へい、どうも旦那です。
先日奥様が街で広告を見てきたらしく
「今度アイスホッケーでも見に行かん?」と言い出しました。
実は、一部ヨーロッパではアイスホッケーは人気のウィンタースポーツで、
特に北欧なんかはアイスホッケー強いですしチェコやスロバキアとかも強いです。
ドイツも、サッカーのイメージが強いと思いますが、
実はアイスホッケーもそこそこ人気があるそうです。
ちなみに2016年の世界ランキングトップ10はこんな感じです。
ドイツは10位なんですね。
奥様のロシアは2位です。
実は僕たちは以前一度学生時代にモスクワで試合を見に行ったことがあるんですが、
めちゃくちゃうまいスケーティング、
華麗なスティックさばき、
目まぐるしい展開、スピード感、
そして何より常に体当たり連発、一触即発、乱闘多発のエキサイティング感、
「なにこれ、めちゃくちゃかっこえぇやんこのスポーツ」
と、一気にアイスホッケーが好きになりました。
そこから次の観戦の機会を伺っていましたが、伺っている間に30になってました。
「まぁせっかくベルリンおるんやしよーし、ほなら久々にアイスホッケー見に行くか!」ということになりました。
で、行くなら予約せなあかんなということで、
まずはそもそもベルリンにどんなチームがあるのか、そこから調べると
チーム名が判明しました。
その名も「Eisbären BELIN」(アイスベーレン ベルリン)です!
えぇえぇ、
見ていただいたらおわかりかと思いますが、
Eisbär(アイスベア)がドイツ語で白熊なので、
つまり「白熊ベルリン」です。
これは...これはどうなんでしょうか。これはかっこいいんでしょうか。
明言は避けますが、確実に怪しいライン上にいますよね。
でも牙剥き出しできてますからね、強そうですね!
実際、2005年以降の12年間でなんと7回も優勝してるようで、2010年はヨーロッパチャンピオンに輝いているめちゃくちゃ強い名門チームみたいです。
きっとちゃんとアイスホッケー知っとる人からすると、
「え?白熊ベルリン知らんの?」っていう感じなんでしょうね。
ちなみに関係ないですが僕は個人的に白熊がけっこう動物として好きなんで、
「これはまぁ素直に居住地のベルリンを応援という感じでいこかな」と思いながら対戦相手を見て愕然としました。
その名も
「Fischtown Pinguins Bremerhaven」(フィッシュタウン ペンギンズ ブレーマーハーフェン)です!
いや、完全に名前はもうダサいと言わざるを得ないんですが、
ちょうどいいダサさというか、フィッシュタウンというのがなんかいいですよね。
僕は個人的にはペンギンも好きなので、
これはどっちを応援するか悩みどころです。
しかも見てください、
このブリーチしてきた金髪に鋭角なまゆげ、赤いカラコン、シャープに研いだクチバシ、
こんなもん殺人ペンギンやないですか。
確実にルッカリーのボスですよこいつ。
「他のペンギンは知らんけど、おれはかわいい路線ちゃうから」
そんな感じのヤバい空気を纏っているペンギンです。
これはペンギンズ応援するのもあるな~
でも白熊も捨てがたいな~
と奥様と悩んでいたのですが、
僕たちはこういうときはニワカファンなのを活かして
「どっちも応援してどっちも楽しい」作戦でいくことにしています。
今回もそうしましょう。
で、公式サイトからチケットを予約しました。
そいでもって当日、
ベルリンの東側にあるメルセデスベンツアリーナに向かいます。
ここです。
会場前にはものすごい人だかりができています。
ビール片手のおっさんお兄さんと一緒に入場して席に向かいます。
会場の中にはマスコットキャラがいました。
こういうのってなんか普通2足歩行でデフォルメされたかわいらしい着ぐるみなもんちゃうの?
マスコットキャラで初めて4足歩行のガチ志向のやつを見ました。
さて、席に着くとちょうど選手入場です。
選手が入場するたびに火がでます!
MCも曲もめちゃくそうるさいです!
