育児休暇から復帰してもうちょいで1年なので
軽くレビューしてみようかなと思います。
折しも、会社の方でも育休フォローアップ研修があったので合わせてその話も。

因みに、その研修によると、復帰してから1年間辞めずにいた人は
その後も勤め続ける傾向にあるので、この最初の一年間が重要だそうな。
まぁ、確かにこれ以上無理やなと悟るには一年もいらんよな。

今回は私の当初の懸念と実際どうだったかの話と
最後にこの育休フォローアップ研修の内容についてもちょっと紹介しようと覆います。

~~私の話~~

当初の懸念 とりあえず、仕事もろもろで追い詰められて家が崩壊

⇒ 結果:家電フル稼働で家崩壊せず。

以前にも紹介したのですが、我が家は外に洗濯物を干すことはなく、
ひたすらに乾燥機です。シワとか縮むこととかには目をつぶりまくりです。
掃除機はかけれそうなタイミングがあればかける。無理ならあきらめる。

料理も嫌になるかなと思ったのですが、
最高に使い勝手の良いヘルシオさん
超手軽で美味しい料理ばっかり提案してくれる山本ゆりさんのおかげで、
料理のハードル低めで続けれてます。

私は起きたら朝ごはんの準備をしながら同時並行で晩御飯の下準備をしているのですが
(どうせまないたと包丁を出してくるし)
時間が限られているので、逆にちゃっちゃと済んでいく、気がする。
横でブロッコリーか何かをゆでながら、朝のフルーツと晩の味噌汁の具をきざむ
そんなかんじです。

土日の料理は旦那さん担当です。煮物が大変得意でいらっしゃいます。
この折半も大事と思われます。

因みに個人的に子供をもったあとの思わぬ「副作用」は調理への興味が格段にあがったこと。
すごく上手だとか、手の込んだものを作るとかそういうことは全くないのですが、
手軽においしく作れた時の達成感はかなりあります。
地味なストレス発散。
普段がパソコンに向かう仕事なので、手を使って何か作るという活動が気分転換です。

私は料理をするのが苦痛ではないですが、
知り合いのワーキングマザーで料理が苦痛なことを潔く認め、
タスカジに週一で来てもらって一週間分作ってもらっている人もいます。
この潔い切り捨ては精神衛生上も良さそうなので
料理を作るかどうかは現代の世の中では趣味の域になっていたりもする、のかも。
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当初の懸念 子供が病に倒れまくってめっちゃ病欠の波に巻き込まれる

⇒ 結果:半休対応と病児保育でセーフ。

まず、思ったより子供が身体強め(あくまで比較的)
でも四半期に1回ぐらいは熱を出します。
出張の時に限って倒れたりもします。

そんな時は私半休+旦那さん半休で対応。
半日でもいけるだけでだいぶ違う!
軽く打ち合わせしたり、必要最低限は少なくともできるのです。

あとは、この素晴らしい地域に住んでいるので、地域の病児保育も使ったりします。
お医者さんと看護師さんのモニタリング完備でめちゃ安心です。

完璧ではないかもしれないけど、
なんとか綱わたってはいっています。


当初の懸念 とりあえず仕事についていけない事態になる

⇒ 結果:意外とやりくり可。

これは実は総合職かつ営業というのが功を奏している気がします。
営業なのでお客さんに会いにいくのが大事(=出張がある)ということで、
そこは育児との両立が大変なところではあるのですが、
逆に言えばオフィス外でもお客さんとしっかりコミュニケーションを
とれていればなんとかなったりします。

帰りの電車でメールをみて返したり、
子供を寝かしつけて海外のお客さんと少し電話をしたりとか
意外にも仕事の性質上、時差があるからこそできるというかんじです。

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ところで、

ここまで書くと、なんだかものすごく順調かのようですが、
もちろんうまくできていないこともあります。

例えばネットスーパーを活用予定だったのですが、
結果はコープに登録するも今に至るまでほぼ活用できておりません。
何が問題って、私はカタログをみるのが限りなくめんどくさい…。
そして大量のカタログが紙面で届くのがもうすでにストレス。

