ちょっとだけお久しぶりです。

最近なんだか体力の限界に挑戦してました、奥様です。

1週間でハンガリー以外の3か国訪問はさすがにやり過ぎです。

(ゲストアテンド+出張+ゲストアテンド、間に別ゲストのハンガリー案内付)


なんだか旦那さんからのフリでこのハンガリー滞在で変わったことについて

どうやら書くことになりました。


もともと私は居住地にテンションを左右されるものの

なんだかんだで結局どこでも楽しくなるタイプだったりするので

なんとも難しいところですが(てか、日本は私にとって外国だし。忘れてた。) 

とりあえず、書いてみようと思います。  

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言語が分からない中での生活がフツーになった!

実は全く自分が分からない言語の中での生活って日本に移住ぶりなんです。(めっちゃ前)

で、けっこうシャットアウトされてるかんじというか疎外感とかあるのかなー

と思ってたのですが、意外にないもんなんですね。

旦那さんがいることも大きいのですが、ネットあるし、

共通の言語を何かしら話す友達いるし 問題ないです。


ただ、知り合いじゃない人がしゃべってることは完全スルーです。

耳がピクリとも反応しません。



因みに、旦那さん曰く、言葉使いがたまに「おっさん」らしいです。

ハンガリーでは日本語を話す女友達が皆無なので自然の成り行きでしょー。  


大黒柱の気持ちがちょっと分かった!

旦那さんもいいかんじに働いていますが、

やっぱり給料は日本の時より大幅に減っているので

しばらく大黒柱をやらせて頂いております。


二人の合意の上でなので別にそれはいいんですよ。

がっつり働く生き方も自分に合ってます。

でも一日働いた後はしばらく一切話したくない時とかあるわけです。

限りある自由時間は自分のしたいことをおもいっきりしたい時もあり、

詳細なしでただ労ってほしい、そんな時もあったりして。


ドラマをみていて、はっと気づきました。

自分が完全に「夫」あるいは「サラリーマン」あるいは「おじさん」に

感情移入していることを。Σ( ̄ロ ̄|||)


因みに旦那さんは「奥様」の方に感情移入するらしいです。


ここでも「おっさん」度の高まりが確認されました。


因みに、個人的な意見ですが、そんなのもありやと思います。

ネイルする女子とかオシャレしてる女子とか毎日料理する女子とか…

素敵やなーと思うのですが、性格的に私に合ってないし、ナチュラルじゃないし、

全員が全員、同じスタイルを目指さんでもええやんと思っています。

(小籔ばりに思想が出てしまった(; ̄Д ̄)うげげ)



外食がそこまで楽しみじゃなくなった。でも飲みはすごく楽しみ

日本って外食のバリエーションあるし、てか美味しいし。

でもハンガリーの外食はちょっとワンパターンに感じてしまうところもあったりして。

グヤーシュタルタルはかなり好きですが、あとはわりかし冷静に受け止めがちです。


一方で、旦那さんも書いてたのですが、ワインが安くて美味しい!

浴びるように美味しいお酒を飲めるということに関しては完全にウハウハです。

あと、旦那さんの作る料理(和食が90%)が美味しいのでそれもウハウハです。


落ち着いた生活になった!

イギリスから戻った旦那さんは言いました。

「なんかハンガリーって隠居ってかんじやな。」

けっこう当たってる気がします。


特に東京とかモスクワとか大都市に住んだ後にブダペストに住むと

なんともゆったりまったりしてるように感じる。

人もいいかんじにマイペース。(に少なくとも見える)


日本は知り合いも多くてしょっちゅういろんな人と遊んだり

飲んだり出かけたりして、なかなかプライベートも激多忙な生活だったのですが、 

こっちでは知り合いも限られているので最初から機会少なめみたいなかんじです。  


でもこれが意外に悪くない。

落ち着いて本読んだり、好きなことを追求したり、ヨガをしたり、

旦那さんとダラダラしたり、人生のそういう時期も必要なのかも。


因みに、日本出張から戻ってきた人はみんな

「日本の時間の流れ、早っ!」

と言います。


そして冒頭で書きましたが、ブダペストという立地に関係なく

たまに暴風のような繁忙期を迎えます。


少し心のキャパを広げた! 

仕事が思い通りにいくことはなっかなかありません。

これは日本でもそーなのですが、日本以上にベーシックなところで思惑とずれていきます。

思った通りのレポート形式とか(たいていなんか面白い方向にズレている) 

期限内の提出とか(一週間程度遅れる場合もざらにある)


でもいいんですー

いちいち怒ってたら身がもたないし、てか怒る自分の心が狭いし。


替わりに楽しい面に目を向けると、 ワラワラあります。

ジョークはさみつつ笑いつつ進めるプレゼン作成とか

業務のあいまにおもいっきり恋バナになるところとか

たまにあからさまに不機嫌かと思いきや、ただのお腹がすいてる状態だったり

ペットのハリネズミの写真をみせて自慢してきたり(激カワ!)

素の人間としてのコミュニケーションができるのがかなり楽しいとこなのです。

(「社会人」という概念がないので。良くも悪くも)


ハンガリー人に間違われることがフツーになった!

本当によく間違われます。外見がとても似ているらしいです。

ハンガリー人にハンガリーで間違われるのもびっくりですが、

クロアチアとか外の国でクロアチア人に「ハンガリー人やんな?」と確認されます。

ハンガリー人顔になってきたんかなー。


さようならも「ハロー」

前に紹介したかもですが、ハンガリー語でこんにちはもさようならも「シアー」、

で特にさようならの時に「ハロー」というのが基本なんですね。

ということで同僚と別れる時は毎日「ハロー」「ハロー」言い合います。

全く違和感がなくなりました。


ハンガリー界隈にちょっと詳しくなった!

日本育ちのロシア人なのでハンガリーとかバルカン半島とか東欧とかにそんなにゆかりが

なかったのですが、けっこう知識が増えたのが面白いです。

ハンガリーの伝統模様も分かるようになったし、

マケドニアとアルバニアとモンテネグロの位置も分かるようになったし

400年前のトルコ人のハンガリー侵入とその影響まで分かるようになりました。


新しい知識の吸収はとどまることを知りません。

この間、スロバキア人の友達と飲んでいた時にスロバキア流早く酔う方法を教えてもらいました。


スポンジを用意します。

スポンジにウオッカをしみ込ませます。

スポンジの上に座ります。(何も着用しないのが望ましい)

アルコールが胃を介すことなく直接血中に回ります。

酔います。


使用することはなさそうですが、この「酔い」に対する気合いは圧倒です。



住めば都、を痛感した!

 気がついたらすごく好きになっていました。 


緑が多いとことか、歴史のある重厚な建築が多いとことか、

その割に気さくな雰囲気とか。

ハンガリー自体が素晴らしいところという話もおおいにあるのですが、

どこでも住んで、ちょっと根をはって、ちょっと常連になってみたりすると

すごく良いとこなのかも!


「こんなにも世界は美しいのに、自分の居場所を特定しちゃうのはもったいないやん?」

と言って旅立っていた友達の名言で締めくくりつつ。

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