旦那です。
カジノとか行ってますけどちゃんと就活してまっせ!


前回ハンガリーでの就活 その1では、就活エージェントの話とかをしました!
今回から具体的に僕が今までどのような就活していっとるか書いていきます。


実は、就活自体は日本にいたときから始めてました!

というのも、奥様の大学の知り合いがたまたま今ハンガリーに住んどって、たまたまハンガリーの就活エージェントに知り合いが居て、そのエージェントの同僚のIT業界担当エージェントがたまたま日本語のできるエンジニアを探しとるという情報を掴んだのでメールを送ろうという話になったからです。

そんなたまたまがあってえぇんかと思いつつラッキーにはしがみつくしかないということで、早速メールをしてみることに。

これは余談ですが、海外の場合、すこしでもコネがあった方が圧倒的に有利に物事が進むようです。
エージェントさんは日々どんどん新しい人が登録してきて、面接して、合うところに紹介してってやってるわけなんですが、
親身に対応してくれたりとか、迅速に対応してくれたりとか、そういうのが全然変わってきます。
みなさんもたまたまでいいんでなんとかコネを見つけましょう。
特にハンガリーではそういう傾向が強いとのこと。


で、誰々の紹介でメールしましたみたいな文面とともに送ったのが、CVと呼ばれるもの!
CVはcurriculum vitaeの略で、ようは日本で言うところの履歴書です!
ただし、日本の履歴書と違ってフォーマットは各自オリジナルで作っていいんですよというもの。

もう仕事受かった気になっていた僕は、「これ書いたらもう内定なんでしょ?」ぐらいの軽いノリで書き始めましたが、もちろん初めてということもあって思ったように書けません。
なんかフリーフォーマットなので、逆にCVのフォーマットからドキュメンテーションスキルのセンスをはかられたりするみたいですね。
あと、英語の誤字とか文法ミスなんかは「こいつ英語できひんやん」と思われて一発アウトとのこと。



緊張するやん。

まぁとりあえずググろう。



ググるといろいろテンプレみたいなものが出てくるので、なんとなく雰囲気が掴めたので書き始めます。こんなの

書き方のポイントをまとめると、
・自分を大げさなまでにアピールしよう
・A42枚ぐらいになるようにしよう
・Iは省略して、物事を簡潔に書こう
例: I developed iOS Apps. → Developed iOS Apps.
・定量的に業績がわかるように書こう
例:Developed iOS Apps → Developed 5 iOS Apps in a time span of 3 years.
・ポジティブで強調的で積極的な印象を与える単語を使おう
・フォントは海外でよく使われているものを使おう

他にもあるけどだいたいなんかこんな感じ。


まぁとりあえずやってみればいいんでしょ!ということで2時間ぐらいかけて完成!
頑張ってアピールしたつもりでもどちらかというと謙虚な書きっぷりになってもて、
やっぱ自分て日本人やなと思う私。


まぁでもできたもんはできたということで、早速英語がもっとできる奥様にレビューを依頼。
「えぇんちゃう?」という旨のお返事をいただいたので、エージェント(以降Fさん)に送りつけました!

これが、5月20日やったかな!

結果から言うと、

そこから僕がハンガリーに行く6月7日まで返事が来ることはありませんでした。





え、コネは?





送って3日ぐらいで異変を感じてハンガリーに既に行っとった奥様とLINEでトーク。

おれ「え、コネは?
奥様「うーん、ハンガリー人は割とメールとか見てもそっ閉じする傾向があるからなーたぶん電話してみんと話進まんで」
おれ「え、コネは?
奥様「とりあえず、電話電話!」

まぁ間に3人も挟んだコネに頼ったおれもあかんかったということで、
携帯をゲットした次の日に電話をかけてみました。

おれ「プルルル・・・」

ガチャ

??「なんとかかんとかなんとかかんとかなんとかかんとか(ハンガリー語)」
おれ「(何言うとるかわからんけど、こいついきなりの外線電話相手に冒頭でどんだけしゃべるねん)」
おれ「あ、僕は○○といいます。Fさんいますか?(英語)」
??「今日は帰りました(英語)」
おれ「(あ、17時ってそんな時間なんや)」
おれ「明日もっかいかけます」