スーパーだったら歩いていろいろみているうちに料理がおもいつくのですが、
カタログだったらなーんにも思いつかん。

世の中の人たちは、この問題どうしているんだろうか…。

もう一つできていないことは
朝活。
やりたいことは本当にいろいろあるのですが、
そのために早起きすることも頑張れるのですが、
問題なのは子供も一緒に起きてきてしまうこと。
別の部屋で寝ていても、です。

結果、ただの朝から盛大に遊ぶ会(=体力削がれる)になってしまいます。

ということで暫し朝活はあきらめてます。
家族全員でただ寝続けている朝です。
そして起きだした30秒後にはで紹介した朝の料理活動に入ります。

私の話をけっこうポジティブトーンでお伝えしましたが
これは私はすごいぜ、ということを伝えたいわけではなく、
ネガティブな情報の方がキャッチーだし、世の中にあふれているような気がしてるからです。
その中で、意外となんとかなりますよという情報があっても良いんじゃないかと
私は思っています

そもそも職場復帰をした時に掲げた目標は
仕事も育児も自分の好きなことも、どれもあきらめないというそんなもの。
結果、意外にもなんとかなってます。
育児は相変わらず5時代に迎えにいき、児童館や公園でちょっと遊んでから帰ってます。
仕事が切羽詰まった時や会議の時は延長して仕事してますが、基本的に回ってます。

そして私にとってとても大事なことは自分の時間を持つこと。

週末のいずれかの日の午後(子供が昼寝している間)、
大好きな美術館や図書館や映画館や温泉に出かけてリフレッシュ。
仕事でも家庭でもない「第三の場所」とか言われますが、
私にとっては自分の趣味と結びつく「第三の場所」はそこら中に散らばっていて
それが大きなエネルギー源です。
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~~復職フォローアップ研修について~~


どうやら目的は育児と仕事を両立する状況を俯瞰して眺め、
ケーススタディーを通じて自分の抱えている問題に対して解決の糸口を探す
といったかんじでした。

個人的に改めて整理をされて「ほほー」と思ったキーワードは以下の2つで
自分の言葉でそれについてちょっと解説します。

 仕事の無限定性
⇒ 特に日本では、「いつでも」「どこでも」仕事に対応することが
少なくとも正社員の総合職にたいがい求められる働き方。
これができていると「組織の正当な一員」と認められ、
できていないと「完全な組織の一員」にはなれない。

でもこれは、仕事を第一優先に生きていける人しかできないもので。
育児とか介護とかある人にはまず無理で。

この「無限定性」がない仕事環境が欧米だったりします。
誰も「無限定性」を求められないから、
全員がちゃんと「組織の正当な一員」でいることができる。

日本は今後、このアンチ「無限定性」に舵を切れるのか。

 働きやすさ+働き甲斐

2つともがあってはじめて女性(そしてたぶん男性も)働き続け、
モチベーションを保てるというお話。

働きやすさは会社のルールとか規則とか。
働き甲斐は仕事の内容にやりがいをもてるかどうか。

働き甲斐がなくて、働きやすさしかないところには
「ぶらさがり」とか、必要最低限しか仕事しない人があらわれる。

働き甲斐はあって働きやすさがないところは、即ちブラック企業。

ごもっともな話ですね。

講師は「育休プチMBA」を立ち上げた方でとても分かりやすいこんな著作もあるので
興味があればチェケラしてみてください

研修内容はしかし、波風をたてないかんじで。
やっぱり「性別役割意識」をいかに脱するかがポイントだと思うのですが、
日本ではこれが根深くて、そこに切り込むことはもちろんこういう研修ではないことですが、
個人的にはそこが本質的な芽の一つで目を向けないといけないことかなと思っています。

分かりやすく言うと、
遅くまで仕事をしている時や飲み会に参加している時に
「お子さん大丈夫なの?」「ご家族は晩御飯大丈夫なの?」とか
きかれたりします。

心づかいであることを承知しつつも、

男性にはそんなこと、一切きかないよね?

と思ったりします。

つまり、大前提として、子供の世話も晩御飯の準備も
「母がすべきこと」という認識になっているわけで、
これが「性別役割意識」に簡単な一例です。

こういうことを気にしだすとキリがないので
意識して盲目になっていますが、
「あたりまえにあるべき姿」ではないと思っています。

最後に今年もアートで工作するイベントに子供を連れていってきました!
今年は次男も参戦。
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できた作品とともに謎のポーズをとる人たち。
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ではでは~~~