この間、ブダペスト議員の選挙がありました。

市民の印象をよくしようと候補者たちはブダペスト市のあちこちを掘り起こし出しました。 

緑色あふれるキレイな公園が今じゃ完全に工事現場と化しています。

公園をいったいどうしたいのか、不明なままです。


選挙当日、折しもブダペストマラソン当日と重なり(なんとかならなかったのでしょーか?)

投票者がどれくらい集まったのか分かりませんが、

しばらくするとまちのあちこちに貼ってあったポスターに

「サンキュー」のシールが貼られているのを目撃できるようになりました。

当選したんでしょうね。(´・ω・`)


この季節のハンガリーのもう一つのイベントは10月の連休〜

取得したはずの夏休みが遠くに流れ去り(このブログ的にはまだ最中だけど)

冬休みまではまだ踏ん張らないといけない中で

ちょうど良いタイミング!よいよい。


何の祝日かあまり考えることもなく連休を喜んでいたら

祝日前日に何の連休かを知りました。


「力を合わせて、ソ連に立ち向かった日」 または 「革命記念日」


50年前の1956年、ぐいぐいコントロールしようとするソ連に対して

ハンガリー人が「いやだーーーー!!!」と抵抗をしたのでした。

この祝日の日は「社会主義犠牲者博物館」みたいな施設への入場も

無料になったりするらしい。忘れるなかれ、と。


そんなことを嬉々と話してくれるハンガリー人同僚。


…でも私、ソ連出身だから革命を起こされた側(いじめっ子側)なんよねー…( ・Д・)


前置きが長くなりましたが、連休ということで、

恒例となりつつある(?) 車の旅に出ることにしました。ヽ(・ε・)人(・ε・)ノ


今回はあまり行かない西の方に向かうことに。

短い間に車の旅エキスパートみたいになりつつある私たちですので (国境越えを中心に)

今回はせっかくなので私たちの旅グッズを紹介したいと思います。  


その1

二人の荷物 これ、4泊5日分かつ二人分。

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荷物整理とか管理とかがわずらわしいので基本的に荷物は少なめ主義。 

そして二人ともどんどん忘れ物をする。

2週間の旅に歯ブラシを忘れたり(これ、私)

ギリシャの海に入りにいくというのに水着を忘れたり(これ、旦那様)

そんなことは気にせず、せっかくなので現地調達をしよー主義。 

マケドニアのシャンプーとかブルガリアの水とかギリシャの派手水着とか。

それぞれに味があって良い経験。


その2

サラエボで購入した枕!

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長時間の運転で痛くなった腰に寄り添って癒してくれる優れもの。

最近は柔らか過ぎるホテル枕の代用選手としても登場する傾向にあります。


その3

現代っ子必須アイテム、PC

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長時間の車移動は暇だと思いがちだと思いますが、

そして実際わりかしそうなのですが、

私たちは変わりばんこに運転をするので、

運転をしていない人は助手席で執筆活動をしたり(はかどる)

世界遺産とか国宝とかを特集する雑誌をぱらぱら見たり(これ、私)

地球の歩き方を隅々まで読み込んでいたり(これ、旦那)

すやすやと夢の世界にいっていたり(これ、私)


意外といろいろできるもんですね。


グッズ紹介に脱線しましたが、今回の目的地はそこそこ遠い

チロル地方とリヒテンシュタイン。

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チロルときいて思わず牛柄のチョコレートが思い浮かんだ方、 

アルプスに近いオーストリアの西の地方のことです。

因みにリヒテンシュタインは世界で6番目に小さい国なのです。.。゚+.(・∀・)゚+.゚


仕事終わってからその足で暴風雨の中出発致しました。

折しもヨーロッパはちょっとした寒波に見舞われておりまして。

北上予定としてはちょっと気になりつつも北西方面に舵を切ったのでした。いえい!


最初の目的地はインスブルック。

チロル地方のわりと大きなまちでアルプス山脈から涌き出す水を使っているので、

そこら中ミネラルウオーター! シャワーもミネラルウオーター(らしい)!

これはテンションあがる。


道中、ずっと暴風雨は続く。

雨と水しぶきのもやの中からうっすらと見える雪をかぶった山の尾根。

途中まで平和に緑の草に気温8度だったのに

どこかの峠を越えたあたりから急に青い草に白い雪がまぶされていて 気温1度。

不安感高まる。


どんどん雪国になっていって。 あれ?紅葉を楽しみにいったはずやのに、

思ってたとちゃう〜 という意見もチラホラ出てき始めました。

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めげずにどうにか着いたインスブルックで

早速ミネラルウォーター(水道水)を飲んでみました。


確かに変な味はしないけど、本当にミネラルウォーターなのかな?

そういえば、検証するのにちょうどいい実験台がありました。


お腹の弱い旦那樣です。


水道水を飲ませてみよー。そうしよー。


約3時間後に旦那樣は順調におなかを壊しましたが、

これはお昼に二人で飲んだワインのボトル1本効果かもしれないということで 実験不成立。

またもや酒を優先してしまいました。(* ̄∇ ̄*)


観光に戻りましょー。


チロルの州都、インスブルックの名産はなんやろなーと思ってたら

どうやらブロック肉でした。

これを生ハムみたいにうすーく切って、チーズと合わせてパンにはさむのです。じゅるり。 

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インスブルックは四方八方を高い山に囲まれたおもちゃみたいな街です。  

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まちはすっかり冬の気配で四方八方を厚い雲に覆われていて 

どうせ景色も見れないのでゴンドラに乗って山に登るのを断念。

山の上は1.6mの雪がつもっているらしい。

完全に冬です。  

ふもとはかろうじて秋。

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冬以外に言及しておきたいのはばっちりドイツ語圏ということ。 


まず、清潔。笑


フランス語圏がアーティスティックでちょっと地に足が着いていないとしたら

ドイツ語圏はしっかりがっちりそしてアットホーム、そんなイメージ。なかんじがする。

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服装もフランス語圏がオシャレコートにスカーフを巻いているとしたら

ドイツ語圏はシャカシャカ素材の服に歩きやすそうなスニーカー。

これ、鉄板。


これこれ!というカップルをみつけたのでこっそり撮ってみたりする。

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でも私はドイツ語圏っぽい雰囲気の方が落ち着くかなー。 

食中毒になるとか、いきなりバスが来ないとか、

日常の冒さなくてもいい小さな危険がないし。


夜になってまちのあちこちに灯りがともり出すと

ますますおもちゃのまちみたいになっていくインスブルック。

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と同時に、山から降りてくる冷気でおもいっきり冷え込むため、 

出歩くのはあきらめて私たちは冬眠並の睡眠に入ったのでした。


次々はいよいよリヒテンシュタインに向かいます。

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