会場ではそんな騒音から子どもを守るため、防音パッドを貸し出してます。
さーて選手も揃ったので試合開始です。
さて、試合が始まったわけですが、
まず我々ニワカ勢が真っ先に把握しないといけないことは、
今自分が座ってるサイドがどっちサポーターサイドかということです。
アイスホッケーはホンマに乱闘当たり前のスポーツで、
5分に一回ぐらい審判が止めに入るような小競り合いが起きるようなスポーツなんですが、
サポーターも血の気が多い人が多いです。
相手サポーターに囲まれた真ん中で自分のチームを応援しようものならガチでえらいことになります。
上の写真のように、
自分たちから向かって左側にコアな白熊応援団の一団がいて、
自分たちも左側だったので
(白熊サイドかな?じゃあ建前は白熊ファンで、ペンギンは心の中で応援しよう。)
と思っていると、
割とあっと言う間に白熊がゴールを決めました!
会場が揺れるほど沸き上がってみんな総立ちになります!
そのときの様子がこちら。
どうやら点を決めたらみんな立ち上がってマフラーをグルグル回すというのがお作法のようです。
そのあと、わからなかったんですが何個か掛け声をかけたあと、
MC 「白熊は~?」
観客 「1点!!」
MC 「ペンギンは~?」
観客 「0点!!」
と定型文的に現在の点数状況を叫ぶというのもお作法のようです。
で、これでわかったんですが、
どっちサイドとかなかったです。
会場全体が全部白熊ファンでした。
たいていこういうのはアウェーといえども一定数のコアなファンが駆けつけて応援しているものなんですが、
この日は全部白熊サポーターでした。
これはもうペンギンとか口に出そうものならえらいことになりそうです。
というか、応援団の場所以外は意外とそんなにうるさいエリアはないのに、
なぜか僕らの後ろには叫び散らかしてるうるさいサポーターが集まっています。
ハンガリーでF1見たときもそうでしたが、僕らはなぜかスポーツ観戦にいくと周りを熱狂的なファンに囲まれる傾向にあります。
さて、開始早々点を決めて好調な滑り出しの白熊ですが、
ここでなんと応援団がズラズラと退場します。
そしてなにやら大きな横断幕が。
お隣の観客に何が起こったのか聞くと、
どうやらなにかファンがチームに抗議をしているらしく、
そのためにこうやって観戦ボイコットをしているとのことです。
ちょっと記事を調べてみたんですが、
ドイツ語の元記事をGoogle翻訳で読んだのであんまわからんかったんですが、
何やら最近の白熊ベルリンの試合運びにファンが納得してなくて、
それに対する抗議とかなんかそういう喝を入れているということのようです。
チーム思いで、だからこそ厳しい、そんなファンみたいですね。
ちなみに彼らは第二ピリオドから戻ってきました。
しれっと第二ピリオドとか言いましたが、
みなさん、アイスホッケーのルールとか人数、プレイ時間とかってご存知でしょうか。
まず時間ですが、
アイスホッケーはピリオドと呼ばれる単位で試合が区切られていて、
1ピリオドが20分間、合計3ピリオドの1時間の試合時間で、セット間に15分の休憩があります。
ちなみにサッカーと違ってプレーが行われていないときは時計が止まります。
プレイ人数はフィールド上に6人で、ベンチには22人まで入ることができて、
試合中はいつでもいくらでも交代しておっけーです。
実際、アイスホッケーはかなり体力を使うらしく、数分毎ぐらいの頻度で交代しているそうです。
で、ルールなんですが、
基本的にはパックと呼ばれる黒い塊をスティックで打ってゴールに入れるという単純なものなんですが、
ちょっとおもしろいルールが、
相手をしばくとか、スティックでたたくとか、蹴るとかひっかけるとかまぁその手の行為をすると
懲罰ボックスに2分間(ひどいと5分間とか)閉じ込められるというものです。
その間は1人少ない人数でプレーしなければなりません。
この日も幾度となく小競り合いがおき、
3回に一回ぐらいは「おまえ今のはほんまにあかんやつやで」となり、
こんな感じで懲罰ボックス行きになっていました。
ちなみに反則の一つにおもしろいのがあって、
アイスホッケーは体当たりおっけーなんですが、
3秒以上助走をつけて体当たりすると反則らしいです。
そんなこんなで試合を観戦しまして、
結局この日は白熊が調子がよく、
MC 「白熊は~?」
観客 「4点!!」
MC 「ペンギンは~?」
観客 「0点!!」
というところまでいったところでペンギンが1点返して、
結局最終スコアは4-1で白熊が勝ちました。
なかなか盛り上がって良い試合やった気がします。
