子供はいないものとして」は働けない。

そして残念ながら商社マンの基本スタンスは依然として、
この「子供はいないものとして」仕事に100%のエネルギーを注ぐ形なんですよね。
これはもうそんなカルチャーです。

少なくとも先輩たちはそのように仕事をしてきたし、
(今の人はもう少し違う見方をする人もいるのは事実だけど)
奥さんは基本的に旦那さんを優先して専業主婦になったり駐在先についていったり
そんな構図が今も継続されています。

一方で、我が家は「すべて折半」がモットー。
夫婦どっちのキャリアも大事だし、子育ては二人で分担しつつやる。

この形が会社の圧倒的多数が知っている家庭の在り方と違うので
ベースのカルチャーが違うのはわかっているので、
ここはもう叶うか叶わないかは置いておいて、自分の思っていることを
ハッキリと発信していこうと思っています。

ウザいって思われるかもしれないけど、
発信してそれで希望が叶わない方があきらめもつくので。

どこに向かっていくのか、仕事上どうありたいのか、
まだまだ自分の中で自問自答なのですが、

強く思うのは、

子供がいるからといって仕事を「あきらめ」たくはなく、
でも子供もないがしろにはしたくない。
そして自分の生活も楽しみたいし。

なんという良いトコ取りなと思われると思うけど、

それでいいと思ってます。自分の人生だから。

いけるとこまで良いトコ取りを追及してみます。

またもやあつく語ってしまったのでここでいきなりイモをひっぱりあげる長男の写真。
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一方で次男は食べる専門。焼き芋の横が定位置。
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最後に、

そもそも、育児と仕事の両立について商社を取り巻く状況

子供のいる女性総合職はいないこともないけど、
そして徐々に増えてはいるのですが、
でもやっぱりぜんぜん少ないです。
産休に入るときにも書いたのですが、私のいる部署は約400人いるのですが、
そこにいる女性総合職で産休に入ったのは私が3人目とか4人目ぐらい。
でも上の先輩たち(1-2人目の人たち)はいろんな事情があって会社を退職されたので

商社で子育てしながら復職して…みたいな話をしてくれるロールモデルは
まぁほぼいません…。

補足ですが、もちろん、人事とか経理とか法務とかいった専門職に近い部署には
子育て中の先輩はもっといます。
一般的に言われていることですが、お客さんに対面する仕事でない方が
比較的時間がよめて家庭と両立しやすいからでしょうね。
あくまで、比較的。だからといってラクなわけではないので。

そんな中、私は自分の特性やこれからどうしていきたいかを考えると、
やっぱり商社の営業でやり続けたいと思っていて、
上司にその旨を伝えて産休に入りました。←ウザく希望を言う人、出た。

そして今回の復帰でこの希望が叶えられました(パチパチ)

今までは、育休明けはいったん営業部の管理をするような部署に配属されるケースが
多い印象でした。(そもそも女性総合職+出産がまだまだ少ない)

そのため、産休明けから営業というのは私の知る限りでは私の属する組織では
今まで前例がないのでロールモデルの不在に直面するわけです。
(私と同タイミングで同じくして営業職で復帰した1つ上の先輩がいるので
二人で第一陣といったかんじです)


外資金融やコンサルなどで働いている友達にきいてもやっぱりどうやら似たような状況で、
子供がいて仕事している女性の第一陣が、今きている気がします。
(もちろん、もっと世代が上の方でそのような人はいますが、
けっこうレアで”陣”まではいってないです)

でもポイントは一つあって、
商社も金融もコンサルも
みーーーーんな、就職希望者が豊富にいる業界なんですよね。

だからカルチャーを変えてまで女性活用をする必要があまりないんです。

というご指摘を先輩女性社員に頂きました。

ということで世の中の流れ的には女性活用だと思うのですが、
その流れはまだまだこちらには来ておりません。
流れ自体も業界の特質によりますね。

「女性お断り」というのでもないけど、
特に精神面での後押しはあまりないので(インフラ面はばっちりだけど)
あとは自分の強さなのか柔軟さなのかわからないけど、
とにかく自分で漕いでいく力なのかなと思ってます。

この間、機会はあり、けっこう上の上司と飲みました。
その中で、ぶっちゃけ、子供のいる女性総合職はどう思っているんですか?
ってきいたら、「使いづらい、やりにくい」というようなことを言われました。
けっして嫌味な口調ではなく、サラッと言われました。
人事権を握るような人がナチュラルにそう思ってるんですね。

やっぱりなー…。

まぁでもここからどれだけプラスに持っていけるか
いけるとこまでいってみようと思います。
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↑潜む人たち。

↓そして走り去る人たち。私も走り去ります!では!
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