ハンガリーでは8時17時で働く人が多いみたいですね。
あと、これはあとでハンガリーの人と雑談したときに聞いた話ですが、
ハンガリー人は残業はほとんどしないみたいです。

日本人の思考回路だと、
仕事が終わらない
→めっちゃ頑張って仕事する(たいていこの時点でアホじゃない限り仕事効率は既にマックスに達しとる)
→日本人「終わらん...残業せな...」
→日本人「やばい今日もまたこんな時間や...土日も来るか」
→日本人「毎日仕事ばっかでおれなんのために生きとるんやろうか」
→経営者「残業代あげんくてもあいつら仕事終わってないぞ言うたら働きよるからな!責任感ないんかとか仕事の効率が悪いからやとか言うといたらえぇねん!ガッハッハ」
→日本人「あかん、もう限界や」
→JR「あっ本日ぅ〜本日人身事故のためぇー中央線に大幅なダイヤの乱れが発生しておりますぅー」

こういう悲劇を辿るケースもままあると思います。


対してハンガリー人の場合、
仕事が終わらない
→ハ「私はいつも通り普通のペースで今日もやってる」
→ハ「残業はしない。だって仕事が終わらないのは人が足りていないからであって経営者がもう一人雇わないのがおかしい」
→経営者「ちょっと今日残業お願いしてもいい?」(責任感がどうとか言わない)
→ハ「今日は用事あるからやだ」
→17時頃に帰宅ラッシュで道がめちゃくちゃ混む。

と、こんな感じみたいですね。

まぁということで、次の日の朝10時頃に再度電話。

おれ「プルルル・・・」

ガチャ

??「なんとかかんとか...以下略(ハンガリー語)」
おれ「(こいついきなりの外線電話相手に冒頭でどんだけ...以下略
おれ「あ、僕は○○といいます。××さんいますか?(英語)」
??「今席にいません(英語)」
おれ「いつ帰ってきます?」
??「予定見ると、17時頃ですね」
おれ「じゃあ17時にかけます」


で、17時。

おれ「プルルル・・・」
















おれ「プルルル・・・」




え、誰もおらんやん。



 


そんなことある?
奥様にLINEでトーク。
おれ「全然電話出てくれへん。あと晩ご飯何がいい?」
奥様「うーん。また明日かけてみるしかないねー。キノコ食べたい」
おれ「せやな。バターで炒めとく」



ここらへんでちょっと完全にもうアテにしたらあかんなと本格的に思うおれ。

そうすると、次の日、就活その1で書いた日本人が働いとるエージェントを同僚から聞き出してくれた奥様。
奥様ほんとうにありがとう。

で、早速そっちのエージェントさんにメール。

するとなんと10分後 にお返事が!
対応良すぎるやろどうなっとんねん!
すぐにでもスカイプで状況を教えてほしいとのことで、メール送ってから2時間ほどでスカイプで具体的な話をするところまで事態が進みました!

やっぱ日本人の対応は世界一ですわ!

 で、話した内容をまとめると
・とりあえず、経歴とか的には仕事はある。それはだいじょぶ。
・あるけど、ハンガリーはけっこー厳しい。(ハンガリー語できるなら話は別)
・ 前に案件があったのは3年前。
・ ロンドン、ドイツとかも視野に入れませんか?それなら正直いくらでも紹介できる。
・あるいは在宅では?
という感じ。

とりあえずハンガリーが良いんですという旨を伝えると、
「じゃあこちらからハンガリーの求人見つけてアプローチしてみます。
そちらでも 求人を見つければ、教えていただければ私からファーストアプローチします」
とのこと。




なるほどなー。 
ハンガリーはけっこー厳しいのね。


ちょっと心折れるおれ。


ドイツで就職して週末ブダペスト帰るのもアリなんかなーとか思っとると、
突然鳴り出す携帯。

おれ「はい」
Fさん「Fです」

Fさんから電話かけてきよった!!!!
現在の状況とか経歴とか話をしとると

Fさん「たぶん、今すぐ紹介できる企業あるよ!ちょっと、とりあえず一回会おう!2時間後どう?」
おれ「いけるいける!」


ということで、急遽会うことになったおれ。

「え、今すぐってほんと?ハンガリー語できねぇーやつはダメなんじゃないの?どゆこと?」と思いながら準備するおれ。


続きはその3で!