みなさんもドイツに来たら是非一度観戦してみてください。
先日奥様が街で広告を見てきたらしく
「今度アイスホッケーでも見に行かん?」と言い出しました。
実は、一部ヨーロッパではアイスホッケーは人気のウィンタースポーツで、
特に北欧なんかはアイスホッケー強いですしチェコやスロバキアとかも強いです。
ドイツも、サッカーのイメージが強いと思いますが、
実はアイスホッケーもそこそこ人気があるそうです。
ちなみに2016年の世界ランキングトップ10はこんな感じです。
1 | Canada | 3495 | 0 |
2 | Russia | 3380 | 0 |
3 | Finland | 3355 | +1 |
4 | USA | 3290 | +1 |
5 | Sweden | 3275 | -2 |
6 | Czech Republic | 3210 | 0 |
7 | Switzerland | 2910 | 0 |
8 | Slovakia | 2870 | 0 |
9 | Belarus | 2820 | 0 |
10 | Germany | 2815 | +3 |
ドイツは10位なんですね。
奥様のロシアは2位です。
実は僕たちは以前一度学生時代にモスクワで試合を見に行ったことがあるんですが、
めちゃくちゃうまいスケーティング、
華麗なスティックさばき、
目まぐるしい展開、スピード感、
そして何より常に体当たり連発、一触即発、乱闘多発のエキサイティング感、
「なにこれ、めちゃくちゃかっこえぇやんこのスポーツ」
と、一気にアイスホッケーが好きになりました。
そこから次の観戦の機会を伺っていましたが、伺っている間に30になってました。
「まぁせっかくベルリンおるんやしよーし、ほなら久々にアイスホッケー見に行くか!」ということになりました。
で、行くなら予約せなあかんなということで、
まずはそもそもベルリンにどんなチームがあるのか、そこから調べると
チーム名が判明しました。
その名も「Eisbären BELIN」(アイスベーレン ベルリン)です!
えぇえぇ、
見ていただいたらおわかりかと思いますが、
Eisbär(アイスベア)がドイツ語で白熊なので、
つまり「白熊ベルリン」です。
これは...これはどうなんでしょうか。これはかっこいいんでしょうか。
明言は避けますが、確実に怪しいライン上にいますよね。
でも牙剥き出しできてますからね、強そうですね!
実際、2005年以降の12年間でなんと7回も優勝してるようで、2010年はヨーロッパチャンピオンに輝いているめちゃくちゃ強い名門チームみたいです。
きっとちゃんとアイスホッケー知っとる人からすると、
「え?白熊ベルリン知らんの?」っていう感じなんでしょうね。
ちなみに関係ないですが僕は個人的に白熊がけっこう動物として好きなんで、
「これはまぁ素直に居住地のベルリンを応援という感じでいこかな」と思いながら対戦相手を見て愕然としました。
その名も
「Fischtown Pinguins Bremerhaven」(フィッシュタウン ペンギンズ ブレーマーハーフェン)です!
いや、完全に名前はもうダサいと言わざるを得ないんですが、
ちょうどいいダサさというか、フィッシュタウンというのがなんかいいですよね。
僕は個人的にはペンギンも好きなので、
これはどっちを応援するか悩みどころです。
しかも見てください、
このブリーチしてきた金髪に鋭角なまゆげ、赤いカラコン、シャープに研いだクチバシ、
こんなもん殺人ペンギンやないですか。
確実にルッカリーのボスですよこいつ。
「他のペンギンは知らんけど、おれはかわいい路線ちゃうから」
そんな感じのヤバい空気を纏っているペンギンです。
これはペンギンズ応援するのもあるな~
でも白熊も捨てがたいな~
と奥様と悩んでいたのですが、
僕たちはこういうときはニワカファンなのを活かして
「どっちも応援してどっちも楽しい」作戦でいくことにしています。
今回もそうしましょう。
で、公式サイトからチケットを予約しました。
そいでもって当日、
ベルリンの東側にあるメルセデスベンツアリーナに向かいます。
ここです。
会場前にはものすごい人だかりができています。
ビール片手のおっさんお兄さんと一緒に入場して席に向かいます。
会場の中にはマスコットキャラがいました。
こういうのってなんか普通2足歩行でデフォルメされたかわいらしい着ぐるみなもんちゃうの?
マスコットキャラで初めて4足歩行のガチ志向のやつを見ました。
さて、席に着くとちょうど選手入場です。
選手が入場するたびに火がでます!
MCも曲もめちゃくそうるさいです!
