皆様こんにちは、奥様です。

突然ですが、私は人生で1度だけクラブ(←踊る方の)への入場を
断られたことがあります。

その事件についてはこちらで詳しく述べております。

この間、私の妹が遊びに来まして、
「イケてるクラブに行きたい」とのご希望を頂きまして、

ならば、あの断られたクラブがかなりとがってるし、
あそこに再度チャレンジするかということで行くことにしました。

クラブの正式名称は「Berghain & Panorama bar」
クラブに大変お詳しい旦那さんのITエンジニア仲間の丁寧なご解説によりますと、

音楽の種類:
Berghainはゴリゴリのダークテクノ(低音が厚い)
Panorama barはちょっとハウスよりでメロディアル
エントランスで弾かれる可能性:有(結構厳しい)
特徴: クラブの中でフロアがBargainとPanorama barに分かれてる。
中で(普通の)アイスが売っている(お薬のほうではないです。)
もともとゲイのクラブなのでLGBTの人多め。弾かれる人も多数。
黒目の服でキャピキャピせずクールな感じで行くと入りやすいという噂も。
早朝5:00 - 6:00だと並ばずに入れる。


とのことです。

最後の一文にご注目下さい。早朝は並ばずに入れる!
というのも、金曜から月曜の朝までノンストップで営業をしているからなんですね。
※土曜の12時でいったんストップするとの情報もあります。

私は子育てタイムで生きているのでしょーじき夜中の3時とかまで
遊ぶ気力も体力も欲求もない今日このごろです。
しかもこのクラブはけっこう治安が悪いエリアにあるので
女性2人で丑三つ時にそのあたりをうろつくのも嫌だな〜と思っていたところ。

ならば、早起きして早朝にいけばいいじゃない
完璧なソリューション

ということで、人生で初めてクラブに行くために朝4時に起きます(かなり辛い)
アドバイスに従い、黒目の服を着ます。
半年ぶりぐらいに化粧して髪の毛をおろします。
(↑お子さんにひっぱられるので毎日イケてないポニーテールの私)
妹に「十分にイケてない!また弾かれるで!」と言われ、
スカートを強制支給されます。
眠いし、何も考えられないので、おとなしくスカートをはきます。

朝5時、いよいよ出発です。
因みにベルリンは金曜土曜のウィークエンドは電車が24時間動いているので
リーズナブルにメトロ移動です。

着いた先の駅はまぁいつも通り治安が悪く、
ホームレスちっくな人、ヒッピーちっくな人、薬やってそうな人が
朝5時過ぎから元気に活動しています。
(うちは西ベルリンですが、その駅は東ベルリンです)

自前の音響装置(電子レンジぐらいの大きさ)を担いで、
ゆく先々をクラブミュージックで満たしていく人たちもいます。
足もとがふらついているのは装置の重さなのかドラッグのせいなのか。

行くところは一緒かしら?とか思いながら微妙に彼らを避けつつ進みます。
早朝でもかなり安全とは言いがたい雰囲気です。

いよいよ、倉庫みたいなクラブが見えてきました。

入るにあたり、十分にイケてる雰囲気を出せているのか非常に懐疑的なままの私は
クラブに入れる確率は30%ぐらいちゃうかな〜と思ってました。

本当は夜10時にしっかり就寝して睡眠を確保したのに
頑張っていかにも一晩中踊ってました〜の雰囲気を醸し出します。

説明通り↑一切並ぶことなくすすっと守衛のところに進むと、
一瞥されただけで中に入れました。

え(゚Д゚≡゚д゚)
まさかの成功?!Σ( ̄ロ ̄)

あっけないぐらい、すっと中に入れました〜〜〜 (´▽`)

リベンジ成功〜〜〜(・∀・)

中で写真が撮れないようにケータイのカメラに強制的にシールがはられ、
いよいよスタートです。

入れたのは第一関門でしたが、早くも次の関門到来です。

トイレに行きたい…

が、トイレに行くのがこわい…

こういうクラブのトイレって中で薬やってたりとか、
激しくイチャイチャしていたりとかするというウワサ…ひーー(/TДT)/

何十年ぶりかに妹にトイレについてきてもらいました(・∀・)アハ

案の定、トイレは男女の区別なく(悪意を感じる)
床から30センチぐらいの高さまでしかドアはなく
入っている人の足が見えます(いよいよ悪意を感じる)
そして、その足を観察したところ、
50%ぐらいの割合で2人でトイレに入っている人が見受けられます。

まぁでもそれぐらいで、特に想像していたヤバい光景にあうことはなく、
スッキリしたところでいよいよ踊ろうかなということになりました。

踊るのは二の次で人間観察がかなり面白かったですが。
カメラにシールを貼られているので口頭でしかお伝えできませんが、

まずは数人の男性が上半身ハダカ、下半身ピチり気味のズボンで踊っています。
これは確実にゲイの方かつ相手募集中のようです。
見ているとあっというまに三角関係が出来上がっておりました。
三角のうちの一人は泥酔でそそくさとリタイアしたので
気があった残り二人がトイレ方面に消えていくのを見届けました。

それからアロハシャツにアフロ(←なぜか妹のタイプ)の人が
金髪坊主、ピアス、スーツというマフィアちっくなイケメンとつるんでいます。
関係性というか共通項がイマイチ見えません。

ノーブラタンクトップ、刺青だらけに剃り上げた髪の毛のおねーちゃんが
踊っています。クラブに週2は行くね、というかんじです。

そうかと思うと、ふつーの中年のおっちゃんおばちゃんもいたりするので
ヨーロッパのクラブ文化は本当に生活に浸透していますね。

踊るフロアの横にベンチがあったのですが、それを見た私は目を疑いました。
幻覚を見たんじゃないかと思ったからです。
ここからは皆さん、想像力をはたらかせて頑張ってついてきて下さい。

ベンチにわりかし太っていて大柄な男性と豊満で小さな女性が座っています。
二人とも、ブラ、ギリギリラインのミニスカ、アミタイツです。
女性は豊満過ぎて胸が8割方出ています。
男性はロンゲのカツラをしています。
立ち上がった時にこの男性がTバックであることが分かりました。
そんなスカートの短さです(二人とも)

長いこと踊って疲れたので休んでいるという様子だったのですが、
それはもう完全にクラブの闇の中に浮かび上がる
大きいオバケと小さいオバケのコンビ
にしか見えません。

その後、二人は朝焼けの中に消えて行きました…(着替えずにそのまま)

普段、何をしている人たちなのか、なぜその格好をしようと思ったのか、
そしてそのままの格好でいって外でボコボコにされないのか、

気になることが尽きません。

私の妹はニューヨークに住んでいたことがあり、
そんな妹からみてベルリンのクラブでのみんなの格好は
ニューヨークとはだいぶん違っていたそうです。

ニューヨークはヒールをはいたりして気合を入れた格好をするらしいですが、
ベルリンは普段からはいているズボンにスニーカー、
上だけいつもよりちょっと露出多め、ぐらいでけっこう普段着でした。

ダサいとかを通りこして、ラフというか自由というか。
それがかっこいいというか。

それがけっこうベルリンのまちの雰囲気を体現しているような気もします。

この日はフロアが一つしかあいておらず、いろんな人みれたし、
踊れたし、もうええかなということで朝8時に帰路につきました。

空気が新鮮、光がまぶしい。

外のまちの危険なにおいはぐっと減り、
普通の週末の朝のまちっぽくなっていました。
音響装置の人たちも寝床に入ったのでしょうか。

朝8時の帰り道にこれからクラブに向かう男性3人組に呼び止められました。
二人は屈強な身体つきでサングラスをかけていて、
一人は小さくてやたらと耳を防寒しています。
「中が盛り下がってるから帰ってるの?おれら中に入れてもらえるかなぁ?」
ときかれ、
「寝に帰るだけだよ。盛り上がってたよ。入れるんじゃない?」
と答えたけど、
耳防寒メンバーのせいで入り口で弾かれるんちゃうかな?
と心の中で思ったのでした。

日本のクラブはたぶん20代前半とかの人中心だと思うけど、
ヨーロッパでは本当に浸透している遊び方で
(日本でいえば、カラオケに行くぐらいのノリ)
クラブに来ている人たちも30代とか40代とかぜんぜんいました。
(家庭持ち、さらに子持ちの人はとてもいなさそうだったけど)

ドイツ人の友達に
「大学生とかの時に私はクラブに行かない!という断固とした主義の人とかいるの?」
ときいてみたところ、
「いないね。皆無だね。行くのマストだね。」
と言われました。

踊るの苦手でも行かないといかんとこらしいです。

それはそれでちと辛いな。

中も見れたし久しぶりに踊れたし私はかなり満足でした
やっぱり自分のライフステージ的にあまりフィットするところではなかったかな。

えぇ、睡眠第一のおもんない大人になってます。

妹は朝からショットを4杯飲んでまだ現役な雰囲気でした。

帰ってきたらお子さんがちょうど朝のお昼寝に入ったとこだったので
便乗して一緒に寝ました。ふとん最高。

ほなでは〜