会場ではそんな騒音から子どもを守るため、防音パッドを貸し出してます。
さーて選手も揃ったので試合開始です。
さて、試合が始まったわけですが、
まず我々ニワカ勢が真っ先に把握しないといけないことは、
今自分が座ってるサイドがどっちサポーターサイドかということです。
アイスホッケーはホンマに乱闘当たり前のスポーツで、
5分に一回ぐらい審判が止めに入るような小競り合いが起きるようなスポーツなんですが、
サポーターも血の気が多い人が多いです。
相手サポーターに囲まれた真ん中で自分のチームを応援しようものならガチでえらいことになります。
上の写真のように、
自分たちから向かって左側にコアな白熊応援団の一団がいて、
自分たちも左側だったので
(白熊サイドかな?じゃあ建前は白熊ファンで、ペンギンは心の中で応援しよう。)
と思っていると、
割とあっと言う間に白熊がゴールを決めました!
会場が揺れるほど沸き上がってみんな総立ちになります!
そのときの様子がこちら。
どうやら点を決めたらみんな立ち上がってマフラーをグルグル回すというのがお作法のようです。
そのあと、わからなかったんですが何個か掛け声をかけたあと、
MC 「白熊は~?」
観客 「1点!!」
MC 「ペンギンは~?」
観客 「0点!!」
と定型文的に現在の点数状況を叫ぶというのもお作法のようです。
で、これでわかったんですが、
どっちサイドとかなかったです。
会場全体が全部白熊ファンでした。
たいていこういうのはアウェーといえども一定数のコアなファンが駆けつけて応援しているものなんですが、
この日は全部白熊サポーターでした。
これはもうペンギンとか口に出そうものならえらいことになりそうです。
というか、応援団の場所以外は意外とそんなにうるさいエリアはないのに、
なぜか僕らの後ろには叫び散らかしてるうるさいサポーターが集まっています。
ハンガリーでF1見たときもそうでしたが、僕らはなぜかスポーツ観戦にいくと周りを熱狂的なファンに囲まれる傾向にあります。
さて、開始早々点を決めて好調な滑り出しの白熊ですが、
ここでなんと応援団がズラズラと退場します。
そしてなにやら大きな横断幕が。
お隣の観客に何が起こったのか聞くと、
どうやらなにかファンがチームに抗議をしているらしく、
そのためにこうやって観戦ボイコットをしているとのことです。
ちょっと記事を調べてみたんですが、
ドイツ語の元記事をGoogle翻訳で読んだのであんまわからんかったんですが、
何やら最近の白熊ベルリンの試合運びにファンが納得してなくて、
それに対する抗議とかなんかそういう喝を入れているということのようです。
チーム思いで、だからこそ厳しい、そんなファンみたいですね。
ちなみに彼らは第二ピリオドから戻ってきました。
しれっと第二ピリオドとか言いましたが、
みなさん、アイスホッケーのルールとか人数、プレイ時間とかってご存知でしょうか。
まず時間ですが、
アイスホッケーはピリオドと呼ばれる単位で試合が区切られていて、
1ピリオドが20分間、合計3ピリオドの1時間の試合時間で、セット間に15分の休憩があります。
ちなみにサッカーと違ってプレーが行われていないときは時計が止まります。
プレイ人数はフィールド上に6人で、ベンチには22人まで入ることができて、
試合中はいつでもいくらでも交代しておっけーです。
実際、アイスホッケーはかなり体力を使うらしく、数分毎ぐらいの頻度で交代しているそうです。
で、ルールなんですが、
基本的にはパックと呼ばれる黒い塊をスティックで打ってゴールに入れるという単純なものなんですが、
ちょっとおもしろいルールが、
相手をしばくとか、スティックでたたくとか、蹴るとかひっかけるとかまぁその手の行為をすると
懲罰ボックスに2分間(ひどいと5分間とか)閉じ込められるというものです。
その間は1人少ない人数でプレーしなければなりません。
この日も幾度となく小競り合いがおき、
3回に一回ぐらいは「おまえ今のはほんまにあかんやつやで」となり、
こんな感じで懲罰ボックス行きになっていました。
ちなみに反則の一つにおもしろいのがあって、
アイスホッケーは体当たりおっけーなんですが、
3秒以上助走をつけて体当たりすると反則らしいです。
そんなこんなで試合を観戦しまして、
結局この日は白熊が調子がよく、
MC 「白熊は~?」
観客 「4点!!」
MC 「ペンギンは~?」
観客 「0点!!」
というところまでいったところでペンギンが1点返して、
結局最終スコアは4-1で白熊が勝ちました。
なかなか盛り上がって良い試合やった気がします。
みなさんもドイツに来たら是非一度観戦してみてください。